さつま芋苗を植える時期になってきた。
肥料を撒き・土を耕し・畝立し・マルチを敷く「畝づくり」、スコップを使った「芋掘り」、一本一本の「シャワー洗い」や「貯蔵・乾燥」などの作業負担を考えると、コロナ禍になってからは直売所出荷をやめたこともあって、植えるかどうかを年々躊躇するようになってきた。
ただ、楽しみに待ってくれている人達のことを思うと、軽々しくやめる訳にも行かない。
今年もそんな葛藤を経て、とりあえず、「紅はるか50本」、「安納芋25本」を植えた。
・・・ズボラ? 省力化栽培?・・・
さつま芋は、1畝に1筋の苗を植えるのが当たり前。今までは、そう思って栽培してきた。
今季、面倒な畝づくりをズボラしてみようと、少しだけ畝幅を広くし、1畝に2筋の苗を植えてみることにした。
土の中で「さつま芋同士」が鉢合わせして育ちにくいかも知れないし、収量も少なくなるかも知れないとは思いつつ・・・
『まっ エエッか!』
『所詮、道楽遊びの家庭園芸。収量が少なくなっても、どうってことはない!』
『誰もやらないことに挑戦するのも面白いやん!』
そう思うと、肩身の狭い『ズボラ栽培』から、胸張って言える『省力化栽培の実証実験をしている気分』になってきた。
・・・実証実験が始まった「さつま芋栽培」?・・・
植え終わった途端に雨が降り出した。天が味方してくれた!