hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

一体なんですか、これは?

2013年10月22日 | 日記
I were skiving with me mates on Monday afternoon, when I saw a well cool top. I so wanted it that I dunned one of me mates for the readies he lent from me. Don't know what he did that for. Anyways, I razzed the top and
changed me mind 'cos I din't want it no more.

いやいや、いくらなんでもこんな英語書きませんよ、私。
これは Year 6 の娘の宿題です。いえいえ、うちの娘もこんな英語を書いているわけじゃないですよ。
Rewrite this passage using standard English.
というのが問題です。面白いと思ったのでここに載せてみました。
これには本当に手こずって、私はもちろん息子ですらチンプンカンプン。
さぁ、勇気をふりしぼって、下のコメント欄に答えを書いてみてください!
挑戦したいけど公表されるのは恥ずかしいという方は右袖からメールを送ってください。ただし、答えは娘が学校で答え合わせをする時までお預けですが、、、、

こういう問題って以前からあったのでしょうかねー?
それとも昨今の文字の使い方を危惧して新しく登場した問題なのでしょうか。
かく言う私も携帯のメッセージはこんな感じ。

R u free tom am? ......ok, that's g8! c u 10ish! xx

これはわかりましたか?

さて、発音だけではなく、やっぱり話し方でジャッジされることって本当に多いんですよ。
それなのに、うちの子達も me and Luke, me and Riya なんて平気で言います。
その度に直すんですけど、たいして気にも留めない感じですよ。上の例題の様に、書くときこれじゃあ困りますが、子供には子供のソサイエティでの話し方があるから、あんまりうるさく直すのも嫌なんですよね。 私なんか特に中学生の時はものすごい調子こいた話し方してましたしね、似合いもしないのに。
さすがに innit? なんて言い出したら黙っちゃいられないですが(笑)
以前に人生四年さんが取り上げていましたが、フィクションを書く時には話し方や使う単語を変えることがてっとり早く、ソーシャルクラスを描くことに繋がるんですよね。

ちなみに skiving は skipping school のことで、私と息子はわかったのですが、わからなかった娘は調べるのを面倒臭がって、skydiving と書いて提出しました。文脈完全に無視。相変わらずちゃらんぽらんです。
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The Great Gatsby 原作

2013年10月20日 | 洋書


前回 The Curious case of Benjamine Button を読んで気に入り、この作家の本はもっと読まなければ、と思っていたので、一番取りかかりやすいところから始めてみました。隠れディカプリオの私は必ず映画を見るだろうしね。
でもねぇ、なかなか入り込めないんですよ、出だし。実は大昔に翻訳本にも手をつけてるんですけどそちらも早々に投げ出しましたし。出だしは語彙もかなり難しい。
そんなわけで今回はオーディオの助けとディカプリオのヴィジュアルを借りてみました。

ベンジャミンの時にも感じたのですが、作品のテーマ的にはもっともっと長くなってもよさそうなところを、本当に必要なことを厳選して書き出している印象です。
昔の小説ってそういうのが多かったと思いませんか?最近の小説はその辺盛り込み過ぎが多いといつも感じるんですよね。どうでしょう。
少し話は脱線しますが、今うちの娘が書いている小説なのですが、登場人物(人間だったかどうかは忘れてしまいました)の形容としてグロテスクという語を使っています。はたしてこの一語で読者の想像にお任せするのが良いか、もっとどうグロテスクなのかを描写するべきか。
おそらくここは描写する、が正しい選択な気がしますが、あまりやりすぎると読者のイマジネーションの自由を奪ってしまわないか。
話はギャツビーに戻りますが、特に描写がシンプルすぎるため短くなっているというわけでもないのですが、必要な情報はしっかり入ってくるのにサッパリ感があるんです。
特に大恋愛メロドラマか復讐劇と思っていたので余計そう感じるのかもしれませんね。

ギャツビーはどんなに財と名声を手に入れても、過去に縛られているため、かっこうよくないんですよね。取り繕いながらも、デイジーに対する執着心、余裕の無さを露呈している様な人間味があるところが長きに渡り多くの読者を惹きつけているんでしょうね。
私の一番好きなシーンは、ギャツビーがニックの家でデイジーとの再会を果たすシーン。
長年夢にみ、何度も頭の中でシュミレーションしてきたであろうに、アタフタしちゃってとにかく滑稽なんですけど、思わずホロリとさせられました。

せっかくの再会時にこの顔。不器用な男であります。
少し落ち着いてきた頃の、デイジーを愛おしく見つめる眼差しなんて、ディカプリオだったら上手に表現するんじゃないかしら。そうしたらその瞬間が私のベストシーンになるかも!なんて想像しながら読了後、初めて映画のトレイラーに目を通したんですけど、

うわっ、、、、、全然興味湧かない!

原作に戻りますが、デイジーのキャラクターもなかなか興味深いですね。男が人生をかけた憧れの女性なのに、

あまりにも薄っぺら過ぎる!

これはなかなか勇気のいる設定じゃないですか?この当時は新しかったんじゃないのかな。
そこが上手い具合に物語の悲哀を一層強めていて、グッと摑まれるんですかねー。

ちょっと一回読んだだけじゃダメですね、この作品は。再読する方が多い理由がわかりました。
何度も挑戦して別の味わいを感じてみたいと思わされました。
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Easy A

2013年10月14日 | 映画
この映画はティーン映画のわりにはとても評価が高くて気になっていた作品。
確かに面白い。
女子高生がついふざけ半分についてしまった嘘が、校内中で噂になり、それに尾ひれがついたり、ますます嘘を重ね続けなくてはならなくなったり。そんな可愛らしいコメディに、スカーレットレターやハックルベリーフィンなどの文学を重ねたり、過去の映画のシーンを挟み込んできたりとちょっと凝った作品になっています。
製作は先日見た「Friends with Benefits」と同じらしく、同様に登場人物たちの会話がかなりいい感じ。びっくりするくらいの big word の嵐で、以前読んだ the Fault in our Star といい勝負ですので、できれば日本語訳で見たかったところですが、それを抜きにしてもノリのいい会話とテンポの良い展開で最後まで楽しめます。主人公のファッションもポイントです。

主演のエマストーンもいつかの賞レースでかなり注目されていたのですが、私は「あまり好きなタイプじゃないなぁ、リンジーローハンとソックリじゃん?結局みんななんだかんだ言ってあの子が好きだったのねぇ、、、、」くらいに思っていたのですが、実際演技している彼女は見た目はリンジーにゴールディホーンが入った感じですが、なかなかキュートで華あることがわかりましたよ。

主人公オリーブは目立たない女の子だったのが、嘘っぱちの「一夏の体験」のせいで一躍学校中の注目の的に。それで本来の自分ではない一人歩きしたイメージに自分自身が一番振り回されてしまうのですが、一つどうしても翻弄されない部分があって、それが困っている人を放っておけないところ、というキャラクター設定が魅力的な点でした。
それ以上に脇を固めた主人公のオリーブの両親のキャラクターが素敵でしたねぇ。特に養子に迎えた息子に対してのあっけらかんとした物言いがお気に入りでした。

テンション高めであっても抑えるところは抑えてあるので 4 out of 5 の高評価

ところで、Olive って名前、I Love を並べ替えてある、って知っていました?
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Friends with Benefits & Love and Other Drugs

2013年10月08日 | 映画
どちらも「 今ちょっと恋愛はお休みしたいから体だけの関係を」と契約を結んだカップルの話。

ジャスティンとミラの「Friends with Benefits」。


アンとジェイクの「Love and other Drugs」。


どちらも魅力のあるハツラツとした男女のカップル。会話のノリもいいし、見た目だっていいしね。
ジャスティンたちの方がもっと楽なルールで、友達として一緒に出かけたりもするのでさわやかな感じ。アンの方はSEXのみったらSEXのみの頑固に徹底した関係。
スタイルに多少の違いはあれ、どちらもお互いルール違反ながら感情が入っちゃって、悩み始めるってわけ。

途中ちょいと長く感じてしまうけど、そこそこ楽しめるというところも共通点で、こんな雑な記録に。

どちらも 3 out of 5 というところだけど、それじゃあそれほどの必要性もないにのにおっぱい出しまくったアンハサウェイが浮かばれないかも。というわけで、ドラッグの方は、3.2 くらいかな。
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宣伝のためにプライバシーを売る人々の話

2013年10月05日 | 映画
まずはブラジル映画。「We 3」。
パーティ中にお互いトイレ待ちに並んでいて出会った三人の男女。これ以上待ちたくないし、いっぺんに入っちゃおうよ、という女の子の提案で三人で一緒にトイレの中へ。
なんて聞いたらちょっとドキドキな展開を期待しちゃうでしょうが、ここは連れション効果か、意気投合して一気に仲良くなる、ってだけです。ホッ、、、、
三人で共同生活を始めた後、自分たちで考えて大学で発表したマーケティング法がとある会社の目にとまり、自分たちの生活をリアリティーショーとして24時間インターネットに流し、その会社の商品を使うことによって宣伝するというコントラクトを結ぶ。
プライバシーがないことからのストレス、男二人女一人というアンバランスさから生じる問題、、、
だんだん苦しくなってきてもがく彼らが出した打開策は、 どうせ放映されるなら自分たちでドラマ仕立てにしちゃえ、ってこと。
ところがそれもまた、、、、、
そんなお話です。なかなか面白かったですね。3 out of 5


今度はプロの広告モデルとして働いている家族の物語「The Joneses」。


見た目麗しい四人家族が新しい街にやってきた。
最新の高級車に乗り、ブランドものの洋服を着こなし、高校生の子供達も最新のゲーム機器を持ち流行のファッションに身を包む。
彼らの任務はその街の人々に自分達の所有しているものと同じ商品を買わせること。
ゴルフの上手な夫が使う道具はたちまち売れ始め、ホームパーティで出している一見有名シェフを自宅に招いて作らせているような料理の数々は実は冷凍食品でそれも飛ぶように売れる。
TVコマーシャルや広告などの媒体の代わりに実生活の中で宣伝をする、プロの集団のお話。
特に悪い作品でも良い作品でもないので、 せっかくなんだから商品の一つ一つをもっと丁寧に映し出した方が良かったなと思いました。 3out of 5

ところで脱線しますが、私の子供達が今の小学校に転校した時は、保護者の皆さんの車はほとんどが、ベンツ、BMW、ポルシェ、レンジローバー、アウディだったんですよ。それがここ数年で一気にプリウスにとって代わりました。こちらはジョーンズの街の人たちと違って見た目やステイタスの真似っこではなく、単純に維持費の削減のためです。ガソリン代が日本とは比べものにならないくらい高いんですよー😿
もっと 関係ないですが、うちの車も息子のお友達の家の車と同じなんです。それで、ぼさっとしたうちの子は何度もその子んちの車に間違って乗り込んで笑われています。向こうの子は私の車に寄ってきたことすらありません。注意力の違いでしょうなぁ。
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All about Steve

2013年10月03日 | 映画


これは、、、、、、
サンドラブロックがラジー賞をもらった作品だけど、問題があるのは彼女の演技ではなく、作品ですな。
あまりの面白くなさにギヴアップしそうになりながら、なんとかフィニッシュ。終わり方はそう悪くなかったかな。1.5 out of 5


女性の方が一方的に惚れ込んで、相手の迷惑も考えずストーカーをする話なのですが、最近なぜか毎晩

ゴマブッコさんの「あの女」

を夢中で読んでる私は、最初の頃はびっくりしたものの、なんとも一方的な恋愛をしている人の多さに慣れてきたので、主人公の彼女もそのうちの一人として受け止めることができました。どうしても追っかけ回される男に同情する立場でしか見られませんが、恋愛体質な人が羨ましい気もするのでした。
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