
ありゃりゃと言う感じです。
息子が、少し太り気味です。
私の若い頃によく似てるようでもあるし、違うようでもあります。
親子とは不思議なものです。
初めての感覚です。
他の親子を見ることがあります。
どちらかの親に似ているものです。
他人の方が、気付くかもしれません。
似ていると思うと、なんとなく書きにくいものです。
息子だけでなく、どの子も今のところ優秀ではありません。
2年前に家を出てからは、子供と言えど少し距離があるようです。
それは良かったことと思います。
母に倣って、「さん」付けで呼んでいます。
息子は、しっかりしている妹が姉のようでした。
この頃、その関係が少し変わってきているようでした。
息子は、息子なりに大人になってきました。
理屈っぽくて、ひがみがちであった性格が少し寛容になっていました。
彼なりに苦労したのでしょう。良いことです。
かみさんが、初めての男の子でとまどいながら育てたのです。
甘やかしたと言っても良いかもしれません。
世間は甘くないのです。
母はもういないのです。
父は、遠くに行ってしまったのです。
頼るのは、自分と考えるようになったのでしょうか。
親離れ、子離れは進んでいます。
私が家を出たのは良いきっかけだったかもしれません。
新しい妻は、まだ子供達に受け容れられません。
この先もそんなことが続きます。
家族と離れて暮らす人は多いことでしょう。
家族と一緒に暮らしたくてもできない人達も多いことでしょう。
故郷は、遠きにありて想うものとは少し違う感覚です。
いつでも会えるのです。そして笑いあえるのです。
一緒にいなくても良いのです。
仮に私が家に居ても、彼らはいずれ巣立つのですから。
家は息子に譲ることにしました。
私は、終の住処探しです。
空き家情報を見ました。
田舎に行くほど、不便な場所になるほど好条件の物件があるようです。
出来ればそんなところに住みたいものです。
どうなりますことやら。
親巣立つ 砂丘の向こう 月明かり
2015年9月18日