
ずらっと並んだコントラバス
まさに壮観な眺め!
10月30日・31日・11月1日の3日間、弦楽器フェアが行われたんであります。
会場は皇居そばの科学技術館。近所の友人に誘われて、初めて行ってみたのだ。

バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスからクラシックギター、チターまである。
楽器の材料とか製作道具までも展示販売されてるのだ。
ヤマハなどの大手企業から個人の作り手まで、世界中から集まっている。これだけの規模は世界で唯一らしいです。

中央が友人のタエ嬢。広尾の弦楽器店「フィオリーレ」の代表であります。
楽器の買い付けで年に数回はイタリアへ行くという、とても羨ましいお人。

バイオリンは各国で作られているが、最高峰はやはりイタリアのものだそうだ。
その音色は明るく艶やかで、楽器自体の“鳴り”がまったく違うらしい。
弦楽器というのは、たとえ同じ材料で作ったとしても、製作した人の国の個性が出るんだとか。例えば日本人が作ると音は地味。ドイツ人は固い。中国人はどこかやはり“中国っぽい”音色なんだそうだ。面白いですなァ。

各ブースでは試奏が行われていて、会場全体が弦楽器の音で満たされている。
生の音をこれだけ聴けるなんて、ほかではありえない。この上ない幸せであります。

このほかプロの演奏もあった。福田進一氏のスパニッシュ・ギターが、実に良かったです。
とはいえ、この方を僕は存じていない。ギター界では大変な重鎮らしいのだ。知ってます?