こ、これは・・・・・かなり面白いじゃないですか!(実は予想外)
「愛し合っているから一緒にいたいんだぁー」と暮らしていたけれど、子供ができた途端に大真面目に「家庭を築かなくちゃ」と考え始めたカップルのお話ですね。とにかく二人とも、なのか、彼女のヴェロニカがなのか、生真面目なんです。
そこで、友人知人に顔を出しながら新しい居住地を探しに出かけるのですが、普通の人が主役の彼女だけであとはみんなちょっとズレちゃっている人たちなんだけど、絶対あちこちにいる感じで。特に彼氏のバートが出だしからどうにもポンスケでびっくり。
その中でもマギー・ギレンホール演じる人物は風変りな思想の持ち主で強烈。役のエキセントリックさだけではなく、彼女の演技のダイナミックさがこの映画の中では一番光っているかもー。
私の好きなシーンBEST3
3.オープニングシーン。二人でベッドに入って行為中なんだけど、この彼氏がホントにもーアホちんで出だしから噴き出します。
2.2番目にいいと思うシーンが実は二つあるのですが、一つは養子をたくさんひきとり大家族のお父さんとなっている大学時代の友人の告白シーン。泣きましたよー。もう一つはバートの兄が娘の将来を心配して気持ちを吐きだしているシーン。どちらも男性が絞り出すように心の内を打ち明けているのが何ともいえなくてね・・・・・でもお兄さんの方はちょっとデリケートすぎて(感性がとても女性的)出て行った奥さんの気持ちがわからなくもないかも、と思ってしまいましたが(汗)
1.マギー宅での食事シーン。何かの思想に憑かれている人って自分だけが勝手に信じていればいいところ、他人を批判したがる傾向があるよね。そこが上手く描き出されていたので。マギーが親を早くに亡くしたヴェローナに対して、そのため女性として母性が足りないだろうというような失礼なことを言ったり、マギーの旦那の方がお金の絡む仕事をしているバートを非難したり。なんともいえない話題の絶妙さとマギーの飄々とした言動が面白い。温厚なバートが激昂して、「あんたらおかしい!ヴェロニカはお前なんかよりよっぽど女として素晴らしい!」と叫んで飛び出していくのもちょっと素敵でした。
全編通して、カメラワークが特に好き。最後のシーンなんかとっても綺麗。撮影はエターナルサンシャインのカメラマンみたいですよ。
ところで、このカップルは大真面目に「家庭を築くこと」を考えてはいますが、その中には彼女の意向で「結婚をすること」は入っていません。
私はかねがね「籍を入れないこと」にこだわることには疑問を感じていましたが、このカップルは結婚しなくていいんだなぁと思いました。この作品だと逆に彼の方がどうして結婚したいのかが伝わってこないような・・・・・不思議ですねぇ。
「結婚することと家庭を築くことは必ずしもイコールではない」
ということを先ほども出てきました大家族のお父さんがパンケーキに角砂糖をのせ、爪楊枝(え?)を柱にし、コースターを屋根に、その上からシロップをかけ説明していたシーンがとても印象的です。彼自身は結婚をしているのですが、しない形をとろうとしているバートとヴェロニカへの理解を示している場面です。結婚していて、しかもそれに満足している人物側の解釈の仕方だからこそ納得できる感がありました。あら、ここが一番好きなシーンかも!
4.5 out of 5 主演の女の人がとっても自然で素敵な演技をします。
「愛し合っているから一緒にいたいんだぁー」と暮らしていたけれど、子供ができた途端に大真面目に「家庭を築かなくちゃ」と考え始めたカップルのお話ですね。とにかく二人とも、なのか、彼女のヴェロニカがなのか、生真面目なんです。
そこで、友人知人に顔を出しながら新しい居住地を探しに出かけるのですが、普通の人が主役の彼女だけであとはみんなちょっとズレちゃっている人たちなんだけど、絶対あちこちにいる感じで。特に彼氏のバートが出だしからどうにもポンスケでびっくり。
その中でもマギー・ギレンホール演じる人物は風変りな思想の持ち主で強烈。役のエキセントリックさだけではなく、彼女の演技のダイナミックさがこの映画の中では一番光っているかもー。
私の好きなシーンBEST3
3.オープニングシーン。二人でベッドに入って行為中なんだけど、この彼氏がホントにもーアホちんで出だしから噴き出します。
2.2番目にいいと思うシーンが実は二つあるのですが、一つは養子をたくさんひきとり大家族のお父さんとなっている大学時代の友人の告白シーン。泣きましたよー。もう一つはバートの兄が娘の将来を心配して気持ちを吐きだしているシーン。どちらも男性が絞り出すように心の内を打ち明けているのが何ともいえなくてね・・・・・でもお兄さんの方はちょっとデリケートすぎて(感性がとても女性的)出て行った奥さんの気持ちがわからなくもないかも、と思ってしまいましたが(汗)
1.マギー宅での食事シーン。何かの思想に憑かれている人って自分だけが勝手に信じていればいいところ、他人を批判したがる傾向があるよね。そこが上手く描き出されていたので。マギーが親を早くに亡くしたヴェローナに対して、そのため女性として母性が足りないだろうというような失礼なことを言ったり、マギーの旦那の方がお金の絡む仕事をしているバートを非難したり。なんともいえない話題の絶妙さとマギーの飄々とした言動が面白い。温厚なバートが激昂して、「あんたらおかしい!ヴェロニカはお前なんかよりよっぽど女として素晴らしい!」と叫んで飛び出していくのもちょっと素敵でした。
全編通して、カメラワークが特に好き。最後のシーンなんかとっても綺麗。撮影はエターナルサンシャインのカメラマンみたいですよ。
ところで、このカップルは大真面目に「家庭を築くこと」を考えてはいますが、その中には彼女の意向で「結婚をすること」は入っていません。
私はかねがね「籍を入れないこと」にこだわることには疑問を感じていましたが、このカップルは結婚しなくていいんだなぁと思いました。この作品だと逆に彼の方がどうして結婚したいのかが伝わってこないような・・・・・不思議ですねぇ。
「結婚することと家庭を築くことは必ずしもイコールではない」
ということを先ほども出てきました大家族のお父さんがパンケーキに角砂糖をのせ、爪楊枝(え?)を柱にし、コースターを屋根に、その上からシロップをかけ説明していたシーンがとても印象的です。彼自身は結婚をしているのですが、しない形をとろうとしているバートとヴェロニカへの理解を示している場面です。結婚していて、しかもそれに満足している人物側の解釈の仕方だからこそ納得できる感がありました。あら、ここが一番好きなシーンかも!
4.5 out of 5 主演の女の人がとっても自然で素敵な演技をします。