近所の農家が、バレンシャ・オレンジを軽トラに積んで持って来てくれた。
ご近所さん:「汚いけど食べて!」
自分:「かまへん・かまへん、皮を剥けば関係ないし」
この女性、1.2ha(1町2反、約300坪×12)をほぼ一人で栽培している頑張り屋さん。大半が段々畑のみかん園なので園内を昇り降りするだけでも大変なのに、栽培するとなると半端ない体力・気力が必要となる。歳も自分と大して変わらないのに凄い。
このバレンシャ・オレンジは家庭用なので、薬剤散布も殆どしないし袋掛けもしていない。でも食べるのは中味だから、表皮に黒点病やヤノネカイガラムシなどが少しぐらいあろうと擦り傷があろうと気にしない。
元みかん農家だった我が家。ヤノネカイガラムシ退治が厄介なことや、黒点や擦り傷なしに栽培するのがいかに大変かは痛いほどわかっている。
自分:「よう頑張ってるなあ。でも無理せんとき。アンタに何かあったら、家の中、大変やで。旦那の休みの日、もっと手伝ってもらったら」と、声をかけるしかない。
炎天下、薬剤散布や摘果で頑張っている姿をみると、我が家庭園芸は何と「怠惰」なことかと恥じるばかり。一方で、自分も頑張ろうと「元気をいっぱい貰ってる」が、元気が長続きしたことがない・・・?
<貰ったバレンシャ>
<彼女が耕作している段々畑の一部:地肌が茶色く見えている部分は、若木が多いのと除草剤がよく効いている証。(我が家の2Fの窓から望遠で撮影)>