サントリーニ島、イアの夕暮れ
嗚呼。
月日が、矢のように過ぎ去っていく。
そのわりには、やりたいことの半分も出来ていない。今年も盆を過ぎてしまった。
そんな忙しない明け暮れの中、僕は、あのギリシアの海を想い出すのであります。
ギリシアの海は青い。
眺めているこちらの心まで染まりそうな青なのだ。
それでいて、間近で水面を見ると、実は海水に色というものがまったくないことが分かる。
底の岩や砂、貝が透けて見えるほど、海水が澄んでいる。泳ぐ魚も、まるで宙を飛んでいるように見えるのだ。
そして、その海と同じ色の空が広がるギリシア。一度訪れたら、必ずもう一度訪れたくなること必定なのであります。
アテネ空港でプロペラ機に乗り換える
離陸はジェットより加速が味わえるのだ
地中海の島を見下ろす。どこも樹木が少ない
サントリーニ島へ到着。ホテルで迎えに来てくれた
日差しが強烈、暑い! しかし湿気はほとんどない
部屋はこんな感じ
ロフトがベッドルームだ
ロフトから入り口を見たところ
天井が円いのが、サントリーニ建築の特徴
ギリシア訪問は2回目になる。
前回はアテネに滞在し、途中で地中海を巡る一日クルーズというのを体験したのだった。
その時に見た海と空の印象が、冒頭の文章なのであります。その青さは、今回21年ぶりに見ても変わってなかった。
そして、今回はサントリーニ島のイアという街へやってきた。
漆喰を塗った壁と、海と空のコントラストが素晴らしい。
あちこちにハイビスカスとブーゲンビリアが咲いている。
投宿先はホテル・アエスリオ(Aethrio Hotel/oia TK84702 Greece)だった。
こぢんまりとしていて、部屋はそれぞれ離れのように独立した建物になっているのが好ましい。
日本からネットで予約していったのだった。
初日の夕食はどこで食べるか迷うことが多い
ここはメインストリートに面したレストランだ
まずはギリシア風サラダとワインを頼む
タコのフリットに...
イカ焼きはオリーブオイルとレモンで
これも名物、仔羊肉のリブステーキ
味付けも調理法も、とにかくシンプルだ
暮れゆくイアの街並み
メインストリートには様々なショップが並ぶ
サントリーニ島には世界中から観光客が集まるというが、本当にそうだった。
しかしアジア人はまだ少ないようだ。その中では日本人が最も多い。次は韓国人、中国人だった。
みんな、イアには
「世界一美しい夕暮れ」
を眺めに来るという。
イアはサントリーニ島の北西部にあって、西に面した断崖絶壁の上に、白い建物がへばりつくように密集している(冒頭の写真参照)。
その白壁が夕陽の色に染まるのだという。
さあ。
夕食も食べたし、地元の美味しいワインも飲んだ。いよいよその場所に行ってみることにしよう。