hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

なるほど、こういう感じなのね、、、

2016年12月27日 | 映画
ボーイズラブというジャンルの世界に初めて触れました。
そもそもBLという言葉を知ったのが数年前です。
腐女子という言葉はすっかり間違えて覚えていました。ジャンルを問わずマンガやテレビばかり見ている家にいる事の多い人全般の呼称だと思っていたのです。
で、マンガはまだ未体験ですが、映画を数本見ました。
ええ、数本です。初めての割には飛ばしています(笑)

一作目「飴とKiss」。

自分の容姿にも性格にも自信のない男の子が、仕事関係で好意を持っていた男性と仲良くなり、受け入れられていくことで自信をつけていく話。
これが結構面白かったもんで、他のも見るきっかけになりました。
主人公の相手役の男性のキャラとセリフがなかなか魅力的でした。役者さんもなんか好き。

二作目「幸せのカタチ 外野の恋」

同棲を始めたカップルのところに片方の男の子のお姉さんが転がり込んできて、面倒なことになる話。
すっごく面白くなかったけれど、キスシーンがかわいかった。

三作目「どうしても触れたくない」

前の会社でゲイだと噂され嫌がらせを受けた主人公は、新しい職場では心を閉ざして黙々と仕事に打ち込もうと決心。返って不自然な態度をやけに男くさくてガサツな感じの課長にからかわれる。
ところがいつしか次第に二人の距離は縮まっていく。
上の二作に比べて、 課長の見た目が全くそっちな感じがしないことに、この世界に不慣れな私はザワザワしましたが、これはこれで面白かったです。課長も実は繊細で気遣いのすごい人っていうのがね、また魅力で。
映画館で連日人気で上映期間を延期したそうです。主人公の男の子はめっちゃかわいいです。

四作目「セブンデイズ」

男子高校生の純愛ものでした。人気コミックみたいです。
一年生の超美男子セリョウ君は、月曜日に交際を申し込めば誰とでも一週間は付き合ってくれるという噂。
その代わり一週間経つと「好きになれなかったから」ときっちり振られるらしい。
「誰でもOKってホントかなぁ?」と思った三年生男子のユズルはついスルッと交際を申し込んでしまう。
特別なことでもない風に普通に付き合っていく二人の姿と疑ってもいない周りの反応が今時っぽくて良かったかも。
ただ、そこそこ面白かったのに間を取りすぎでダラダラ長かったのがやっかいでした。

総じて「普通に楽しめる」ということが分かったのと、次の疑問がわいたってところです。
・よくわかんないですけど、基本主人公の男の子はウジウジしたタイプなんですかね?
・ で、相手の男性は男らしくてそれを包み込むような優しさを持ち合わせている感じ?

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Paddington 映画

2016年12月25日 | 映画
映画 Paddington を見ました。
思ったほど悪くはないのですが、原作の全体的にほんわかした感じやブラウン一家の妙に飄々とした魅力が半減かなぁと思いました。
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The Danish Girl

2016年12月19日 | 洋書
 大好きなエディ主演で映画化された作品です。
 エディファンとしてはいつか必ず見ようと思っています。しかもトレイラーは見るたびに泣ける、、、、 I want my husband back と妻が言うシーンで毎回。
 あまりテーマに興味はなかったのですが、原作を買ったのは完全に表紙買い。表紙のエディが可愛い!

 ところが、思っていた以上にもうもうひたすら胸がしめつけられる話でした。
 女性になりたいと願う夫を理解し支える妻の愛情の深さ、彼らの周囲の人々の支え、、、、
 実話を基に書かれたフィクションです。
 この作品の中では私は主人公は苦しんではいるけれどある意味幸せだったと思います。

 動画の朗読を聴きました。とても聴きやすいもので、しかも主人公アイナー(りりィ)が話すシーンでは少しかすれたような空気が漏れるようなエディの声にそっくりで気分が乗りました。主な登場人物は映画のキャストをイメージしながら読んだので楽しめましたよ。
 ただ、なぜかチャプター1の次がチャプター10で、そのまま先に進み、しばらくしたら突然チャプター2が挟まってまた戻る、エンディングにいった後に、チャプター3から先がまた始まるというおかしな編集です。一体どうしちゃったんでしょうね。

 評価は難しいのでできない作品でした。


 似たテーマのもっと現代のカナダを舞台にした映画を観たことがあります。
 Laurence Anyway というタイトルです。
 こちらも女性になる決意をした夫を理解して共に生き続けようとした妻がいました。
 とにかく切ないストーリーでした。
 
 
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The BFG

2016年12月18日 | 洋書
 最近製作された映画の評判がとても良かったので、テレビで放送される映画を観ることになる前に原作を読んでおこうと思いました。
 子供らしくて心温まる正義が最後に勝つお話でした。
 私は動画の朗読を聴きました。ちょっと鼻づまりした男の人で聴きとりづらいところはありましたが、ほかがアメリカンか北の方のアクセントだったので鼻づまりを選んだ次第です。とても上手な朗読だったと思います。


 さてさて、今年は到底目標冊数に到達しそうもないですが、今月に入って色々と読んではおります。ただ、どれにもそれほど夢中になれずに何冊かを掛け持ちしている状態です。最終的には何冊になるでしょう、、、、
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Identify Thief

2016年12月11日 | 映画
いとも簡単に個人情報を盗まれ、貯金を散々使われた挙句、犯罪者にまでされてしまった男。
このままでは職も失うことになる彼は犯人と接触することに。

ドタバタコメディだけどイイ感じに終わったのでOK。
特に感想も無し。

2 out of 5


話全然変わりますけど、今これ書きながら音楽番組見てたら、ショーン・ポールがfeaturing した曲が1位だったんですけど、彼の変わり果てた姿が衝撃的で、、、、好きなのに、、、、

今これですってよ。
私が好きだったのは

こんなんで

こんなんだったんですけど?
そう考えるとファレルってすごくない?もう20年近くファンですが、彼も歳をとってるってことすっかり忘れてた。あんまり変わっていないよね?

これがここ最近。

よく考えると怖いかも。いじってるのかなぁ
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Transcendence

2016年12月10日 | 映画
ジョニー・デップ主演のSFサスペンス。
科学技術の高度化が進み過ぎ、コンピューターが人間の能力を超える恐怖を描いたもの。
人間の機械への依存ぶりと危険性を訴えた意欲作で、言いたいことはわかるんだけど、too complicated でその上ダラダラと長い残念な作品。
大好きなポール・ベタニー、キリアン・マーフィーと2人揃ったらもう見ないわけにはいかないし、モーガンフリーマンまで出ているし、レベッカ・ホールも綺麗でキャストはいいんだけどねー、、、、

2 out of 5

それにしてもポールはカッコ良く歳を重ねているわー
キリアンはちょっと劣化が、、、って人の事言えないですけどね!
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Pollyanna

2016年12月04日 | 洋書
1985年放送のハウス食品世界名作劇場の「愛少女ポリアンナ」が大好きでした。
「よかった探し」をするポリアンナが可愛くて可愛くて。

両親を亡くした11歳のポリアンナは母方の叔母に引き取られます。
独身で堅物の叔母ポリーとの暮らしはなかなか窮屈なものですが、自由時間に町に出かけてはいろんな人に声をかけて仲良くなっていきます。
亡くなった父とよく遊んでいた「よかった探し」を町中の人たちに広めて、周りの人達を幸せにしていく少女の物語。

今回原作はLibriVox をiPhoneにダウンロードして、運転中とご飯支度の間に大音量プラス超高速で聴き、後からところどころ無料のkindle本で読み直すというちょっと雑な読み方をしましたが、やっぱり面白かったです。
ポリアンナの飄々とした感じ、ついついお喋りが止まらないところ、勘違いして突っ走るところ、笑いどころがいっぱいなんですが、実は明るさもポジティブ思考も努力なんだって事がますます愛おしく思えました。

8out of 10

不思議なんですけど、最後の二章がすごく雑なんですよ。録音ミスかと思ったけれど、本の方もまるで数ページ飛ばしたかのような急な展開。
それとやっぱり大人が読むとね、あまりにも都合の良い展開もちょっと気になってしまうし、大人の独り身の男の人が幼い女の子を養子にもらいたがるところとか微妙に思えちゃったりとか、なので面白かったけれどちょこっと減点。

ちなみに、この原作が出た後に現実を直視しない楽観主義の事を「ポリアンナ症候群」と呼ぶというか心的疾患として実際そういう言葉ができたそうですが、それってなんか違うんじゃない?って思っちゃいます。
何も考えなしに全てを楽観的にとらえていると言うのならそうかも知れないけれど、ポリアンナは結構センシティブですから、そんな風に使われたくないなぁと思いました。

ポリアンナの青春編はギャグ小説と呼ばれているそうですから、このまま続編も読んでみようと思います。
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