hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The Queen Elizabeth Oak

2014年05月31日 | 日記
この~ 木 なんの木
気になる 気になる

こちら ハットフィールドハウスのガーデンにある木ですが、エリザベスがクイーンメアリーの死にあたり、次のクイーンになることを最初に伝えられた場所です。メアリーがクイーンになってからはただ住んでいるというより、反旗をひるがえさないように閉じ込められて見張られていたのでしたね。
その木はドラマティックにドンっと立っているわけでもなく、実はあんまり格好よくもないんですよ、こんなこと言ってはなんですが。写真うつりはいいでしょう?苦労しました笑 そうは言っても、その場に立って周りを見渡すと気分は乗って来ますねー。映画のシーンを回想、、、、、
それにしてもなんだか様子がおかしいと思ったら、その時のオリジナルの木ではないのです。
今のクイーンエリザベスがその場所にもう一度木を植えたのだそう。元々の木は古くなってダメになってしまったのでしょうね。
他の誰でもなく、同じ名のエリザベス女王が、というのが感慨深いと思いませんか?

そしてその後重臣を集めて、今後のそれぞれの役職や方針などを発表した場所がさきほどのオールドパレスの中です。

部屋の中央にエリザベスが座り、正式に戴冠する前ではありますが、女王としての初めての仕事をしたところです。
私もその場所に立って、一緒にガイドツアーに参加している者どもをわたくしの重臣としての妄想開始。ガイドさんは Francis Walshingham でしょうか?それとも雰囲気的にはセシル?残念ながらロバートダドリー的 dashing な人は見当たらず一瞬にして現実に引き戻され、、、、
天井の梁は当時のそのままなのですが、 その後この部屋は一時は馬小屋として使われていたこともあり、侵入して来た鳥を撃った穴がポツポツとあるそうですよ。
余談ですが、この部屋に飾ってある一枚の肖像画(写真には載っていません)、誰だかは忘れましたが本人がこの家の当時の主に贈り物として渡して来たそうです。歴史には詳しくないので、自画像を他人に贈りつけるのが当時はもしかしたら普通だったのかもしれないですが、この男がまず傲慢でいけすかない野郎だったらしく、この家の女主人は亡くなるまでこの絵を裏返しに飾っていたらしいですよ。外さないで裏返しというのがユーモアがあっていいですねー。
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Hatfield Old Palace

2014年05月30日 | 日記
先日エリザベス一世が少女時代を過ごしたオールドパレスのガイドツアーに参加しました。
ガイドさんは、小学生の時にチューダーを習い夢中になり、今でも毎日欠かさずチューダーについて勉強をしているという熱血な老紳士でした。
導入部で、ドラマ White Queen の話が出てきました。元々はビショップの所有でしたが、ヘンリーの祖母にあたる Red Queen がここに滞在することもあったので、若い頃のヘンリーもよくこのオールドパレスを訪れていたのでした。そこでその後ここを子供達の教育の場として手に入れたのです。
最初はエリザベスと、弟のエドワードが住んでいたのですが、後になってメアリーも暮らし始めます。ヘンリーはここを訪れて2人に会うことはあっても、メアリーにだけは会うのを拒んだりもしました。「この窓からメアリーが泣きながら父を呼びましたが、ヘンリーは振り返りもしませんでした。」なんてエピソードも含めて本当に色々なことを話して聞かせてくれましたよ。
White Queen の話が出た時に、わたくし「ドラマ見ていました」「本も読みました」アピールをしておきましたし、チューダーも子供達とドラマ Tudors のおかげでそこそこ知っているので、そうだそうだ的に頷きながら着いて歩いていたので、ガイドさん「遠く日本の人がこんなにまでチューダーに興味を持ってこんなところまではるばる来てくれるなんて!」と感激していました。originally from Japan だけどこっちに長いこと住んでるって最初に言ったはずなんだけど(笑)
そうそう、六人のワイフの中でガイドさんのお気に入りは、アン・クリーブスなんですって。ちょっと意外ですよね?
肖像画と違っただけで本当はちっともブスじゃないし、あのヘンリーと友好的に離婚し、その後も上手に交友をしていた賢さナンバーワンな点、器の大きい人物だった点が素晴らしいとのこと。
以前ハンプトンコートパレスを訪れた時のディスプレイではものすごくキャサリンオブアラゴンよりだった印象が残ったので、それぞれの研究者が独自の見解と好みをもっているのがわかって楽しいですねー!
こちらは裏庭です。


明日に続きます。 お楽しみに!
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The Company Men

2014年05月27日 | 映画


リストラにあい再就職先を探すベンアフレック、次は自分の番かと怯えながら暮らすクリスクーパー、社長と共に会社を設立してきたのに最近溝が深まるばかりのトミーリージョーンズ。
会社員として時間を仕事に捧げてきた男たちのやるせない姿を描いた作品。

確かに切ない設定なのだけれど、金持ちの心境が理解できないもんですから、ピンときません。
なぜそんなにお給料をもらっているのに、数ヶ月の生活を維持する程度の貯蓄がないのか?
去年の夏のディズニーワールド旅行のカードローンの返済が、、、、って、どんなに贅沢な旅行だったとしてもそれくらい2ヶ月分の給料の余り金程度で完済出来そうじゃない?

でも、多いですね。自分の納得する仕事、というよりポジションと収入にこだわっていつまでも自宅にいる旦那さんたち。 私の周りにもいつでも必ず一人、二人はいます。毎回奥さんたちの理解と献身ぶりにに感心してしまいます。
俺はそんなんじゃないったって、選ばれないってことはそんなんなんだよ!と他人は思う様なことも多いのですが、そこで妥協をしないことも正しい人生設計なんでしょうしね。何とも言えないです。
結局は誰も彼もが over qualifiedな上、実際の仕事の能力があるかどうかに気づかせてもらう機会がないままいい歳になってしまっているんじゃないかな。

作品の話に戻りますが、ベンはいいとしよう。まだまだ小さい子供達がいるし。
けど、クーパーやトミーなんかはすでにおじいさんですよ。子供だって大学生だったり、独立してたり。それくらいの蓄えはあって良さそうだし、それ以上にもう働かなくて良くないですかね?
アメリカの事情がわからないですから、悲しみはわかっても苦しみがわからない。
こっちだったら、行政がなんとかしてくれそうなんです。

うちの父は退職後も別の仕事に着いたのですが、母はがっかりしていました。周りより若い夫婦だったので、よその夫婦がご主人の退職後に旅行に行ったりしてるのを羨ましく思い、待ちわびていたんでしょうね。早くに結婚して子育てに専念していましたし。ところが、父の急死で結局は二人でのんびりもないまま、、、

なんだってこんなお年寄りが働かなければならない世の中なんだろうね。若い人たちがフラフラしているのに。もう、このおじいさんたちは(映画内の)ゆっくり休んじゃっていいよ、がんばってきたんだからさぁ。

って、うちも旦那にはこの先もたっぷり働いてもらわないと!ですけどね笑
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人のセックスを笑うな

2014年05月26日 | 和書


 解説を書いた高橋源一郎と田中康夫は、文藝賞の選考の際に、これはいいね、抜群だよね、全部いいよね、何がいいって、要するにセンスだよね、と言い合ったそうだ。この小説のどの部分がどのように素晴らしいのか、は全く言及していなかったらしい。
 それでいて、ほかの人の感想を読むと、いや、違うんだよ、わかっていないなぁ、となるらしい。

 ま、そんな感じの作品なのである。だから、私もこれと言って書くことはなく、うん、いいんじゃないの?ってことなのだ。
 あえて言うなら、本編よりこの高橋源一郎の解説文が面白い。
 作者の山崎ナオコーラという名前に関して、堀辰夫の「菜緒子」や村上春樹のノルウェーの直子を引き合いに出して、こう書いている。

 ナオコという名前には、日本文学の深層意識の中に流れる、湿ったなにかが、死に近い何かが、存在しているのかもしれない。
 中略
 ナオコーラという名は、高度資本主義社会下で生きる女性の名前だ。あの不吉なナオコたちとは異なり、その世界で雄々しく生きていこうとする意志を示している。そのため、神聖な個人の名に、資本主義的な記号つけてもかまわない、と言っているのである。

 本当かどうか知らないけれど、全くもってユニークな解釈だと思う。

 
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Hunger

2014年05月23日 | 映画
12 years a Slave の監督が北アイルランド問題を扱った実話に基づいた作品。
収容されている IRA のテロリストたちへのサッチャーの対応に抗議し、刑務所内ではブランケットプロテスト(汚い腰巻だけ)、ダーティプロテスト(壁に塗ったくってある茶色いものの正体は、、、)などが起こり、ついにはハンガーストライキへと発展する。

マイケル・ファスベンダーがみるみるうちにやせ細って行くのが見どころか。
私はそれより彼のアイリッシュアクセントが印象的。

事実にはちょっと興味はあるけれど、この作品自体は正直面白くないかも。
12years も途中まで見たけれどあんまり好きじゃなかったので、 多分この監督が苦手。

2 out of 5
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21 Jump Street

2014年05月22日 | 映画


チャニングとジョナのダブル主演の人気映画。 今、シリーズ2が劇場公開中です、多分。
警察官がアンダーカバーとして高校生に成りすまし、校内に蔓延るドラッグのサプライヤーを挙げようとするドタバタコメディ。
チャニングは、見た目と身体能力だけが頼りのお馬鹿君役が妙にピッタリ。
まぁ、思ったよりは面白かったです。
私が面白かったのは、カーチェイスシーン。何度も爆発しそうな展開があるのに、しないでスルーする時の間が可笑しい。
息子と一緒に見ましたが、彼は大喜びでした。

私の評価は 3, 息子の評価は 5 out of 5です。
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Private Peaceful

2014年05月17日 | 洋書


兄のチャーリーと共に志願して戦場に向かったトーマス。
彼は一人時間を気にしながら、それまでの彼の人生を振り返ります。亡くなった父のこと、母親と自分たち男三兄弟の農場での暮らし、初恋について。そして戦地でのこと。
今は一分一秒も無駄にしたくない、、、、、するわけにはいかない、、、、、every moment of it will be far too precious.
I want to try to remember everything, just as it was, just as it happened. I've had nearly eighteen years of yesterdays and tomorrows, and tonight I must remember as many of them as I can. I want tonight to be as long as my life..........Tonight, more than any other night of my life, I want to feel alive.

素晴らしくて、読み応えのある作品でした。
ぜひ多くの方に読んで欲しいです!そして読むなら今です!
BBC school radio というサイトで26日まで音源があるのです。半分まで読んでいて途中で偶然見つけて後半は聞き読みをしました。少し省略されてはいますが、ほんの少しなので気になるほどではありません。
とても聞き取りやすいので、音源だけにチャレンジしてみてもいいでしょう。

マイケル・モープルゴは本当にかっこいい作家だと思います。
いつも書いていますが、確固とした信念があり、それを明確に子供達に伝える作品を次々と世に送り出しています。
この作品は、いつものように戦争の無意味さ、残酷さを訴え、その中で生きながらも優しさや尊厳を失わない人々を描いていることに加えて、人間がどれほどまで残虐になれるか、いかに理不尽なことが起こりうるか、がメインテーマになっています。

第一次大戦中、敵は相手国ばかりではありませんでした。Postscript にこうあります。
Over 290 soldiers of the British and commonwealth armies were executed by firing squad, some for desertions, cowardice, two for simply sleeping at their posts.
このことが公に認められたのはつい最近の2006年になってからだそうです。

この作品は、うちの子が Year 7 の時の課題本でした。クラスの中で読み、映画も見たそうです。
文章自体は簡単で読みやすいのでもう少し低い年齢でも読めますが、内容を考えるとこの12,3歳がまさに right time to read だと思います。

9.5 out of 10

作者のあとがきまで顔が変わるくらい泣きながら読みましたが、 少しドラマティック過ぎるかなーとも思います。どちらかと言うと、War Horse, Morzart Question のように静かにじわりじわりと浸透してくる彼の作風の方が好みです。


話は変わりますが、先日子供達と一緒にもう一度 striped pyjamaの映画を見ました。
子供達は最初は嫌々見始めましたが、すぐに惹きこまれていました。
ただ、娘は最後の展開が予想出来た時点で部屋に逃げ込んでいましたが、それでもやはりずっと気にしていたようで、忘れた頃に私の口から結末を知りたがりました。
息子は結末を知っていましたが、それでも映像で見るとショックだったみたいですよ。
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The Sisterhood of the Travelling Pants 映画

2014年05月11日 | 映画


人気のティーン小説の映画化。
母親が妊娠中に知り合い、それ以来ずっと仲良しでやってきた四人の女子高生たちのひと夏の話。

出だしはなかなか面白い。ショッピングに行った彼女たち。それぞれ体型も全然違うのになぜか四人全員にフィットする不思議なジーンズを見つけてシェアすることにする。
四人で集まりそのジーンズをはく順番とルールを決める。
「裾を折るのはダサいから絶対ダメ!」一緒に見ていた娘が慌てて裾を直していましたよ(笑)
その夏はそれぞれ別の場所で過ごすため、ジーンズは手紙とともに郵便で送られ全員のところを回ります。

それぞれ個性があって似た者同士ではないのにお互いを理解し合い思いやる四人ですが、映画の中では人物描写が不充分で、そこがしっかりしていればもう少し楽しめたのかなーと思いました。
あとは彼女たちの出会う男の子達が全員見事に魅力がなかったのが非常に残念で盛り上がりに欠けるところでもありました。

3 out of 5
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10 Things I Hate About You

2014年05月09日 | 映画
何度もテレビ放送されていて、ヒースレジャーがスタジウムでジュリアスタイルに I love you, baby ~ と歌を歌ってセキュリティに捕まる有名なシーンしか覚えてはいないのは何故だろうと思ったら、そこ以外は観たことがなかったみたいです。
そしてくっだらないティーンムービーだと思っていたのに、思いのほか面白い!

いつでも面白くなさそうな顔をし、チャラチャラした学校の仲間を見下すような態度のキャット。
妹のビアンカは愛想も良く学校の人気者。たくさんの男の子達が彼女とデートしたがっていますが、この二人の父親は厳格で不可能といわれている。
ビアンカが必死に頼み、キャットが誰かとのデートで一緒の場所に出かけるならビアンカも行ってよい、という微妙な条件付きで父親からの許可が。
そこでビアンカに一目惚れした転校生の男の子が手の込んだ作戦を立てます。
それが今や大人気の彼。ジョゼフゴードンレヴィ。

彼は数年前にどこからともなく現れ一躍人気者になったのかと思っていたのに、こんな若い頃からこういうアメリカンティーンムービーの、とっても王道な男の子キャラを演じていた子なんですねぇ。昔懐かしいキャラと演技でしたよ。若い時のマシューブロデリック的な?
ところが、こいつが可愛い顔してやることがけしからん!最後までお咎めなしでいいの?ってちょっぴり思ってしまいましたが、ダメダメ、ロマコメなんだもん、そんなこと考えちゃ!まだまだ修行が足りないです、わたくし。
この子にけしかけられて、キャットを落とそうとするのがヒースです。
別にビアンカを狙っている男の子も関わってきて、ヒースにお金を渡すからいやらしい話になって行くわけです。
それでは感想は好きなシーンランキングとともに。

5位 ジョーが大真面目な顔でヒースを見上げて、「ちょっとヤバいんだ、、、、キャットはキュートな男が好きらしいんだ、、、、」と言って、「それって俺はキュートじゃないって言ってるわけ?」と返されてアタフタするところ。

4位 このタイトルの 10 thingsI hate about you はヒースがお金のために自分に近づいたとわかり傷ついたキャットが書いた詩のタイトルでもあるのです。授業中に本人の前で発表し泣き出してしまったところ。
「一番嫌なところは、それでも嫌いになれないところ」なんて、ベタですけど可愛らしくてホロリ。


3位 ラストシーン。

泣いて教室を飛び出したキャットをてっきり追いかけるかと思いきやそのまま座ってるヒースには呆れましたが、ちゃんと素敵なラストが用意されていました。


2位 やっぱりヒースがスタジアムで客席からラブソングを歌い、ブラスバンドもちゃっかりそれに合わせて演奏するシーン。ラストシーンと共に忘れてしまってたヒースのカワイイ一面再確認。

1位 ペイントボールデートと初キスシーン

どうしてもジュリアスタイルがマットデイモンに見えて、マットとヒースがじゃれ合ってる風にしか見えなかったのに、遊んでいる二人の姿とキスシーンはなぜかやけにキュートだったことに驚いたため。こんな理由で堂々の1位(笑)

評価は 4 out of 5

ありがちな内容なのに会話のセンスもいいと思うし、何より主演の2人の絡み具合が魅力的。
ロマンチックコメディが好きな方はもちろん、多少苦手な方にもオススメできそうです!

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Stowe

2014年05月05日 | 日記
人生3年さんがヴァージンの社長、リチャード・ブランソンの本を読んだという記事に乗っかって、少し前に散歩に行った場所を紹介。
National Trust の stowe というところ。
ここは、ガーデンは national trust の管理だけれど、建物は私立校と別の団体が所有しているというちょっと変わった場所でした。
上の建物、ただのお屋敷じゃないんです。学校なんですよ、素敵でしょう?
リチャード・ブランソンはここの学校に通っていたんですよ。
なんとなく見た目のイメージで庶民上がりかと思っていたのでガイドさんの口から彼の名が出た時はちょっと驚いてしまいました。
中も見学させてもらいましたが、こんな感じ。
ここ、玄関ホール。
一緒のグループの人たち全員が息を飲む美しさでした。でも、とっても豪華絢爛に見えるけれど、色々と偽物でそれほどお金はかかっていないとか(笑)
柱の少し上のところには人の歩けるスペースがあり、毎年新入生はそこを一周するしきたりがあったとか。リチャードもやったのでしょうか?
図書室では実際の授業も覗かせてもらいましたが、ちょっとタイムスリップしたような気分になりました。

音楽室はこう。
こんなところでバイオリンを弾く我が子の姿、、、妄想すらできない、、、、涙

庭は果てしなく広いのですが、こんな感じ。

そうです、ゴルフコースもあります。

あっちでもこっちでもうっとりしている間にオンボロ公立校に通う娘のお迎えの時間が迫ってきました、、、、

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Of Mice and Men

2014年05月04日 | 洋書


スタインベックの人気作品を聴き読みしました。

知的障害のあるレニーと彼と一緒に季節労働者として各地を転々とするジョージ。
純粋すぎるが故に行く先々で問題を起こしてしまうレニーと、根気良く面倒をみているジョージですが、二人の関係は一見一方が他方の面倒をみているようですが、その実お互いがお互いを必要としているようなもの。親子関係に似ていると思いました。

10 out of 10 素晴らしい

舞台の脚本として書かれたのかな?そんな感じのする作品です。舞台を観る機会があったら必ず行こうと思います。
聴き読み、お勧めですよ。特に後半は涙でかすんで字が読めなくなりますから聴いた方がいいです。
私が聴いたのは、Clarke Peters という方のナレーションで、レニーの声や話し方がとても良いです。

やはり年に数作は有名作品を読むことを心がけようと思います。

この作品が好きな方へお薦めする本は、山本周五郎の「さぶ」。大好きです。でもこれをお薦めするのってベタすぎるかな?

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