数日前から左目の瞼の内側に違和感があり、それは時として強い痛みを伴って苛立たされた。
睡眠中でも痛みで目覚めることもあり、意を決して眼科の門をくぐった。
受付で症状を問診され「瞼の内側に尖った異物あるようです」というと、看護士さんは「それは痛いでしょう」と同情してくれた。
名医なのだろう広い、待合室があふれんばかりである。
1時間弱の待ち時間で診察室に呼ばれた「だいぶ痛そうですね、見させていただきましょう、その痛みは移動しますか?」
「一か所に止まっています」
険眼鏡を除きながら「逆睫毛があります、まずそれを抜去しす」一瞬ごく小さな痛みが走って、あれほど悩ませていた違和感が霧散した。
瞼の内側に潜んで、神経を逆なでしていたヒシ実状の突起をもつ異物はどこに消えた?
金魚放流
美ヶ原高原に放牧場があって、栄養豊富な夏草が茂る期間、麓の農家が牛馬を放した。
紅葉が色づくころ丸々と太った家畜たちは飼い主に引かれて高原を後にした。
金魚たちも池が凍りつく前に家の中の水槽に移される、もちろん一夏を過ぎると金魚は一回りも二回りもおおきくなっている。
そして魚数が少し増えている。
竜田草 今春までの数年間一、二輪の開花しか見られなかったのに、今年は約20輪が咲く。
まさしく吉兆である。
米つつじ
キバナアマナ