故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

壊して、再生

2016-12-27 06:08:20 | プロジェクトエンジニアー

国際交流授業で大活躍の先生でした。
皆さんを代表して、通訳をしてくださいました。
ありがとうございました。


近くに魔法使いがいます。
これは駄目でしょ。
と思われる錆び錆びボコボコのかつての名車の再生が仕事です。
ひたすら錆びを落とす。やっと地金が見えるまでの遠い道。
この線でしょうと盛り上げる。納得いくまでやすりをかける。
再生前の車と再生後の違う車を同時に見ることが出来ます。
魔法使いとしか思えません。
これは、納期期限なしの合間の仕事。通常は板金と車検で忙しい。
経営者の真面目と工夫です。

今日のテーマは、「壊して、再生」です。
世界中のほとんどの地域で、戦争が行われ破壊が繰り返されました。
「馬鹿なことをしたもんだ」と再生されて行きます。
中には、再生されずに放置されているところもあります。
記憶として残すためでしょう。

何故、このこと(壊して、再生)を書きたかったのか。
私は、壊すことを繰り返してきました。
人間関係も仕事も繰り返し変えてきました。
仕事が変わり、それまでの人間関係が壊れていった。
とは違います。

恥ずかしいことの連続のような「人間関係を壊す」ことです。
つまり裏切りのような、負と見える醜い部分のことです。
自分を守るために人を裏切ることです。
その裏切りのためか、今まで生き残ってきました。

あれはよくなかった。といっぱい気づいています。
その気持ちがあればこそ、恩返しがしたいと思うのかもしれません。
裏切ったその人に返すことは、もはやできません。
心の奥底に澱となって、一生消化も昇華もできない後悔です。

再生の機会を与えてくれたのは、他の人物です。
そうでしょうか。
心の澱のそばにいる裏切った恩人たちに、今でも語りかけます。
ごめんなさい。
この気持ちが、正しく私を導いてくれるような気がしています。

板金加工のように形にして見せることはかないません。
夢の夢です。
再生とは、気付いたときから始まるようです。
それには痛みが伴います。戦争の傷跡のようなしこりです。

破壊した。
再生は出来ないけども、返す人は違えども、想いだけでも返したい。

ごめんねと 花束まわり なぜ自分

2016年12月27日
コメント
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