故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

国際交流

2018-03-25 06:15:01 | プロジェクトエンジニアー

阿吽というタイトルの絵です。
沖縄で会いました。
阿吽とは、
最初と最後。
寺院山門の狛犬などの相。一は口を開き、他は口を閉じる。
「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め、
「吽」は口を閉じる時の音声で字音の終わり。
万物の初めと終りを象徴。
(広辞苑より)


今日のタイトルは、「国際交流」です。
この地に住むと決めてきた。
草を一緒に刈りたい、公民館を国際交流に使わせてほしいと惣代に依頼しました。
お前はここの住民じゃない。草は刈らせないし、公民館も使わせない。
変なことを言う。
都会にも出て商いをする和菓子屋の大将が間に入ってくれて、どちらも実現しました。

排他的と言ってしまえばその通りです。
異分子を排除する動きです。
そういう自分が、生まれてきた時は異分子であったはずです。
大事に大事に地域で育てられたことも忘れて、何を言っているかと思いました。

日本とて、テレビが普及する前までは、他の地方に行っても会話になりませんでした。
この狭い日本でさえ、方言でちんぷんかんぷんでした。
ここに来て、ことあるごとに今は何を言ったのと、赤子のごとく尋ねました。
やっと耳慣れして、こんな意味なのかなと推測できるようになりました。
英語が話せる自分にとっては、英語よりここの方言が理解できなかった。

英語にもいろいろあって、アジア訛りは、「R」が強い。
ドイツ言語圏では、ウムラウトを挟んだゆっくり英語でした。
英語圏では、スラングのオンパレードでした。
何を言ってるか。
同じ英語なのに聞き取れない。

すべてが慣れです。
必要性があるから一生懸命しゃべる。
排他的とは、必要性を感じないから出てくる意識です。
そうじゃない。
周り回っていることを知らないからです。
その地域だけで回ることなんてもうないのです。
安いと思って買う野菜は、メキシコ産だったり中国産だったりします。
オマーンからだって輸入しています。
肉にいたっては、押して知るべし。
花だって、アフリカからオランダ経由で日本に入っています。
アイルランドの火山が噴火すると、飛行機が飛ばないから花の値段が上がりました。
彼岸で使う菊だって、沖縄から来ています。
3.11で墓参りを自粛したら、沖縄の花業者は多くの菊を捨てました。

これを知らないでどうする。
どんどん出ていくべきです。
金魚のうんこのように、
案内人のあとをついていく「行っただけ」の海外旅行は意味がない。
路地裏に入って、大いに会話をしましょう。
悪い人も大勢いますが、圧倒的によい人ばかりです。
そうでなければ、その場所は人が住まない過疎(スラム)になってしまうからです。

そして、外国の人を受け入れるべきです。
自分たちの子孫(子供達)に積極的に「外へも行け」と伝えるべきです。
どこでだって生きていける。
生きていけるから、誰でも受け入れる。
そうしないと、もう私達は生きてはいけないのです。

30万も稼いで、ネットカフェじゃないと生きられないなんて。
ネット難民になりたくないかららしい。どうかしています。
東京にしがみつくしかないから、そんなことになる。

自分だけが得するなんて、もうありえない。
その地域だけが、過疎から免れるなんてありえない。
今までいた人が、半分になるのです。
人口密度が高かった日本が過疎になる。

英語教育が先じゃない。
外国に行くことが先です。
外国人と交わることが大切です。
必要があれば、話せるようになります。
その必要性を作るのが大人の役割です。

昔はこうだった。
そうです。
文化の元となる日本語は美しい。
英語が上手になったって、日本語でしっかり考えられなければ意志は通じない。
昔から日本にあった、相手のことを尊重する精神がなければ大事にされません。

昔からこうだった。
緩やかな変化です。
変化に気づかないけど、昔からこうだったと「おらが村」の自慢をしたい。
染みついた生活の知恵。
それこそ、国際感覚の第一歩です。

頑張ろう日本。

外に出て 寒いと感じ コート着る

2018年3月25日
コメント
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