地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

引っ越し

2012年02月11日 | Weblog

約1か月のホテル滞在を終え、先週末にようやくアパートへ引っ越した。

アパート側には朝10時到着と伝えていたのだが、パッキングに思いのほか時間がかかり、部屋を出た時にすでに10時を少し過ぎていた。
そして、チェックアウトに人が並んでいたので、そこでも時間のロス。
何人並んでいようが、ホテルスタッフの作業はノロノロのインドネシア。
かれこれ20分ぐらいはロスしたかな~。

ようやくチェックアウト作業を終え、タクシーに乗り込み、アパートへ。
アパートはホテルのすぐ裏手なので、5分で到着。
近距離なので、運転手さんにはチップをはずんでおいた。

担当者からの簡単な説明と書類へのサインを終え、スーツケースの荷物をあちこちへ収納。
この、パッキング&アンパッキングが面倒くさいのよね~。



アパートの部屋の玄関を入るとすぐにクローゼットがあり、ここに靴などが収納できる。




こちら、リビング。







モデルルーム風にすべての食器がダイニングテーブルにセッティングされている。
これをしまうのがまた一苦労だ。





ベッドルーム。






バスルーム。






キッチン。




冷蔵庫の横にある扉を開けると、洗濯機と乾燥機が入っている。






驚いたことに、キッチン小物は全部新品だった。













下の収納扉を開けると、鍋類もすべて新品の物が入っていた。




ミルクパン、両手鍋、中華鍋、やかん、コーヒーメーカー、トースターなどが入っているが、肝心の炊飯器がない!


あと、カセットガス式コンロがあったので、鍋物はできる。






とりあえずコーヒーメーカーを箱から出してみた。
意外と大きい。
しかも私あんまりコーヒー飲まないんだった。




ウォーターサーバーもついている。
これ、誰かに水のボトル設置してもらえるよね…?




ところでキッチンの換気扇のスイッチがどこにもないことに気づく。
え?吸い込まないの?穴空いてるだけ?
それはちょっと嫌かも。





私の部屋は低層階だけど、一応プールビューなのでそう悪くはない。




写真では分かりづらいかも知れないが、どんなに高級アパートであっても、エアコンは小汚いのがお約束。




さて、スーツケースの中の物をすべて各所に収納したので、これから買い出しに行かねば。
絶対買わないといけないのは炊飯器。
あと、洗濯物を干すラックもついてない。
アイロンもない。
ちなみに電球などの交換は有料である。
サービスアパートにあるまじきルール。

家賃高いくせにしけてるアパートだぜい。
唯一良いところは鹿島建設が建てたので作りがしっかりしているところか。
韓国系企業や中国系企業が建てたビルは欠陥が多いと聞く。
日本はエライ、と素直に思う。


アパートの1階にちっちゃいコンビニがあるので、まずはそこで買い物。
すぐに必要で、持って帰るには重い洗濯用洗剤やお米などを購入。
せっかくアパートの1階にあって便利なようでいて、あくまでコンビニなので品ぞろえがイマイチ。
UCCの缶コーヒーとか買わないし…。

生鮮食品が売っていないので、今日の昼は外食するしかあるまい。
目の前にあるショッピングモールへは、アパートの勝手口を出て横断歩道を渡るとすぐ駐車場を通り抜ける廊下でつながっていて、超便利。

ひとまずフードコートでお気に入りのコリアンチャプチェでお腹を満たし、そこから歩いて10分程度のロッテマートに物干しラックを買いに行った。

売り場で箱を開けて中身を確認してみると(←自己責任)、パーツはそろっているようだが、日本では決して許されないようなお粗末な代物。
最初からペイントは剥げてるわ、なんとなく傷ついてるわ。
Made in Indonesiaなので仕方がない。
その割には3,000円近くするのが納得いかないが。

ハンガーなども買いたかったが、荷物が多くなるのでひとまず今日のところはこの物干しラックだけにしよう。

ちなみにアパートのクローゼットに備え付けのハンガーは、立派過ぎて私のジャケットをかけると余計に型崩れが…。





ついでに炊飯器売り場も物色してみると、手ごろなサイズや価格の物が売られていたが、どれもこれも許せないほどブサイクなデザインばかり…。
炊飯器はよその店で探そう…。


レジで物干しラックのお会計を済ませると、持ちやすいように紐をかけてくれるとかいうことも特になく、そのまま箱を持ち帰る。
こういう場合、タクシーに乗った方がいいのだろうが、あまりに近距離なので小脇に箱を抱えて歩いて帰った。
きっと周りからは貧乏人と思われたであろう。


これがその物干しラック。




組み立てているとなんだかゆがんでいる。
そして足の部分をつなぐ棒もあったのだが、なぜか棒の直径とその棒を突っ込む穴のサイズが合っていなかったりする…。




色もブルーしか売ってなかった。
途上国では製品へのこだわりを捨てるべし。
使えたらそれでええ。


物干しラックが手に入ったので早速洗濯をし、干して次の買い物へと出かける。
もう一つ重要な買い物が、「スリッパ」。
部屋の床が石や木なので足が冷える。
スリッパ必須。

が、ロッテマートでは見つからなかった。
そごうの中の寝具やタオル売り場にも見当たらなかった。


で、結局見つかったのが、Metroの中で売ってたこれ。




う~ん、この際好みがどうとか言っている場合ではない。
柄もサイズも手に入るものは限られているのだ。
足を保護することに意義がある。


スリッパ購入後は、結局食料品を買うだけで精いっぱいになり、この日は炊飯器までは手が回らなかった。
3回目の買い物に出かける気力はなし…。

というわけで、パスタをゆでるには水切りのざるがないし、ご飯なしでおかずだけっていうのもどうかと思うしで、せっかく楽しみにしていたアパート入居初日なのに、外食。。。


そして夜、お風呂に入ってから気付いた。
この部屋、ドライヤーついてない!

ドライヤーも買わねば…。


翌日、気合を入れなおして炊飯器とドライヤーを買いにでかける。
その前にお昼ごはんは同僚Sさんが「マズイ」と言ってたモスバーガーへ。

セット商品がなかったので、とびきりなんとかバーガーってのとオニオンリングを購入。
ドリンクもつけたら約600円。
決して安くはない。

ハンバーガーはパテと卵とレタスとトマトが入っていた。
別にまずくはないのだが、どうもこのバーベキュー風なタレがあんまり好きじゃない。


腹ごしらえ後、炊飯器を求めてそごうへ。
そごうは高いと思うけど、きっとデザインがいいのがあるはず。

予想通り、そごうには日本でも最新型に近いと思われるオシャレな炊飯器があった。

「ブラパ?」(いくら?)
「ドゥア・ジュタ」(200万)

我が耳を疑った。
約2万円の代物だった。。。
無理です。


そごうはあきらめ、Metroへ。
ふと目についたドライヤー、韓国製で文字もハングルでかかれてるけど、どうやらマイナスイオンも出るらしいぞ。
値段は3千円弱。

店員にこれちょうだいと言うと、その場で箱を開けて店の片隅のコンセントにプラグを差す。

そう、動作チェックである。

日本ではたま~に初期不良の製品に当たってしまうこともあるが、基本的にお店で売られているものはそのまま買って帰れば問題なく使える前提である。
が、途上国では売り場で動作確認。
またもや自己責任の世界だね。

ちゃんと強・弱・冷風が出ることを確認し、OKを出す。

次に「炊飯器も欲しいんだけど」と言ってみた。
ちなみに家を出る前に「炊飯器ってインドネシア語でなんだろう?」と思って調べてみたら、なんのことはない、Rice Cookerだった。

店員に見せられたのは、結構デザインのいいティファールの炊飯器だった。
もちろんご飯もお粥も炊け、付属のカゴを使って野菜を蒸したりもできる。
でもMade in Chinaなんだよな~。

先日ここの売り場で、それほどデザインは良くないが日本製のタイガーの炊飯器を見たので、「タイガーの日本製のやつないの?」と聞いてみたら、「あれはディスプレイだけです」とのこと。
まあ、途上国ではよくあることだろう。

タイガーのは6,000円ぐらいで、ティファールのは8,000円近い。
しかも1人暮らしには大きいサイズ。
でもこの際「大は小を兼ねる」で、買っちゃおうか。

ティファールの炊飯器は割引もあるというので、結局それにした。
もちろんコンセントに刺して動作確認は必須。
一応OKだ。
別のお兄さんがくじのようなものが入った箱を持ってきたので1個引いてみると、「10%OFF」と書いてあった。

というわけで7,000円ちょっとで買うことができた。

ちなみに店員は英語が話せないので、説明は全部インドネシア語だった。
まあ、製品説明とかは状況判断でクリア。
フンフンと分かったふりをしながら、所々使えるインドネシア語で「何色?」とか、「小さい方」とかコミュニケーションが取れているふりをしながら買い物終了。
この前のロッテマートと違い、ちゃんと大きなビニール袋に入れてくれたので、手に提げて持ち帰ることができた。

アパートの出入り口にはいつも守衛さんや横断歩道の係員がいるので、1日何度も大きな荷物抱えて通るの恥ずかしいんだよね。
「こいつこんな高級アパートに住んでるくせに、なんで車使わないんだ?」と思われているに違いない。


さて、これが買ってきた炊飯器。
とっても嬉しい。






早速ご飯を炊いてみた。
アパートの下のコンビニで買った「輝(かがやき)」というお米。




初めて使う炊飯器なので、失敗したらどうしようと思いつつ、いきなり4カップも炊いてしまった。




若干固く炊き上がった気もするが、まあよいだろう。


その日の夜はようやく自炊。
野菜ポトフにしてみた。(まずそうな写真ですいません。)




ご飯には日本から持ってきた納豆ふりかけを。




ご飯そのものはおいしくなかったけど、このふりかけの海苔の風味のおいしさに感動!
やっぱ日本ってすごいわ。

ところでこの炊飯器、内蓋のパッキンがあるところ、日本の炊飯器はたいてい取り外せて洗えると思うが、これは取り外せない構造らしい。
洗いてぇ~!





韓国製ドライヤーはこちら。






使ってみたらちゃんとマイナスイオンが出てるらしく、髪の毛がつやつやになって広がらない!
今までホテルで使ってたドライヤーとはえらい違いだ。
先にドライヤーだけでも買っとけばよかったよ。


それから今お気に入りなのがこの生姜ドリンク。




小袋に入っている。




原材料はショウガと砂糖と塩。
まあ、生姜湯みたいなもの。
しっかりと生姜の味が効いていておいしかった。
かなり甘いので、翌日からは紅茶にこれを砂糖代わりに入れ、即席生姜紅茶にしている。

この前買った生姜飴に引き続きお気に入りの一品だ。