
自由について考えてみましょう。
カントは、
意志が感性的欲望に束縛されず、理性的な道徳命令に服することで、自律と同義。
サルトルは、
人間は構造上自由であり、したがって常に未来への選択へと強いられており、
それ故自由は重荷となる。
と広辞苑に出ていました。
どちらも、人間は自由であるべきと言っています。
誰かに言われて行動するのではなく、自分の理性で行動できるのです。
自由であるためには、
今にこだわらず未来はさらに自由であろうとするために苦労する。
と言ったことでしょうか。
私は、自分の考えで行動してよいのです。
そして少しずつ、過去にとらわれず明日に希望を持てば良いとも取れます。
勝手な解釈です。
哲学的には、難しいのでしょう。
冒頭の絵のように、
景色を素晴らしいと感じるのは、個人の感性によるのです。
だからと言って、「このまま、ここで」とはいかないのです。
生きていて、自由だと感じられると良いのです。
お金のために働きます。
誰かに指示されて、納得できなくても実行します。
こんなことは、毎日のことです。
少しの時間でも、物思いにふけり楽しいと思うことができたら良いのです。
自分が自由と感じられることにより、人も自由であってほしいと思えることです。
その人の自由を讃えてあげるくらいが良いのです。
よくやってるね。面白い。素晴らしいじゃない。
と言ってあげられると良いのです。
心に浮かぶこと(本音)を話せる友がいると良いのです。
お前、本当に馬鹿だね。
と言ってくれる友のことです。
友人に甘えてばかりもいられません。
自分も日々生き抜かなければならないのです。
心の自由を残すために。
あれはええ 海に叫びし 解き放つ
2015年9月4日