「残念と思うなかれ」というタイトルです。
おとなしめの女の子に見えました。
目にかかった髪の毛をそのまま描きました。
妻から、抗議をもらいました。
「髪の毛を描かなくてもよかったのに」
せっかくの可愛い顔を、前髪を垂らして隠していると私は思いました。
話してみると、とても心根の優しい人でした。
私たちの年代は、どのように接したら良いのかうろうろするばかりです。
カフェの契約を交わしてから俄然忙しくなりました。
あれもしたい、これもやっておきたいが後回しになりました。
結果、短日の間に片付けることになってしまいました。
一つずつ、一人の相手にじっくりと腰を据えて対処したいところです。
ままよ。
まんまのカフェを片付け始めて一週間が経ちました。
入口の除雪から始めました。
剥がすようにごみを集めます。
必要な物。
不要なもの。
今は決められないもの。
に分類します。それを次から次に外に運び出します。
合間に、大工さん、設備屋さん、機械業者さん、電気屋さん、
情報や(インターネット、有線放送)さんと打ち合わせをします。
予算を決めて、工事を進めます。
その間に、娘の結婚式の打ち合わせ、地域活動のシナリオ書きをします。
先輩からポリープ(がんの子供)の除去をすると知らされました。
「お前飼っているんじゃないか」と医者から言われ、
毎年のように発見され取っておられます。
そのたびに保険が降りるのを、先輩は自虐的に喜んでおられました。
毎年となると、少々心配です。
でも見つかった。生きるチャンスがまた伸びた訳です。
喜ぶしかありません。
「生かされている」
忙しくできるのも、生かされてるからこそ。
忙しくできるのも、役に立てそうだからです。
仕方がありません。文句が言える訳でもありません。
自分が選んだ道ですから。
良い子の優等生的な書き方になってしまいました。
真っ白な雪を、夕方に寄せました。明日の朝が怖いからです。
こんな状態を喜ぶには、鉄の心臓が必要です。
生身故、弱音も出ます。
地域に来て、約一年が過ぎようとしています。
段々と広がる世界です。
もう止まらない。
収束できない位、広げてやろうと考えています。
そして、できることを淡々とするだけです。
私には、心強い味方がいます。
そして、一番うるさい人です。
妻です。
二人で、這いずり回るように掃除をしています。
「朝焼けの詩」の仲代達也のセリフ、
「ルーブル美術館で見たものと同じくらい素晴らしい。」を思い出しました。
カフェで使われていた、設備も調度品もすべて一流です。
これを何とか生かしたい。開いた主の想いをつなぎたい。
生かされているからこそ、できることでしょう。
一箸を 口に運びて もぐもぐと
2017年2月10日