孫が、「僕一人で渡れるよ」と小川の敷石を伝い歩きしました。
嬉しいような、寂しいような大人です。
愛犬ジンも私と同じ気持ちです。
今日のタイトルは、「やってみなはれ」です。
サントリーの創始者鳥井信治郎が、二代目社長佐治敬三からビール事業を始める計画を聞いたとき、
佐治に言った言葉として有名です。名言とも言われている。
なんでもやってみなはれ、やらなわからしまへんで。
人生とはとどのつまり賭けや。やってみなはれ。
(名言集より)
ビール事業を始めたものの、プレミアムを発売するまでビール事業は四十年以上、お荷物でした。
サントリーのビール(純生)は、売れるウイスキーとセット販売されていたように思う。
15年以上前、ビール部門の方たちとお会いした時は、卑屈さは微塵も感じられなかった。
関西人特有の自虐ネタの引き合いに出されることはあっても、真面目にビール作りをしていると、
誇りさえ感じた。
「やってみなはれ」は、無条件で後押しすることのような印象を受ける。
アサヒビールは、スーパードライで息を吹き返し、キリンと共にトップの座をめぐり、
しのぎを削っていた。第三のビール(発泡酒:第二のビール、第三のビール:麦芽を原料としない、
発泡酒と他のリキュール類を混合)で各社が競い合っている頃、サントリーはプレミアムビールに
特化した戦略で成功。出た利益は次の事業(医薬、健康食品)に回されている。
若い人が起業をするという。
心配が先に立ち、あれこれとネガティブに聞こえる助言をしてしまいます。
妻は、後押しをするようなことを言ってあげたらよいのにと、私に忠告します。
私は、起業する人たちから、「そんな心配もありますが、私は心配をこのように解決したい」と
聞きたいのです。
しかし、やってみたことがない人は、これから遭遇する心配事に気づきません。
だから、「やってみなはれ」、「やらなわかりしまへんで」なんでしょう。
2016年8月12日投稿記事「後押しばあちゃん」にお会いしました。
家業は、パンやです。パンやの2階を若者に提供しています。
コンサートをやったり、展示会ををやったりと若者は自由に使っているそうです。
確かに、起業して10年以上存続する会社は4%かもしれない。
それでもチャレンジする。
失敗から学ぶことも多い。成功も次の成功につながるはずです。
「やってみなはれ」と若者の後押しをしたい。
心配事の相談を受けたら、初めてアドバイスすることにしましょう。
2015年3月1日投稿記事「手を出さない勇気」に書いている大人にならなければなりません。
昨夜、自分の家に帰る途中ラジオを聞いていました。
若い女性のタレントの方が
「大人とは」の問いかけに、
「手を出さない勇気を持つ人になること」と答えられていました。
(記事より抜粋)
転んでも 手を貸すなかれ 独り立ち
2019年1月18日