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阿吽というタイトルの絵です。
沖縄で会いました。
阿吽とは、
最初と最後。
寺院山門の狛犬などの相。一は口を開き、他は口を閉じる。
「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め、
「吽」は口を閉じる時の音声で字音の終わり。
万物の初めと終りを象徴。
(広辞苑より)
今日のタイトルは、「国際交流」です。
この地に住むと決めてきた。
草を一緒に刈りたい、公民館を国際交流に使わせてほしいと惣代に依頼しました。
お前はここの住民じゃない。草は刈らせないし、公民館も使わせない。
変なことを言う。
都会にも出て商いをする和菓子屋の大将が間に入ってくれて、どちらも実現しました。
排他的と言ってしまえばその通りです。
異分子を排除する動きです。
そういう自分が、生まれてきた時は異分子であったはずです。
大事に大事に地域で育てられたことも忘れて、何を言っているかと思いました。
日本とて、テレビが普及する前までは、他の地方に行っても会話になりませんでした。
この狭い日本でさえ、方言でちんぷんかんぷんでした。
ここに来て、ことあるごとに今は何を言ったのと、赤子のごとく尋ねました。
やっと耳慣れして、こんな意味なのかなと推測できるようになりました。
英語が話せる自分にとっては、英語よりここの方言が理解できなかった。
英語にもいろいろあって、アジア訛りは、「R」が強い。
ドイツ言語圏では、ウムラウトを挟んだゆっくり英語でした。
英語圏では、スラングのオンパレードでした。
何を言ってるか。
同じ英語なのに聞き取れない。
すべてが慣れです。
必要性があるから一生懸命しゃべる。
排他的とは、必要性を感じないから出てくる意識です。
そうじゃない。
周り回っていることを知らないからです。
その地域だけで回ることなんてもうないのです。
安いと思って買う野菜は、メキシコ産だったり中国産だったりします。
オマーンからだって輸入しています。
肉にいたっては、押して知るべし。
花だって、アフリカからオランダ経由で日本に入っています。
アイルランドの火山が噴火すると、飛行機が飛ばないから花の値段が上がりました。
彼岸で使う菊だって、沖縄から来ています。
3.11で墓参りを自粛したら、沖縄の花業者は多くの菊を捨てました。
これを知らないでどうする。
どんどん出ていくべきです。
金魚のうんこのように、
案内人のあとをついていく「行っただけ」の海外旅行は意味がない。
路地裏に入って、大いに会話をしましょう。
悪い人も大勢いますが、圧倒的によい人ばかりです。
そうでなければ、その場所は人が住まない過疎(スラム)になってしまうからです。
そして、外国の人を受け入れるべきです。
自分たちの子孫(子供達)に積極的に「外へも行け」と伝えるべきです。
どこでだって生きていける。
生きていけるから、誰でも受け入れる。
そうしないと、もう私達は生きてはいけないのです。
30万も稼いで、ネットカフェじゃないと生きられないなんて。
ネット難民になりたくないかららしい。どうかしています。
東京にしがみつくしかないから、そんなことになる。
自分だけが得するなんて、もうありえない。
その地域だけが、過疎から免れるなんてありえない。
今までいた人が、半分になるのです。
人口密度が高かった日本が過疎になる。
英語教育が先じゃない。
外国に行くことが先です。
外国人と交わることが大切です。
必要があれば、話せるようになります。
その必要性を作るのが大人の役割です。
昔はこうだった。
そうです。
文化の元となる日本語は美しい。
英語が上手になったって、日本語でしっかり考えられなければ意志は通じない。
昔から日本にあった、相手のことを尊重する精神がなければ大事にされません。
昔からこうだった。
緩やかな変化です。
変化に気づかないけど、昔からこうだったと「おらが村」の自慢をしたい。
染みついた生活の知恵。
それこそ、国際感覚の第一歩です。
頑張ろう日本。
外に出て 寒いと感じ コート着る
2018年3月25日