尾道のネコはのんびりしているのだ
その夜。
酒を飲んだ後の〆に、たつり~のさんに食堂に連れて行ってもらったのであります。
これが、ホントに言葉通りの食堂。
リノリウムの床に、デコラ貼りのカウンター。赤いストゥール。
ケースに並んだおかずを選んで、飯とカレー汁をつけてもらう。
ここが、すごく良かったのだ。
コロッケとカツの盛り合わせを取ると、ケチャップが出てきた。
広島では、揚げ物にはケチャップが基本なのだそうだ。
煮物が甘い。他のおかずも、すごく甘い。
「これが広島の味。酒も飯も甘いんだよ」と、たつり~のさんはおっしゃる。
こういう店に連れてきてもらわないと、その土地の本当の味は分からないんでありますなあ。
だって、ちょいと洒落た店に入ってみると、全国どこでも同じような味付けだもの。
おかげで、しっかりと広島という土地が、心に刻まれたのであります。
で、翌日は広島をあとにして、尾道へ。
こんな坂道をのぼって。
息が上がってきても、
どんどんのぼって。
尾道ではフリーマーケットも寺の境内なのだ
あちこちにネコがいて。
みんな人なつこかった。
撮影中、肩に乗ってきたやつもいた。
これもネコだな、うん。
ネコだネコだ。
後ろの塔は約650年前のもの。
とにかく、坂道細道が面白い。
不意に見事な庭があったりする。
寺への細道があったりする。
尾道に行ったらハズせないという
ワッフル屋さん。
『茶房こもん』というお店で、
かなり有名みたいです。
とても軽い食感、表面カリリで中さっくり
ボリュームあるけど、ぺろりといけるのだ
このマロンワッフルが550円也
これが尾道ラーメンだっ!(朱華園にて)
背脂がたっぷりと浮き、なんというか...
好きな人にはたまらないらしい、ということで...
総括。
今回の旅で、つくづく思い知ったことがあるのだ。
それは、現地の人に案内してもらう楽しさなんであります。
案内は、その土地を愛している人に頼むこと。
これが肝要。
「ここが原爆の爆心地。風で流されて、予測地点よりもズレたんだよね」
なんてコトまで、教えてもらえる。
変に遠慮しないで、見るべきところはどんどん教えてもらえる。
そんな人に出会って、一緒に観て回ると、旅の楽しみは2倍3倍なんでありますねー。
おわり
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