色合いが悪い絵となりました。
この娘の表情は捉えています。
笑顔にならなくてごめんね。
今日のタイトルは、「若き才能」です。
絵の印象から、選択したタイトルです。
無謀な感じもしますが、一生懸命考察しましょう。
才能とは、
才知と能力。ある個人の一定の素質、または訓練によって得られた能力。
(広辞苑より)
才知とは、
才能と知恵。物事をうまく行う、頭のはたらき。
(広辞苑より)
特に考えたいのは、「才知」です。
物事をうまく行う、頭のはたらきです。
才能でのしあがっても、トップをはり続ける才知が求められます。
若き才能というと、スポーツや芸術で取り上げられることが多い。
能力が発見された子は、英才教育を受けてめきめき頭角を現していく。
練習に耐えられる身体ができており、周りのサポートがある。
運よく、若き才能はトップ選手になります。
最近のアスリートは言葉も巧みで、ソーシャルインテリジェンスが備わっています。
身体ばかりじゃない、メンタルも鍛えている証拠です。
そんな「若き才能」が、壁にぶつかった時のことです。
名伯楽がどこにもいるもんじゃない。
誰もが一流とは限らない。
自らの考えで壁を乗り越えられる力を備える。
それが才知です。
さらに磨くか、他の道を探すか。
一芸だけをやって来たものに、他の道は見えにくい。
私たちにできることは、他の道も用意してあげることです。
わずかな成功ばかりを求めて、追い詰めてはならないのです。
生き続けることこそ、楽しい生き方だと気づかせてあげる。
「若き才能」は、誰もが持っています。
個人の一定の素質、または訓練によって得られた能力のことです。
勉強ができる子が、出来ない子に教えてあげる。
反対に、勉強ができない子が「かけっこ」をできる子に教えてあげる。
そんなことがあるんだと、体験させるのが私達の勤めだと考えます。
「若き才能」は使うもんだと思わないでほしい。
使い捨てにしないで、育てて欲しい。
誰にもチャンスはあるんだよ。
誰もが同じ道を進むことは出来ないんだよ。
大人は、胸を張って言い切ってよいのです。
陽だまりに 芽吹く玉蕗 福寿草
2018年3月6日