さいきんの流星光
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■余裕ねえんだからな


京都アニメーション放火事件で逮捕された犯人は、
事件を起こす直前に、住んでいるアパートの隣の住人と
あるトラブルで、気になる言葉を発しています。

「こっちは余裕ねえんだからな」

彼は、頭がおかしかったのかも知れないし、
利己的な狂人思想の持ち主だったのかも知れません。

しかしどうやら、余裕がなかったっぽいということはわかりました。


余裕がない人、現代社会には、たくさんいます。



■余裕がない時期はある


精神的に余裕がない時はあります。
僕も、ありました。

細かい広告漫画や実録漫画の依頼もなく、
「アシスタントやります!」と掲示板で募集しても
一切依頼がなく、困っていた時期とか。


お金がなくなると、だいたい余裕なくなります。


朝起きても、青空を見上げてもとにかく不安でハラハラして、
胃が鉛のように重くなります。

常にイラついているし、すぐ怒ります。



■負の連鎖はつづく


もし日常生活で、
誰かが失礼な態度をとってきたり、
信じられないような無礼な態度を見せてきたら、
すかさず一歩引くのが肝心です。

一歩引いて、謝るなり笑顔になって優しく対応してあげたり
して、争いを避けなければなりません。

正論をふりかざして、

「そんな態度はないんじゃないですか」

みたいに言ってしまうと争いに発展します。

ケンカ両成敗という言葉の通り、
争いは、両方損するようにできています。

お互いに嫌な記憶として残るし、
下手したら、5年後も、
10年たっても思い出して腹を立てるでしょう。

その時にまだ余裕がない状態ならば、
更にイライラして手がつけられません。


流れを箇条書きにしてみましょう。

余裕がない。
周囲にぶつける。
周りの人も余裕ない。
争い・ケンカ。
嫌な記憶が残る。
5年後、思い出してムカつく。
5年間ずっと余裕がない。
めっちゃ超イライラ。
盛大に周囲にぶつける。


負の連鎖が続きます。



■争いの火種を消せ!


争いの原因を作るのは悪いことです。

しかし、
相手が争いの火種を出してきたのに対して、
油をそそぎ争いに発展させるのはより悪い対応です。

「あ、この人、火種を出してきた」

と感じたら、消す。

それだけです。



■子供は必ず大人になる


余裕のない人の被害をいちばん受けるのは子供です。

子供は、途中で死なない限り必ず大人になります。

余裕のない人に接した子供は、大きなトラウマをかかえて育つかも知れません。

成長する過程で精神に悪いものを
持ったまま大人になるかも知れない。

世の中は、そうやって
全体的に余裕がなくなってイライラして、
もう、どうしようもないところまで転がっていくのではないかと考えます。



■意識を変える


余裕がある人が、
余裕がない人を助けるために存在するのが社会だと思います。

余裕がない人を少しでも助けるために、
余裕がある自分でいなければいけません。

よって、今のままではいけないと僕自身感じます。

日雇いアシスタントのままではいけいない。
もっと大きなお金を稼げるようにならなくてはいけない。
もっと人とコミュニケーションできる人間にならなくてはいけない。
もっと勉強しなくてはならない。

自分が、もっと大きくならないといけないと意識したとたんに、

目の前に、やるべきことがドンと積まれた気がしてきます。

これが「意識を変える」という事なのでしょうか。



■まとめ


いま、日本人一人ひとりが変わらなければならない時期にきていると
強く感じます。

社会を変えるのは、政府でも政治家でもないとありません。

われわれ一人一人の庶民です。

大きな目標を見ながら歩くと、
気がつくと、高い場所まで登っているもの。

僕は、もっともっと上を目指したいと思います。




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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>




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■若さゆえの過ち(あやまち)



「社会の歯車なんかになりたくないぜ!」

若いころ、
そんな言葉がどこからか聴こえてきました。

「そうだ。社会の歯車なんかダメだ!ダセえぜ!」

僕は、ロックな思想にうかされました。


■「社会の歯車」とは何か


イメージを言うと、企業戦士。
ブラック企業とまではいかないまでも、
それに近い環境下で働かされる社畜みたいなイメージです。

とにかく、ひたすら金で使われ労働に明け暮れ、自由時間なし。
いきなり残業になるわ、いきなり転勤になるわ、
理不尽な思いをじっと耐えて会社のために尽くす人種のことです。

僕は若いころは「働きたくないなあ」と思っていたので、
「社会の歯車にはなりたくねえ」という言葉に安易に乗っかって、

「そうだ! 歯車はダメだ! 就職なんてクソだ! フリーター最高!」

と思ってました。

いま思うと僕は、社会に飛び込むのが怖かっただけなのです。

モラトリアムな立場でなくなることが怖くて
逃げていただけでした。



■「会社の歯車」でしかないことで悩んでいる人もいる


世の中には、
自分が会社の歯車でしかないということに気づいて
悩む人がいるようです。

自分でなければ出来ない仕事ではなく、
いつでも代わりの利く仕事ばかりをさせられていることに
虚しさを感じるようです。


■年を重ねて僕は変わった


若いころの僕なら
そんな悩みも理解できたのでしょうが、
今はいいオッサンの身、なかなか理解に苦しみます。

会社に属するという事は歯車になるという事です。

僕が経営者なら、
一人の社員にしか出来ないという案件を作ると、
もしその社員が突然死や大けがをしてしまった場合に困るので、
みんなで補填しあえるような組織づくりを目指したいと思うのですが…。

社員の立場だと、
自分だけにしか出来ない仕事を任されたい。

社内で唯一の存在になりたい、
というマインドを持つものなのでしょうか。



■唯一の存在はキツイ


漫画家という職業は、唯一になれる職業です。

だけど、漫画家を経験し、漫画業界に30年いると、
唯一は、キツイと感じます。

ま、正直、唯一の存在といえる漫画家にはなったことないんですが、
ある程度想像でおぎなっております。 (^п^;) 


もし今、連載漫画家になれるとしても、
自分にしか描けない絵を描く漫画家になりたいとは思いません。
カッコいいけど、キツいです。

僕だったら、作業を出来るだけ分業化して、
自分がいなくても、どんどん漫画が出来上がっていく漫画工場のようなシステムを作ると思います。

僕自身、歯車になって
システムを動かしたいです。

自分じゃなきゃ動かせないシステムは、怖いです。

そのシステムを構築した上で、
余暇に、趣味の漫画を描くでしょう。



■歯車は大切


と、ここまで「歯車は楽チン」とか

そういう視点で書いてきましたが、

決して楽な歯車だけじゃありません。


唯一、そこにしかない重要な歯車だって社会にはあります。

そんなさまざまな歯車がかみ合って、社会を作っているのだと思います。


そもそもが、歯車であることに不満を抱くことに問題があるのではないでしょうか。

人は誰もが歯車です。



■まとめ


生活を支えるメインステージで
唯一の存在を目指すのが不幸の始まり。

自分も歯車の一つになり、
システムを動かし生産性を上げつつ、
余った時間を利用して、唯一になりたい願望を叶えるのがベストだと思います。

歯車は幸せです。
あえて無理やり、キツイことをやりたいのなら
どうぞ唯一の存在を目指していただきたい。


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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>




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■僕が言われたくない言葉


「どうしてこうしたの?」

「だからああすればよかったのに」

言われるの、きらい。



「どうしてこうしたの?」は、

過去の僕の決断に対しての質問だ。

少し責めている感じがある。


「だからああすればよかったのに」は、
完全に責めている。

いま目の前で失敗している現象について、

僕の過去の判断ミスを責める言葉。



■過去のことは言うな


大切なのは、

これからどうするかなんじゃないのかー!




■極端な過去の話嫌い



僕は、過去の話が大嫌いだ。 (`□´/)/

責任者の追及を嫌うのもそういう理由。

過去について、喧々諤々の議論をしているのをみるとヘドが出る。


「誰の責任だ、責任とれ」

「なぜこうしたのですか?」

「何をしたのか分かってるんですか?」



まあ、そういう議論も必要な部分もあるのだろうが、

やはりヘドが出る。

嫌になる。



■親戚の集まりなどでも過去の話


親戚の集まりで、
親が皆に披露する僕の子供のころの話。

ヘドが出る。

まじでやめてほしい。


その話をして、どんな進展があるのか聴きたい。


同窓会などで語られる、昔のエピソードも。

「おまえ あの時さー…」

ヘド。(もうヘドとしか打たない)


空想の中の話でしかないけどね

僕は同窓会に呼ばれたことがないから。 (-_-;)



■過去の話が必要なこともある


わかっている。

必要なこともある。


過去を振り返って調査をし、今後に生かすというメリットもある。

同じ間違いが起きないようにするというのもわかる。

だけど生理的に悲しい。むなしい。



■まとめ


僕は、過去の話は嫌いだ。

どうすればいいか、だけを考えて生きていきたい。






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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>




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■責任をとる


事例1:
大学生同士のカップル。
女性の方が妊娠してしまった。
親怒る。
彼氏「すみません! 責任とって娘さんと結婚します!」



     ×     ×     ×



事例2:
交通事故で子供をはねる。
小学4年の男子 脚骨折全治3ヵ月。
運転手「申し訳ありません! 責任をとります。
    治療費と入院費ぜんぶ出させていただきます!
    それで、あとこれ…お見舞金ということで…」




     ×     ×     ×



これ、責任をとったことになるのだろうか。



■結婚するからいいでしょ


結婚すればいい、という考え方は昭和中期の考え方。

娘をキズ物にされた。

もうお嫁にいけない。

じゃあ僕がお嫁にもらいましょう。

めでたしめでたし。

しかし令和の感覚だと違和感を感じてしまう。

結婚はいいとして、その後に出産子育てがある。

娘の人生は大きく変わることになる。

その責任は、どうとるのか。

娘は、結婚する前に
やりたい事や、夢があったかも知れない。

それらを含む娘さんの人生全部を変えてしまった責任を
どう考えとるんだ。

結婚するからいいでしょ。
では済まされない気がする。

もちろん妊娠させたままトンズラするよりはずっと良いんだけれども…。



■子供の三カ月はどうする


子供を骨折させた場合も納得がいかない。

金さえ出せば、それでいいのか?

子供は、三カ月間、歩くこともできず不便な思いをする事になる。

人生いろいろあるんだから、それも経験としていいじゃないですか。

まあ、そうなんだけど。

問題は「責任」なのだ。

ますますわからなくなってきた。
「責任」とは何だろう。



■責任とは罰


引責辞任。

企業などが大きな事件を起こした場合、
世間への責任と取り方として企業のトップが職を退く。

一般的には「責任をとる」ということになっているけど、
結局あれって「罰」だよね。

責任=罰 なのか?



■責任者をあぶりだすために使われるお金と労力


世間では、誰に責任があるかが重大な問題らしい。

責任者に、悪事や不備を認めさせて責任をとらせようとする。
その調査にけっこうな時間と費用がかかる場合もある。

失敗したら、責任を取らなくてはならないという風潮のせいだ。

それ、無駄じゃないだろうか。



■良かれと思ってしたことなのに


良かれと思ってやっても、失敗してしまう事がある。

人は失敗から学ぶ生き物である。
失敗して学び、失敗して学び、最後に成功する。
あるいは、経験を積んだ指導者となる。

失敗して、ハイ引責辞任。

それじゃあ人は育たない。



■責任とらなくてもいい世の中になったら


責任をとらなくていい風潮が蔓延したら、
テキトーに無責任にやる人が増えるのではないか…。

僕が、
失敗しても責任を取らなくていい風潮にしようと提案しているのは、
あくまでも、当人が、良かれと思ってやる場合です。

失敗してもいいやと思って、テキトーやる人間がいるなんて想定外。

やる時には責任を持ってキッチリやるべきである。


だけれども悲しい事に、人間そんなに賢い動物じゃない。

身勝手でいい加減。

責任をとらなくていいなら「どうでもいいや」と考える者が
たくさん出るに違いない。

不本意ながら、
失敗をしたら責任をとるというルールが必要なんだな。



■まとめ



「責任を取る」とは、「罰を受ける」と同義である。



法律で定められた刑罰以外のものを責任という。





■流星光Twitter



Photo by Christopher Windus on Unsplash


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ありがとうございました! <(_ _)>




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