
ちんちんマッサーいかっすか。
上海の目抜き通りを歩いていて、若い女から声をかけられました。
日本人として見えたのでしょう。
なんて日本語を教えているんだと、顔の見えない日本人を恨んだものでした。
冒頭の絵は、上海を流れる大河を航行する大小の船です。
背景は、スモッグの中にそびえたつ摩天楼です。
どの船も、使い古した感じでした。
しかし、エネルギッシュでした。
人も、車も、船も溢れ落ちんばかりでした。
観光目的の人々は、のんびり散策しているのでした。
かつての外人街が河畔に軒を連ねていました。
風景ものんびりしていました。
騙され、神経をすり減らし生きのびる中国の人たちを見ました。
私達だけではないのです。中国の人たちも同じなのです。
休まることがないのです。
安心・安全?寝惚けたこと言ってんじゃないよ。
とにかく生き抜くんだ。騙されるほうが馬鹿なんだ。
とでも言ってるようでした。
そんな中国、暮らしている中国人の方さえ嫌いです。
でも仕方がないんです。追いつき追い越せの真っ最中でした。
ほころびは至る所に見えました。ぎすぎすしているようでした。
本来の中国の良さが、スモッグにかすんで見えました。
枠にはめるべきではないと感じました。
体制が違います。
日本だ、中国だと思うからどうしようもない閉塞感に陥るのだと感じました。
もっと早くから、アジアとか世界とか地球とか考えるべきでした。
横浜の中華街のほうが美味しいよ。
と聞くことがあります。
日本人好みに味を調えているからだけではありません。
騙されるんじゃないかと思って食べなくても良いのです。
何か変なものが混じっているんじゃないかと心配しなくても良いのです。
中国の方が作られた中国料理が美味しいのです。
そんな旅がしたいと思いました。
事実、田舎の中国料理店で食べた料理は、
とてもボリュームがあって、安くて旨かったのです。
残念乍ら、上海の料理店の1/10の値段で、10倍美味しかったのです。
のんびりとした接客も、リラックスできて良かったのです。
また行きたい国のひとつです。
青の山 親から孫と 登り継ぐ
2015年9月19日