故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

空気

2019-01-07 02:45:18 | プロジェクトエンジニアー

亡き恩師から、絵のことでほめてもらったことがある。
恩師86歳の時、自分でも油絵を描かれるのか、
目が鋭くなり、私の絵の空の斜めの線に注目された。
絵は、ある一点から放射されるような斜めの線があると
引き立つと言われたように記憶している。
写真でも同じで斜めのカットがあると広がりを感じるとも。
絵に力が加わることかなと、理解しました。




次々に試してみた。
それまでの絵は、空をべた塗にしていた。線に変えると勢いを感じた。
空気にも放射などの動きがあるとの教えでした。
私は、教えを守っているでしょうか。


今日のタイトルは、「空気」です。
断熱に空気を利用する。
空気は、ものを腐らせる。
空気を読めよ。
など、知らずに使っています。

まずは、空気にまつわるエンジニアリングから始めます。
真冬に、北海道の精米工場を訪問した。
10数メートルの天井下に設置された扇風機が稼働していた。
外は、雪。回る扇風機を見て寒々としたものです。
温かい空気を下に返し、扇風機は暖房の一役を買っていました。

真夏、川崎駅前ストリートでミスト(細かい水蒸気)が吹き下ろされていました。
蒸発潜熱を使った空調でした。なるほど涼しかった。

我が家は、暖房を止めると床からしんしんと冷える。
地域の友人のうちは、うちと変わらぬ大きさの暖房器具です。
うちは北極、この家はいつも温かい。
確かに家の作りは立派で、床も壁も天井も隙間風は入らないし木のぬくもりを感じた。
試しにと、床下の換気口はどうしているのと聞いた。
あっさり、冬は閉じているとの返事。
我が家でもさっそく試してみた。
5か所の換気口(1300mmx130mm)が床下にあった。
発砲スチロール(30t)を換気口のサイズピッタリに切り、はめ込んだ。
ついでに、震災でゆがんだサッシ扉と柱の隙間も木の板を使い埋めた。
あれ、不思議。暖房を消しても床が冷たくない。
なんで、もっと早くやらなかったか後悔した。

チョコレートの口どけ温度は、28℃。
チョコレートコーター用の溶解タンクは、50℃に設定していた。
コーターへの供給口で、チョコレートが固まりコーターへの供給が止まった。
メーカーを呼んで調べてみたら、
コーターへの供給パイプと本体(共にステンレス製)との間に
3mm厚の樹脂製パッキンがはさまれていた。
パッキンを銅製に交換したのち、供給口でチョコは固まらなくなった。

空気を読めよ。
ゴルフで風を読むまでにはいたりません。それ以前の問題です。
場の雰囲気を察せよという意味です。
忖度でしょうか。ゆとり世代には苦手なワードです。
なんじゃそれ、てなもんです。
アドバイスです。
相手の言葉を利用して、意味合いを変えて切り返したらいかがでしょう。
忖度なんて無用です。堂々と話したらよい。叱られたらそこから考えればよい。
昨今、問題になっているスポーツ競技コーチのパワハラ問題です。
卓球の天才少女平野美宇のお母さん(コーチ)が言っていた。
怒るコーチは、力がない証拠と。そうですね。

空気は、あって当たり前。
無くては困る。

「空気」でした。

カラ元気 乾いた唇 滑らかに

2019年1月7日
コメント
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