ここ数日は寒かった。寒いのは人一倍苦手な自分。
滅多に零下にならない我が地といえども、野外は冷蔵庫並みの寒さになる。北寄りの風が強ければ、特別な事情がなければ外出する気はおこらない。
我が地とは比較にならないほど寒い北国の人々が、野外で雪かきや雪下ろしをしている光景をテレビなどで拝見すると頭が下がる思いがする。自分の気力・体力の弱さに愕然とする。
そう感じつつも、気ままな家庭園芸だけに畑に出る気は湧いてこない。
そんな季節の楽しみは2つ。
温泉入浴剤が入った熱めのお風呂に浸かれば、まさに温泉気分。お風呂から出たくなくなる。時間を気にせず入っていても支障はない。
電気毛布で暖かくなった布団に入れば、まさに天国。目覚めても布団からは出たくない。 時間どおりに起きなくても支障はない。
好き勝手に過ごせる定年後ならではの「贅沢」かもしれない。
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そんな寒さを吹き飛ばす母校の朗報が入ってきた。
耐久高校 創部119年にして甲子園初出場決定!
耐久高校の春・夏通じて甲子園初出場が決まった。秋季近畿地区大会でベスト4だったので文句なしとは思っていたが、正式発表されてホッとした。単に母校というだけで野球部OBでもないが、初めてのことだけに嬉しかった。
ペリー来航前の幕末の1852年(嘉永5年)にできた「耐久社」以来、耐久舎・耐久学舎・耐久中学校・県立耐久高校と名称が変わりつつも172年の歴史を持ち、野球部も1905年(明治38年)創部以来、119年の伝統校であることが、春・夏通じての甲子園初出場だけに、多くのマスコミに取り上げられた。
・・・野球ど素人なりに思うこと・・・
母校だけに、半官びいきしたいのはやまやまだが・・・
私学強豪校のように県外から素質のある有望選手が集まり、選手層も厚くて 何人もの投手を揃えられるようなチームではないだけに、甲子園で勝つのは容易でないと思っている。
※今回、21世紀枠では2校とも公立だったが、成績で選ばれた30校のうち、公立は耐久含めわずか2校だけだった。公立にとって実力で甲子園に出場すること自体、いかに大変なことかがわかる。
エース・冷水が粘り強く踏ん張って最少失点に抑え、しっかりと守り、少ないチャンスを生かす今まで通りの耐え忍んでの戦い方ができれば、勝機が見いだせるはず。そう思っている。
119年かかって歴史の扉を開いた選手達よ!
先輩たちが夢見た舞台に立てることを誇りに思い、臆することなく堂々とプレーしてくれることを願っている。頑張れ 耐久!
・・・21世紀枠で和歌山から田辺高校も選ばれた・・・
秋季県大会では準々決勝で市立和歌山にコールド勝ちし、準決勝では智辯和歌山に5対2と大逆転勝ちし、決勝では耐久に負けて準優勝だった田辺高校。
秋季近畿地区大会1回戦で、選抜代表校に決まった京都国際に延長タイブレークの末2対3で惜敗したが、代表校とは互角の戦いをした実力校。
耐久と似たような公立校だけに、21世紀枠じゃなく成績で選ばれたつもりで頑張ってほしい。
※亡き母を思い出した・・・
戦後の学制改革で耐久中学と有田高等女学校が統合して耐久高校となった時、広川町から有田高等女学校があった現在の湯浅町に移った。
生前、明治生まれだった母が言っていたことを思い出した。『私が通っていた有田高等女学校の頃は鉄道もなく、有田市糸我町の実家から毎日下駄履きで着物を着て歩いて山を越えて通ってたんやで』と。昔の人は凄かった。
耐久が選抜出場したことで、いろんなことが思い浮かんできた。