
あれは、Fog(霧)かCloud(雲)かと聞きました。
No,It's smog.との返事でした。
中国人ではなく、働いているスイス人が自嘲気味に答えてくれました。
無残です。
中山大三郎作詞・作曲の無錫旅情があります。
上海蘇州と汽車に乗り
太湖のほとり 無錫の街へ
(抜粋)
この湖の水はきれいだったはずです。
いつしか、シャワーの水としても使えなくなったそうです。
ほとりのいくつかの化学工場は、強制移転させられたそうです。
数年後、やっと今の状態に戻ったのです。
俺達は、大丈夫と思われたのでしょうか。
まさかこんなことになるなんて。
自浄作用がないのです。
日本は、今はきれいに見えます。
江戸時代の方がもっときれいだったでしょう。
汚水を川に、運河に流していたとしてもです。
自浄作用の域を逸脱していなかったからです。
自浄作用のない会社もいつしかそうなります。
変だと思わない。まさかこんなことになるなんて。
従業員は聞きたくないでしょう。
皆で渡ればこわくない赤信号です。
夕暮れは、果てしなく碧く、また茜色が良い。
一日の疲れが癒される夕暮れであって欲しいのです。
ゴミ集め いつか役立つ 薬代
2015年8月28日