
今朝、アルトサックスが届きましたです。
メッキは禿げ、ところどころのネジが緩んでいる。
それに、とにかく、全体がカビ臭い。これはたまらんです。
思いきって入浴させることにする。
無茶してるなーと、自分でも思う。
しかし、まっ、この。
外で演奏していて、さ。
大雨に濡れたと思えばいいではないか。
(いいのか??)

風呂上がりでさっぱりしたサックス君
よく見ると、あちこちで緑青がふいている
こりゃ、本気で手入れしないとダメだなあ
やはり分解しちゃうか?

このネジを抜いたら、もう戻れないような気がする
えいっ、やったれ抜いたれ 思いきって分解だっ
ネジを引き抜くと、見事に真っ黒。
20年分の汚れであります。
管の中にCRCを吹いてやる。
反対側から汚れが出てきたぞ。
しかし、CRCなんか使っていいのかなー
とてもイケナイことしてる気がするなー

やっ、コルクがはがれてしまった
速乾ボンドでくっつけちゃえ
(いいのか? ひやひや~)

あーああ、バラバラになっていく
1カ所やると、他もやりたくなるのだよね
オイルをさして、キーを磨いて...

よし、今日はこのへんで勘弁してやる
(実は途中で技術の限界を感じた)
さっきの反対の手順で取り付け
この小さな針金がバネなんであります

あれ、これ、どうなってたっけ
たしか、つながってたはずだよな...ひぃ

ともかくも、でけました。
途中で銀座のヤマハに出掛けていき、一通りのメンテナンス用品を買ってきた。
無事、音も出ましたです。
なかなかスリリングな体験を味わえました。
音楽を聴くのが好きだ。
もう、すごく好き。
自分好みの曲に出会うと、生きていて本当に良かったと思う。
ジンセーの喜びが5つあるとしたら、そこに間違いなく、音楽鑑賞が入る。
こういう書き方をすると「では他の4つは何か?」というのが少々気になるところだが、今はそこを気にしている場合ではないのだ。
つい最近入手したCDを、今こうしている瞬間にも、聴きたいのであります。
RAH Bandというグループで、1985年に『Clouds Across The Moon』(YouTubeで音が出ます)という曲で大ヒットした人たちだ。
この、ちょいと古めのCDにハマっているのであります。
僕はわりと飽きにくいほうで、一度凝り出すと、とことん集中する。
「もーいいや」となるまで、毎日聴き続ける。

先週末の金曜日は『東京のオペラの森』で小澤征爾の公演があり、上野の東京文化会館まで出掛けていった。
『エフゲニー・オネーギン』というオペラで、舞台も良かったけど、何といっても生の小澤の指揮に感動した。
3幕で合計140分ほどもある演奏なのに、小澤は譜面を見ないで指揮するのであります。
見ないというのは、本当に見ない。そもそも譜面台に、楽譜が用意されてない。これはすごいと思った。
今年度は、何だか、音楽漬けになりそうな予感がする。
このあいだ、ポストに、音楽教室の案内が一葉入っていた。
見れば、家のすぐ近所で行われるというんであります。
早速、申し込みの方向で検討し、講師によるミニコンサート&教室案内というのを見に行った。

バンドを組んで、こんなになっちゃったりして
何の楽器かというと、アルトサックスなのであります。
実家から、かつて妹が使用していたアルトサックスを送ってもらうよう頼んでおいたところ。
折しも季節は春。何だか新しいことを始めたい季節なのでありました。

昨夜のカレーを温め直し、濃いめの出汁をとる
料理の味付けに失敗したとき、カレー味にしてごまかしちゃうという手段がある。
元々のカレーのほうは、人格的にみてもキチンと自立しており、バイタリティーに溢れた立派な人物といえる。
ご飯を伴えばカレーライスとなり、ナンを伴えば本格的インド料理となって、ナン世紀も人々を魅了し続けている。
その、誰からも敬愛されているカレーが、失敗料理の後処理などという業務に関わってくると、とたんにむくつけき人物となる。
「あっ、サラダにカレー粉まぶしちゃったな」
「よくも肉じゃがをカレー味にしてくれた」
と、ときには人々の怒りを買ってしまう場合もあるのだ。
僕はこのあいだ『缶詰blog』のほうで、久しぶりに鯨缶詰を食べたのだけれど、それがなんとカレー味だった。
数年ぶりの、せっかくの鯨肉が台無しであった。
適材適所。優秀な人物をしかるべきポストに置かなかった場合の代償は、とても大きいのである。

茹であげたうどんはよく洗いましょう
しかし、カレーの懐はやはり深い。
他の業態にも積極的に参加し、その身を捧げて新事業を立ち上げてきた。
休日の我が家でも、鰹の出汁で薄められ、且つショーユ・みりんで純和風味付けをされたあげく、うどんの上から掛けられたのである。

これぞ、カレーうどん誕生の瞬間である。
シルクロードを渡り、遙かインドからやって来たというのに、鰹出汁や長ネギとの相性が抜群にいい。
カレーのレーゾンデートル(存在意義)はターメリックの黄色くらいしか残っていないのに、うどんとまみれても泰然としている。
やはり本物の人物というのは、環境によって劣化したりしないのだ。
蓮の花が泥沼に咲くように、カレーも異国の地でカレーうどんとなって輝いている。
それにしても、さ。
カレーうどんの汁がハネないように、うまく食べる方法って、ないもんですかねー。
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何ができないかというと、ワタクシの生活全般のことであります。
例えばこの自家製パンチェッタ。パンチェッタというのは豚の干し肉のことなのですが、これは最近『缶詰blog』のほうで知り合ったG3さんの『缶詰が好きです』というブログで教えてもらって、作ったもの。
以前、何度か自分なりにトライしたことがあったのだけど、うまくいかなかったんであります。しかし今回は最高のデキ。冷蔵庫で約1週間置いたもので、ちょいと生ハムのような香りが出てきたところ。

こいつをば、にんにくとともにフライパンでじっくり炒めて...。
そのあいだにパスタを茹でておきますです、はい。

で、かくのごとくワタクシの昼飯ができあがったわけであります。
ところでこれらの写真は、キヤノンのKissデジタルと外付けストロボで撮ったものなのでありますが、以前はうまく撮れなかったんであります。
シャッタースピード優先モードで撮ればいいのだと思い、シャッタースピードを1/250程度に上げて撮っていたら、こういう失敗をしていたんですね。
速すぎて、シャッター幕が写っちゃってる。
で、以前お会いしたブログ仲間のにしかは@京都さんにお訊きしたところ、シャッタースピードも絞りもマニュアルで撮らないといけないんだそうであります。
何度か失敗しつつ、やっと撮れるようになったのだ(上手な写真ではないけどね)。
こうして多くの人々に教えてもらいながら、少しずつ自分の技術にしていくことは、生きていくうえで大きな力になるものですね。
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