くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

業務連絡 なべよ

2007-09-30 00:33:58 | 日記
 なべよ。
 君からのメールが届いた。
 前回も、きちんと届いているぞ。
 しかし...。
 返信しても、user unknownのエラーが返ってきて、送信出来ていないようなのだ。

 今度は住所、電話などの署名を入れて、送信してくれい。
 当方、それに対して手紙を書く所存でござるぞ。
 やはり手紙が一番、確実でござるな。

 


街の匂ひ

2007-09-25 21:44:47 | エッセイ

2007shibuya1300
落書き二景 若者と...

 街にはそれぞれ、匂いがある。
 そう思いませんか?
 たとえば、僕が青春時代を過ごした、東京都武蔵野市の吉祥寺は、いつも甘い匂いがしていた。
 駅の構内にあるクッキー屋と、アーケード街のソフトクリーム屋からしていた匂いなんであります。
 この匂いは今でも健在なので、

「吉祥寺=バニラの匂い」

 という公式が成り立っているのであります。
 しかし、街によっては、もっと奥深い匂いを発しているところもある。
 たとえば、渋谷。

2007shibuya200
サラリーマンたち

 全国から集まってくると言われる、十代の若者たち。
 彼らはガラムや香水の匂いを発しているけれど、その合間をサラリーマンたちがたくさん歩いている。
 渋谷にも、オフィスはたくさんあるのです。
 そして、渋谷は古くから発展した街。
 タトゥーの店や古着の店のあいだに、どぜう鍋の店やくじら肉の店がある。
 渋谷駅を降りると、それらが渾然一体となって、ある独特の匂いを発しているのであります。
 これが、何とも形容しがたい匂いで、まさに「渋谷の匂い」としか言いようがない。
 渋谷は、僕が初めて社会人として勤めた土地なのであります。

 街によって、さまざまな匂いがある。それを身体が憶えていて、嗅いだ瞬間に、そこで過ごした時間を想い出すことが出来る。
 そういう街を、いくつも持っていることが、生きていることの実感にもなっているなあと、思うのでありますね。