
先輩に唐柿を食べていただきたいな。
きっと、血圧も下がるだろうに。
電話したところ、元気な声でした。
覚悟し、納得したのでしょう。
病気と立ち向かう姿勢ができていました。
切り替えが早い先輩です。
冒頭の絵は、妻が大好きな唐柿です。
私は、まだ青い粒粒のしっかりしたものが好きです。
小さい頃は、唐柿の葉の裏のかさかさで、細かい土を集めていました。
それで、茶碗一杯のご飯を姉が作ってくれました。ままごとのご飯です。
唐柿を食べると、口の周りが裂けるのです。きっと唐柿の乳が強かったのでしょう。
今日のテーマは、「特別扱い」です。
買い物に行くと、元気な八百屋のおばさんがこれでも食べて元気出しなさいと、
売れ残ったキャベツをくれました。
新聞紙に包んで大事に持ち帰ったキャベツで、2日間は野菜炒をしてしのげました。
目に入れても痛くないは、孫の可愛さを爺婆が表現したものです。
可愛くて仕方がないのです。何をやってもイメージが膨らむのです。
孫より子供がよっぽど可愛いと思ったものですが、この頃少し変わってきました。
小さい子どものイメージゲームは傍で見ていても、ほうと感心させられます。
それほど新鮮なのです。
あなたは、パートナーが特別扱いしてくれますか。
食事の前のお父さんだけの特別なおつまみが出ます。
ねばねば料理が出た日は、奥さんのおねだりの日です。
見事答えたお父さんの弁当のおかずに、ハートマークのケチャップがかかっています。
たいてい(広島弁ですね)、蓋で潰れてハートはべちゃっとした赤色になるのです。
特別扱い。
もう床の間に飾っておきたいほど、彼女のことが好きなのです。
なんにもしなくて良いのです。存在そのものがすべてなのです。
こんな時があったのです。
手を繋ぎ、腕を組み、身体が浮くようなあの感覚です。
あなたは、特別なのです。
天秤に載せて、地球と同じ重さなのです。
そんな風に思ってもらっていますでしょうか。
そうですか。羨ましい。
今日は、早朝から市場に行かなくてはなりません。
こんこんと 湧き出す泉 君の顔
2015年9月24日