hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Masters of Sex と春画展

2013年11月18日 | テレビ
「やだなぁ、お母さん、変なもの録画して、、、、」と言ったのは録画されている作品のリストを見た息子。
「なにを言ってんの!このドラマはねぇ、あんたの考えてるようなイヤラシイ番組じゃないのよ。

セックスを大真面目に医学的、科学的に研究した一人の男の物語

なんだから。」
とはいうものの、露出もすごいですし、それらしいシーン満載ではあります。男女の行為ではなく、どんな時どんなタイミングで快楽の絶頂に達するのか、という実験をしているシーンがかなりを占めます。
例えば上の写真、あんな真面目な顔をしていますが、治験対象に名乗りでた女性に一人でさせて喘ぎ声を聞いていたりします、、、
主人公のビルは、産婦人科医で、このことを解明ししっかり理解することによって、不妊治療その他の産科医療に役立てようという案を打ちたて、それの裏付けに躍起になっているのです。
多くの悩める妊婦を救った神のような存在と尊敬されながら、その実、子供を切望している妻との間に子供ができず悩んでもいます。ついに妻が妊娠すると今度は父親になる不安を抱えたり、、、、
なんて書くと、愛すべき主人公っぽいですが、実はいまいち「いい人」とは言えないキャラクター。奥さんがとっても綺麗な女優さんなのですが、役柄も良く、夫に対してすごく理解があるんですよ。それなのにビルはなんというか気難しくて冷たいし、思いやりが感じられない!不器用だから、、、、なんて甘やかしたくないんですよ、私は!(笑)そのくせ助手をやっている姉御肌でバリバリした感じというか生意気な女性に惹かれていってるんですよねぇ、、、、彼女もやっぱり魅力的ではあるのですが、、、、
マイケル・シーンが好きだから見始め、最初の数回は今一歩面白さがわかりませんでしたが、回が進んできて少しずつ面白くなってきて、今では夢中です。笑あり涙あり。
それより何より、オープニングの映像がとんでもない!えっとかなり卑猥な感じなんですけど、よかったら見てみてください。masters of sex opening credits で出てきます。

で、昨日なんですけどBritish Museum で開催されている春画展も見て来ました。


完全に予習不足でした、、、、、、

この絵のようにちょっと着物がはだけた男女が抱き合ってる絵なんだと思っていたもんで、、、、
気づかなかったんですけど、 今まできっと見たことなかったんだと思いますぅ、、、、ビックリしまくりでした。予想以上に膨大なコレクションでどれもこれも強烈なのですが、特に北斎のタコの絵なんかショックで、、、、知らない方は要チェック。正直、美しいですし、よく調べると会話も面白い。
どれも卑猥ながらも美しく、コミカルだったり歴史の勉強になったり、無知からのスタートだったので思った以上に楽しんだのですが、やはりさすがの私も知っている北斎と喜多川歌麿の絵が頭一つ抜けて素敵でした。
絵だけではなく、道具も展示してあったのですが、一つ笑っちゃうくらい Masters of Sex の制作側と同じセンスの置物が。その名も松茸を背負う女。世の中には似た感性の人がいるもんだと思いました。
興味のある方は春画とタイプして画像を見てみてください。私、そこに出てくるほとんどの絵を昨日一枚一枚丁寧に眺めてきました、、、、、、ホント、すごい充実のコレクションでしたから。

そっかぁ、、、、、春画ってあそこまでだったか、、、、、、勉強になりました、、、、、
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久々のかっこいい役の彼に毎週目がハート

2013年11月15日 | テレビ
「刑事のまなざし」、見てます。すっごく面白いです。毎週泣いてます。
何と言っても、

椎名桔平がかっこいい!!!

ずっとなんていうか、クセのある役やチャラい役ばかりだったし、演技もやり過ぎっぽいのが多くてがっかりでしたが、ひっさびさに普通の人役で、カッコいい!!
公務員だし大したものは着ていないんだろうけど、スーツ姿もキマッテル!
って、それだけ書きたかったんです。
以上。
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黄色いアイツを愛して七年目

2013年07月23日 | テレビ
 ご無沙汰しています。
 こちら猛暑が続いております、って、猛暑というのは、三十度前後ですが、、、、(笑)
 映画もたっぷり観ていますし本も読んでいますが、まずは近況報告をば。

 我が家では息子の学校がすでに終了して、彼は特に予定もなくゴロゴロしています。
 ほぼ一日、携帯で音楽を聴いているか、ギターを弾いているか、マインクラフトというインターネットのゲームをしているか、友達とスカイプで話しているか。一日中スカイプのコールがあるにはあるのですが、話していると言っても、うちの子は、yeah, ok, good, cool, fine, no, all right こんだけしか話していなく、相手が喋ってるんですけどね。
そして、

 スポンジボブですよ

 

 上記の時間以外はスポンジボブのテレビを観ています。
 あの子がスポンジボブにハマったのは六歳の時です。その頃に作ったスポンジボブのケーキの写真を以前載せました。なかなかの力作だったでしょ?
 1歳半でトーマス、四歳前後にパワーレンジャー、そして六歳から12歳の今に至るまでナルトも好きではありますが、スポンジボブへの気持ちは薄れていないんです。
 ちなみにベッドカバーもスポンジボブのを持っています。本人が買ってくれと頼んできたわけではないですが。
 枕カバーはそのままスポンジボブの顔なので、スポンジボブと頬を寄せ合って眠ることになるんですよ、想像して見てください。

 この間、同じクラスの子のお母さんが、「うちの子、スポンジボブを夢中になって見始めちゃって勉強しなくなった」と言うので、「うちもものすごく観てるよ。うちの場合は、

 スポンジボブ歴7年目

だけどね。」と言うと、「今まで観ていなかったのになんで今更見ているのかと思ったら、クラスで流行ってるとか言ってさぁ」って、中学一年生のクラスでスポンジボブが流行ってるって何よ?
 「まさか、みんなで『昨日の夜のスポンジボブ見た?』『見た見た、めっちゃ面白かったよねー』とか言ってるとか?」
 「たぶんそうだと思うよ・・・・」まさか!

 私たち夫婦も何度「え?また見てるの?このエピソード何回も見たことあるでしょ!」とことあるごとに言っていますが、何度見ても何度見ても面白いらしくて兄妹二人でゲラゲラ笑っています。
 なんなんでしょうねー

 近況報告、というよりは、スポンジボブの話でした。
 
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薔薇、バラ、ばら、ついでに家族もバラバラ

2013年07月06日 | テレビ
こんにちは。
 今こちらは最高のお天気に恵まれています。やっとだよ、やっと(涙)
 バラがあちらこちらで咲き誇っています。上の写真は数日前に天気がいまいちの時にリージェンツパークのクイーンズガーデンというバラ園で撮った写真。
 実は今日も晴天の中はるばる行ってきたのですが、載せられる写真がないのが残念。
 下の方の写真はご近所の公園で散歩中に撮ったものです。

 バラ繋がりで、英国バラ戦争のドラマ The White Queen にハマっています。
 
  歴史ものではありますが、難しいことのないドロドロのメロドラマです。
 ヨーク派(白薔薇)
 ランカシャー側だった夫が殺された未亡人エリザベス。息子たちと家族を守るには勝利して国王になったヨーク派のエドワードにとりいるしかない。自慢の美貌と色気でエドワードを虜にし、common ながら女王に君臨する。
 エリザベスも美しいですが、その母親がめちゃめちゃ綺麗です。面白いのがこのお二人、なにか困難に面したり願い事があるときは黒魔術を使います。
 エドワードはジェレミーアイアンの息子だそうです。見た目は好みではないのですが、声がジュード・ロウ似。なかなか雰囲気のいい良さ気な役者です。
 ランカシャー派(赤薔薇)
 マーガレットは王位をエドワードにとられ幽閉されているが、息子ヘンリー(後のヘンリー7世)に王位が継承されるように、反旗を翻す機会を虎視眈々と狙っている。
 今のところ、政略結婚をした愛を感じない男と暮らし、王位継承権のある息子とは引き離されている。息子の方は母親に対する bond を全く感じていない。
 マーガレットはお祈りをする時に「エドワード、死ね!」と結構露骨に言ったりするので、共感できずに困ってしまいます。

 そこにウォーイックというエドワードの側近が絡んでくる。エドワードが王ではあるものの実際国政の行方はウォーイック次第という状態。その代わりトラブルの元も彼のような・・・・娘を王家に継がせてなんとか血の繋がりをもとうとするが、エリザベスに邪魔され失敗。怒り狂った彼はついにエドワードの弟ジョージを王に仕立てる計画を立てるがこれも失敗。
 後にランカシャーに寝返る予定。

 自ら策をめぐらしてエドワードを手に入れたエリザベスでしたが、結婚生活は思いのほか愛情に溢れた幸せなものに。娘ばかりを産み続けてもエドワードはいつでも笑顔で迎え入れます。誰かさんとは大違いですねぇ。
 一方、父親の策略を従順に受け止め、エドワードの弟ジョージと結婚したウォーイックの娘イザベルは、冷たい夫と愛情のない結婚生活を余儀なくされます。
 この二人の女性の対比と、それを目の当たりにしているイザベルの妹アン(のちの王妃)の運命なんかも物語の主要な部分でしょう。たぶんね。

 家族がバラバラなのは我が家ではなく、エドワードと弟のジョージが対立するところ、マーガレットが夫との距離を縮めようともせず、それでいて息子との距離も縮めることもできない、などなどチューダー時代の一族の話でした。

 歴史的には最後はこれ以上の内乱を避けるため、ヨーク側のリチャード三世とランカシャー側(に寝返った)ウォーイックの娘が結婚してなんとなく治まった感じです。そんなわけで、うちの娘はこのバラを Tudor Rose と呼びました。

 物足りないのはチューダーズに比べて、お色気シーンが中途半端。やっぱりあれはジョナサン・リース・マイヤーのエロ顔ありきだったわけですねー。
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Mr.Stink ドラマ編

2012年12月29日 | テレビ
 人気児童書「Mr. Stink」がドラマになりました。
 うちの子供たちは二人とも原作を読んで気に入っていましたし、ドラマの方も原作に忠実だったようで楽しんでいました。
 原作と作者の紹介の過去記事はこちら。
 私が個人的に好きだったのは、Mr. Stink は浮浪者で、とっても臭いのですがその臭いのたちこめるのをヴィジュアル化したモアモア~としたものの色がまた本っとにきったない色で上手い!黒でもないし、茶色でもないし、紫でもないし、黄土色でもないし、緑でもないし、なんかすっごい色なんですよ。
 それから、News Agent とは小さい商店のことなのですが、大抵はインド系の家族が経営しています。このドラマでもインド人のショップキーパーがちょい役とはいえ、結構いい味を出しています。彼がというか、ミュータント・タートル・ステイショナリー・セットが。あとはどうでもいいですが、女の子の来ていたワンピースが Nancy のと色違いでした。
 スティンク氏をやったのは誰だかわかりますか?答えは一番下に。
 作者はプライムミニスター役で出演していて、スティンク氏の横に立っている彼です。前回の記事では女装の写真だったので、今回はまともなのを載せてあげましょう。
 
 主人公のクロエの母親はローカルMP(市会議員みたいな感じ)を目指しているのですが、その思想はかなり危険。
 働かないで人々の税金で暮らしてる移民は国に帰れ!
 道でゴロゴロしている浮浪者を一掃しよう!
などなど。
 それで、MR. Stink も絡んで色々あって、母親は最終的に考えを変えてハッピーエンドなんですけどねぇ・・・・・
 作者の本音って本当はどっちなのよー、っていっつも思ってしまうんですよねぇ。
 Little Britain でもガンガン差別をしまくる作品を作って、「こういうのを堂々と取り扱っている」ことで自分は本当はそういう思想は持っていないからこそできるんだみないなアピールばりばりじゃないですか。そしてそういうテレビを作った人が児童書では最後にその排他的思想は間違っていると謳う。「好き」なことを「嫌いなわけじゃない」というツイストした言い方をするイギリス人独特のやり口っていうんですかね。
 だけど、David さんよー、本当の本当の本当のところ、移民問題なんかはどう思っているわけ?!(笑)
 
 Mr. Stink を演じたのはこの人、私の中では古いながら Notting Hill でウィルの友人で、おっちょこちょいなバーニーの役をしたことが印象的ですが、最近では Downton Abbey で人気なのかな。
   
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Wrestler と三上博史と息子の髪形

2012年11月23日 | テレビ
    

 ミッキーロークが「完全復活」と話題になり、ゴールデングローブ主演男優を獲った作品。
 うん、悪くなかったですけどね、男くさかったですねぇ。
 この映画のミッキーロークといい、カントリーミュージシャンをやったジェフ・ブリッジズといい、最近は廃れた感じのおじさんが哀愁漂わせていると、賞に繋がるんですかねぇ・・・・(なに、この穿った見方)
 好きな所は、昔スターレスラーだった彼が落ちぶれて、なんて言うんですか?ルールがあってないようなわやくちゃな乱暴レスリングの世界で生きているのですが、そこの仲間たちが格闘家なのになんというか見た目に反してみなさんほんわかした感じいいんですよね。
 3 out of 5

 で、ミッキーロークと言えば、「ナインハーフ」や「Year of the Dragon」を思いだすのは、古い人たちだけでしょうか?そして「イヤーオブドラゴン」といえばジョン・ローンです。当時は女性人気はミッキーローク派とジョンローン派にわかれていませんでした?私はジョン・ローン派でしたが、彼はどうしちゃったんでしょうね?
 私が思うに、あのあとやった「マダムバタフライ」での女装が彼の俳優生命に影を落としたのでは、と。私自身は良かったと思ったし、今ウィキを見る限りそれなりに評価は得ていたみたいですけど、ぱったり見かけなくなりましたねぇ・・・・ミッキーロークのように華々しい復活をするといいですねぇ。
 それで、三上博史なんですよ。三上博史もさぁ、すごい売れていたじゃないですか。でもあるドラマで二重人格かなんかで女装した後、ぱったり見かけなくなってたんですよ。私の印象ですよ、これ。
 なんですか、男の人って、背が高ければそれだけで「カッコイイ」と言われたり(誰のこととはいいませんけどね)、「仕事ができる」みたいな評価が与えられること多くありません?常日頃そんな風に感じているもんですから、三上博史、真田広之、トムクルーズあたりには本当に頑張って欲しくてねぇ・・・・とりあえず目につくところにいて欲しいわけです。
 
 そんなわけで、三上博史が主演の「実験探偵トトリ」見ています。面白いです。
 そして、このドラマに出てくる相棒の若い男の髪形が気になるわけです。
 うちの Captain R もセカンダリースクールに入って、ようやくヘアスタイルに興味を持ち始めたんですけど、彼のしたいスタイルというのが前髪を長くて横に流し片目を隠す感じ。要するにゲゲゲの鬼太郎のヘアスタイルなんですが、まぁ毎日夕方に鏡をみては試行錯誤していました。結局は朝は時間がなくてそのままただの「だらしなく前髪が長い」だけの人でしたが。
 だいたい長さ的に本人の希望の髪形が出来るようになった頃、目の検査がありました。
 また更に視力が落ちていました。半年ごとに検査をしてその度にメガネを新調しています。読書好きの裏にはこんな犠牲が(涙)
 「目が悪くなるのは、だらしない前髪が目にかかっているせいだ」と心配したお父さんが息子の前髪をチョップ・・・・それで、まぁ、母親の私が見ても申し訳ないけど笑っちゃうヘアスタイルに。
 ところが、この三上博史の相棒の男の子がですね、今の Captain R のヘアスタイルと同じなんですよ。あれ、カッコいいんでしょうかね?
 
 だったら、うちの Captain R のもそう悪くないのかもなぁー、と思ってこの相棒君を見せて「あんたのその髪形も案外流行っているのかもよー。今はこういうのがカッコイイのかも。気にすることないんじゃない?」と自分が一番笑っているくせに言ってみた。
 一応チェックはしてたけど「うぇーん!!!絶対かっこよくなーい!!!」と気は晴れてはいませんでした(笑)
 まぁ、クリスマス明けにはまた目にかかるくらいにはなっているでしょうからね、その時は家ではちゃんとヘアバンドをするか、洗濯バサミで前髪を止める(ヘアピンを嫌がるので時々やらせています)なり工夫をすればいいでしょう。
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プラチナタウン

2012年09月27日 | テレビ
 すっかり忘れていましたけど、当ブログには「テレビ」というカテゴリーが!
 そんなわけで、北海道の星、大泉洋主演の「プラチナタウン」というドラマを観ました。単純に大泉が大好きだから、という理由。私の中ではちょっとサシャと被るんだよねー。

 東京で商社に勤める40歳が地元の仲間に請われて、莫大な負債を抱え、破綻寸前の町の町長になり、再建を目指す話。

 すっごい面白かったぁ!
 全5回のドラマなためスピード感もあり、第一回目議会のシーンからドキドキわくわく。久しぶりに続きが早く見たい!と思う作品でした。
 町を牛耳る議員とのバトル、徐々に理解を示してくる役場職員との関係など、お約束パターンではありますが、商社や一般企業の協力により、再建案が次第にしっかりとしたプランとなっていく過程に見応えあり。

 小さな町の抱える問題はどこも似たようなものです。若い労働力の土地離れと老人人口の増加。財政不安。
 私も小さな町出身ですので、自分の町とつい重ね考えながら見ました。ただ私の所はなんといっても観光産業が強いので、このドラマほどの問題は抱えてはいないでしょう。
 でもやっぱり借金は相当あると思うし、福祉関係の事業は遅れている面は見られます。いくら担当者が頑張ったところで、市長や議員などのトップがその問題に無関心とあっては、何も始まりません。徐々に目を向け始めているところは多少みられるのですが、とにかく始めるのが遅かったとしか思えません。他の市がどんどん始めたので慌ててやり始めてるようじゃダメです。もっと専門知識を持った人間に舵を取らせるなど、人事の面から改革をしていかなければ。
 このドラマの市長の逆転の思考により、老人福祉問題の解決、人口とそれに伴う納税の増加を図ります。外から入ってきた人間だからこそ状況は動いたのです。さて、上手くいったのでしょうか。
 ちなみに、北海道のある市では採用枠に一般企業からの転職枠があるそうです。私はもろ手を挙げて、一般企業出身の人の採用に賛成してはいません。その人たちが必ずしも活路を見出すという神話は信じません。なので特別に枠を用意する必要性に関しては疑問に思います。


 話は脱線しますが、私の町では老人福祉センターというところで60歳以上のお年寄り向けの無料のヨガ教室があり、うちの母が毎週楽しみに通っています。
 「最近オウムの残党がまたヨガ教室をしながら勧誘活動をしているっていうけど、そこは大丈夫なんだろうね?」と私が聞いたところ、
 「市がやってるんだもん、そんなことは大丈夫でしょ」とのことでしたが、あとからよく聞くと、毎回最後の方に
 「オームー、なんちゃらぁ」と叫ぶんだそうです。マジか?!
 あたしの町のおばちゃんたちが面倒に巻き込まれないことをただただ祈るばかりです。

 ついでに、まだ日本の小学校が休みに入る前に市民プールに行ったうちの子供たちは、プールの監視員に「学校はどうしたの?」と訊かれたそう。

 「僕たちは学校には行っていません」思いっきり英語の直訳な日本語を話します。

 と答えた息子。これじゃあ、問題のある親だと思って通報されるのでは?
 「どうして?」と訊かれてなんと言ったと思います?

 ガイコクジンだから

 ・・・・・もうちょっと日本語の勉強が必要です。
 このドラマと違って、私の町の市民プールは夏休み中は子供たちで賑わっていましたし、子供たちが来ない時間はおばさんたちが来ていて、うちの二人に泳ぎの特訓をしてくれた方もいたそう。全く泳げなかった娘はクロールを15メーターくらい、息子は平泳ぎをしたことがなかったけれど、25メーター泳げるようにしてもらったようです。

 そうそう、ドラマの話に戻るけど、北海道もしくは田舎を舞台に作られるドラマにありがちな、「素朴な田舎の人」アピールがあまりないところも魅力でした。よくあるあれ、嫌いなんだよね。
 ま、そうは言っても、今回も「お姉ちゃんとお孫ちゃん、帰ってきてるんでしょ?」と、近所のおじさんおばさんたちから畑で採れた野菜や釣った魚、ビール(!)などの貢物がいっぱい届きました。そんなところはいいところなんでしょうけどね。
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面白い・・・・

2011年07月29日 | テレビ
 「荒川アンダーザブリッジ」、面白いですね。ハマっちゃって何度も繰り返し観てしまいました。
 これまで「背が高いだけじゃないの?」なんて憎たらしいことだけ言って全く魅力を感じていなかった小栗のこの姿に一気に惚れてしまいました。

 首のところが素肌なことと、襟足にチャックがついていること、そして一言も触れられることがなかったけれど河童なのにしっぽがついていること、どれも素敵・・・・しっぽにあえて触れない、というところが気に入りましたよ、このドラマ。
 これからも「おだちすぎず」ギリギリのところで引き返してくる感じの番組であって欲しいです。
 そして第一回目には出番がなかったのですが、この人。

 あ、あんた、性懲りもなくまた私の目の前に現れるなんて・・・・
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「下流の宴」

2011年07月20日 | テレビ
 「下流の宴」、とっても面白かったぁ。
 毎週たくさん笑って、何度も泣きながら見てました。
 やっぱりお母さんの気持ちに共感することが多かったけれど、最終回に息子の弁護に回ったところはちょっとなぁ・・・・でも母親ってね、そういうもんだろうね。
 それに結局のところ上下に一番こだわったのは息子本人だった、ってことが悲しかったなぁ。せっかく彼女がそんなの関係ないと証明してくれたのに。
 だけど、基本的に「モグラの巣の管理人」だって、働いているだけ上等だ、と思うのはやっぱり甘いのかなぁ。

 
今日の日記:

 先日学芸会のようなミュージカルがあり、Nancy たちはモンスターだったのですが、グレーと黒の上下というコスチュームが直前になって変更になり、欠席していた我が家には何の連絡もなし。それで一旦家に帰り黒のドレスを学校に届けたのだけれど、本人の手に渡ることなく・・・・紛失。
 誰よりも張り切って踊りを練習し、衣装も早々に自分で全部みつくろううちの娘。
 あぁ、それなのに、それなのに。
 素肌に制服のジャンバースカートを着て登場。どうしてせめて事前に用意してあったグレーのシャツを下に着させてくれなかったの?っていうか、そこまで黒にこだわったなら、これがもし白人の子供だったらどうしていたわけ?うちの子が黒いから素肌に着せたんちゃうの?
 まるでだらしくなくて、言われても言われてもコスチュームを用意してこなかったみたいじゃん!
 あーん、Nancy 可哀想~!!!と涙ぐんだ目で娘を見つめる私。
 舞台終了後、私の殺気を感じた先生の1人が「明日もう一度みんなで探してみますから」と神妙な顔で言いました。
 翌日は無事ドレスも見つかり、大張りきりで踊るNancy。前日欠席していた病み上がりのダンスパートナーA君を引っ張り回し振り回しの大暴れ?私もすっかり機嫌を直しました、とさ。

 それから息子のフットボールマッチもありました。
 前回、賄賂をちらつかせた(送迎オファー)にも関わらず、選手に選ばれなかった Captain R。(2010.11.14)
 今回は仲間のうち運動神経の良い3人が受験のためクラブを辞めたので、ようやく順番が回って来ました!セコイ?
 一日中、土砂降りだったり、晴れたりのわけのわからない天気の中決行。
 はりきって応援に行ってきましたよ。
 あー、それなのに、それなのに。
 私以外はお受験の話で持ちきりでした。「場所、選べばぁ?せっかく子供たちが雨の中頑張っているんだから応援しようよぉ!」とか心の中で思うけれど、結局は私も気になるもんだから耳はしっかりそちらへ反応。
 まぁ、どう見ても戦力になっていない感じだったので、今まで選手に選ばれなかったことに何の不思議もないけれど、転校初日から一度も休まず4年間続けていることだから、うちの場合は受験のために辞めるなんてありえないなぁ。
 新6年生でクラブに残っているのは受験をしない二人とCaptain R の3人だけ。確実に選手になるはずだから来年はますます張り切って応援するぞ!
 実はスポーツをするのは小学生のうちだけじゃないかと疑っている私。「下流の宴」の翔ちゃんのように「ひきこもり」とまではいかなくてもハードコアゲーマーとなって・・・・・そんなわけで応援にも別の意味で熱が入るんですのよ(笑) 
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ああぁ・・・・やっぱり山田孝之なんだ・・・

2011年07月15日 | テレビ
 す、すみません。また、「彼」についてなんですけど・・・・
 新しく始まったドラマ「勇者ヨシヒコと魔法の城」を観ました。タイトルからして「普通見るか?」と自分に突っ込みを入れながら、やっぱり「山田孝之」の名にどうしても魅かれて・・・・・
 面白い・・・・山田孝之、仕事選ぶの上手じゃないだろうか。
 それに、彼、なんかイイ・・・・・あぁ、認めたくない!
 前半があまりにも面白かったので、すでにベッドに入っていた息子を階下に戻して、一緒に観ました。
 後半かなりうざい脚本になっていましたが、その後に見た記者会見で監督のしゃべり自体もかなり鬱陶しい感じだったので、それはもうどうにもならないということで。

 ああ、それにしてもこの写真の人物。

 彼の一番最初の台詞は「嫌な時代になったもんだ」です。
 うん、うん、そうでしょうねぇ、あなたが深夜番組でこんな役をすることになるなんて、ホント嫌な時代になったんでしょうよ。

 いつまでも山田孝之の呪縛から解き放たれない私。
 本当に好きなのは、本当に好きなのは、

 大沢たかお

 なのにぃ。

 
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Get the Look(ディズニー・チャンネル)

2011年05月18日 | テレビ
 ただ今うちの娘が一番気合いを入れていて、miss できないテレビ番組です。
 ディズニーチャンネルのアイドルたちのファッションを参考に、流行りの洋服、小物の取り入れ方、手作りの小物の作り方紹介、などなど。多分ほんの5分もない番組だと思うのですが、Nancy にとっては大切な時間。
 中でも、うちの娘のファッション・アイコンは「Wizardz of Waverly Place」のセリーナ・ゴメス(ビーバーの彼女)。
 ちなみに上の写真のスカーフ使いは sooo yesterday として紹介されていて、今年はこんな風にするほうがいい、という具合にアドバイスがあります(特に本人は出演しませんが)。
 セリーナの真似をして、コンバースの靴ひもを変えました。セリーナの真似をして、髪の毛は横縛りにしています。これダサくないのですか?それから下の方をこの写真の様にカーリーにしたいと半泣きで訴えてきます。
 それから、もう一人のアイコンは「Sonny with a Chance」の Demi Lovato 。
 ある日チェックのワンピースの上にチェックのシャツを着て、今時前を縛っていたので、「その格好はおかしいと思うけど・・・」と両親揃って助言したにも関わらず、「Get the Lookでデミがやっているんだからいいんだよ!」と頑固に着替えませんでした。
 テレビを見ている時のその真剣な目つきといったらありません。物作りが好きなので、手作り小物も自分なりに工夫して可能な限り取り入れます。
 先日ファームであった友人の誕生会には、ファーム・ガールになりきって、チェックのシャツの上にファーのベスト、ジーンズのスカート、牛柄のブーツで参加。多分ハナ・モンタナ風。カウ・ハットがないとぼやいていました。
 家族で近所の打ちっぱなし(ゴルフ)に行くときでも油断はしません。ポロシャツにキャップを被っていきます。
 とにかく「Get the Lookで・・・・」という台詞をよく耳にします。
 ティーンになったらどんなことになるんでしょうねー・・・・
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あれ?それってキャンディキャンディが着てなかったっけ?

2011年02月17日 | テレビ
 今朝の車中の会話。
 私「あの歌、F-word の繰り返しだったんだね・・・知らなかったよ。」
 Captain R 「え? Forget you でしょ?」
 私「昨日 youtube で確認したら、タイトルも歌詞も全部 F-word だった。びっくりだね」
 C「違うよ、絶対 Forget you だよ。」
 Nancy「そうだよ、Forget youだよ。」
 私「夕べお父さんも確認したよ。だからさぁ、あのビリオネアの歌も最初から freaking bad だったんじゃない?結局のところセンサー(制限)なんてないんだよ、きっと。」案外子供たちの耳もたいしたことないな・・・と心の中で思う。
 C & N 「へぇ~、そうなんだぁ」
 ところがグラミーの再放送を見たら、やっぱり本当に「Forget you」だった。しかも、グィネス・パルトローと一緒に歌ってたよ!パルトローのパフォーマンスがカッコよかったぁ(普段は好きじゃないので見直したよ)!
 あとはビーバーとウィル・スミスの息子の共演時のウィル・スミス夫妻の凄く嬉しそうでプラウディな姿が微笑ましくて涙が出た。少年たちのパフォーマンスじゃなく、見つめる親の姿にね。
 残念だけど全体的には、プレゼンターのセレクションも、同じ人たちばかり賞を獲ることも、下手くそなラッパーたちがやたらと出演していたことも含めて楽しくなかったなぁ。

 
 上の写真はブリットの時のリアナのドレス。キャンディ・キャンディが似たようなの着てませんでした?
 イライザの意地悪で白いドレスにシミがついて、アンソニーのバラで飾り付けてシミを隠したエピソードがあったと思うんですけど。
 司会者もどういうつもりか「うちのいとこの結婚式のブライドメイドが着るだろう」とかいうコメントをしていて、意味不明。映画「27 dresses」では、ブライドメイドのドレス=センスが悪いという代名詞のように使われていたと思うんだけど・・・まぁ、ヘアとメイクは良かったけれど、ドレスはあまり似合っていないような気はしました。
 そしてこちらが、グラミー時。うちの娘Nancy が選んだワースト・ドレスです。
 ビーバーを差し置いて新人賞を獲ったのは彼女。初めてみたけれど、すっごい可愛い子ですねぇ。この色のドレスにこの色の靴がなかなか合っていて驚きました。今年はこんな「破れたような服」が多いようでした。
 
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ドラマ「Tudors」

2011年02月17日 | テレビ
 我が家のチューダー・ブームの流れで、ついにドラマも観てしまいました。 
 これがまた、たまたまエピソードが良かったからかもしれないけれど、面白い!
 多分最後のシリーズの再放送だったのだと思うのですが、5番目のワイフのキャサリンが不貞をはたらくシーンが満載、ヘンリーも何やらチョロチョロしている、というかしようとしているところで、昼ドラ的なノリでありました。
 そこへスコットランド王に屈辱を与えられたり、たった1人の男児であるエドワードが危篤になったりという話も絡まって、見応えがありました。
 
 中でも病床についている息子の傍らに寄り添い、朝になって目を覚ました息子の手の感触で目を覚ましたジョナサン・リース・マイヤーの表情が素敵すぎて心揺さぶられました。
 でもそれ以外の場面では、ジョナサンはキングとしてというよりは、「マフィアの若頭」ぽく見えました・・・
 なかなか貫禄はあったのですが、声がまだまだ若くて惜しい気も。
 残念ながら今回はヘンリー自身の色っぽいシーンはありませんでした。次回に期待?

 あとは私のイメージではチューダー様式の建造物は外装や庭は綺麗だけれど内装はシンプルなのですが、その分衣装にお金をかけたのでしょうか、ドラマの中では女性たちよりもヘンリーの洋服の方が豪華(キングなんだから当たり前?)で、着替える度に色々チェックする楽しみもあります。

 やはりヘンリーⅧなだけに昼ドラ感覚で見れてしまい、それでいて歴史の流れなんかもだいたい掴めたりするので、思った以上に親しみやすい番組だと思います。続きが楽しみです。
 
 
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わけわかってないのに BRIT Awards

2011年02月16日 | テレビ
 BRIT Awards 見ました。
 なんと言っても、Tinie Tempah であります。気になって仕方なかったので・・・・
 今回二つほど賞を獲ったのですが、受賞の時のリアクションが可愛い!素朴で本当に嬉しそうで。
 水玉の蝶ネクタイもジャケットもめんこい!
 気になっていた理由は、顔が小さいのかそれともメガネが大きいのか、ということです。
 正直パフォーマンスの方は・・・・・本人が良いというよりは・・・・・大きな声では言えないのですが、共演している人の歌唱力がいいのでは?とか思っちゃいました(笑)

 驚いたのは Plan B。毎日「She Said」をラジオで聴いていて、男の人が歌っているとは思っていなかったし、ラップ部分も同じ人が歌っていることにもびっくり。しかも丸い顔した白人とは・・・・・
 エルトン・ジョンが彼のファンということですが、私の大予想では彼は消えます。理由は・・・・ごめん、見た目。

 見た目といえば、こんなことが。Cee Lo Green という人のことですが・・・・
 私は普段英語の歌詞を全く気にもとめない、というかまぁ本当のところ全く聴きとれないのですが、まさか「あんな直接的なこと」を叫んでいる歌だと思っていなかったので機嫌良くハミングしていたら、息子に「お母さんその歌好きなの?」と訊かれ、「なんとなくノリが良いからね!」なんて答えたら、「まぁ、歌っている人見たら、絶対がっかりするけどね」と一言。
 今夜初めて拝見させてもらってなるほど。私が普段からほかのミュージシャンのPVを見る度に「ブラックならどんなでもありか!」と毒づいているのを息子はちゃっかり聞いていたらしいですね。

 それにしても British がビーバーに賞を上げるなんてビックリ。案の定会場少々シラケ気味。そしてもっと「うわっっ!」と思ったのが、その時のプレゼンターの Will Young の一言。I could be his dad or mum. って「なんでそんなこと言う?!」
  
「なるほど、この歌はこの人が歌っているのか」「う~ん、このバンド(Arcade Fire と Mumford & Sons)の良さは分からないのぉ」など、かなり距離を感じながら見終えた番組でしたが、出演者の中で一番好きだったのはやっぱり、
 プレゼンターとしてきていたアラン・カーであります。見たとおり、もちろんミュージシャンではなくコメディアンです。いつも笑顔で心がなごみます。
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Boardwalk Empire

2011年02月10日 | テレビ
 マーティン・スコセッシの「禁酒令時代を舞台に」「闇で街を牛耳る男が主役のギャングもの」。
 どう考えても私のジャンルじゃないなぁ・・・・

 ところがオープニングの映像と音楽からすでに惹かれるものが。そして

 ブシェミがカッコいい!!!!!!



 清潔で、凛としていて、お洒落(写真のオレンジ色のシャツを着ている姿に痺れました)で、貫禄がある。
 あの声でどうやって貫禄を出すのかと思ったけれど、なんていうか空気を利用している感じです。間の取り方が絶妙。
 主演男優賞受賞が100%納得の存在感でした。演技力というよりは、存在そのものがすごい。
 
 内容も物静かに淡々と進んでいくし映像も暗いのだけれど、台詞の良さ(ソプラーノの製作者らしいです)と役者一人ひとりのトーンや間の取り方の上手さで退屈させられません。

 そしてマイケル・ピット。やっぱり彼はいいですよ。それにしてもずい分と大人になったなぁ・・・しみじみ。
 実はスコセッシが実際に指揮をとって、半端ない製作費をかけた豪華絢爛の第一話は見逃しているので、そのためわからなかったのかもしれませんが、私の予想ではマイケル・ピットはブシェミの隠し子なのではないかな。もしそうだとしたらナイスキャスティングだと思うんですよねぇ。あの目つき、肌の白さ、唇の赤さなんかそっくりだと思うんです。でも違うみたいですけどね。



 また、アメリカのドラマのヒロインに Kelly MacDonald を抜擢というのも面白いですよね。
 私は彼女の出ている作品は結構観ているのですが、最初は「こんな地味な子、なんで?」と。後になって、デビュー作「Trainspotting」を観てあの素っ頓狂な役を飄々とやっている姿に、というか大胆な脱ぎっぷりに「根性すわってるなぁ」と一目置くようになりました。あの役の彼女、すっごいいいですよね。
 このドラマの中では今のところまだまだ目立たない地味で暗い役なので、これからどのように変わっていくのかが楽しみです。

 正直今のところ、内容よりもキャスティングに興味が惹かれているというか、好きなキャスティングなので楽しく観れているところが大きいかもしれません。
 あとは、音楽もいいし、何よりファッションがなかなか。上質で洗練されている感じです。

 最後に、エグゼクティブ・プロデューサーにスコセッシと並んで、マーク・ウォールバーグの名前を発見。
 あいつ、一丁前に・・・・・
 
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