hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

8歳Native VS その母 in Vocaburary

2009年11月29日 | 日記
 「いくらなんでも8歳の息子よりは私の方がボキャブラリーはある」と鼻息を荒くして断言したその夜、娘と ORT stage 9 book を読み始めました。しばらくするとこんなセンテンスが。
  ”Dad, you got cheesed off,”said Biff.

Cheesed off?????
 なんですか、それ? しかも6歳が読むORTに出てくる単語。

 こんなの子供になんかわかるわけないじゃん、と心の中で思い、念のため息子に
「Cheesed off ってどういう意味か知っている?」と訊くと即、
 「 fed up のことだよ。」
と返答が。これはマズイ。本当に負けている?

 その後、恒例のベッドタイムストーリー「マジックツリーハウス」(日本語版)を読んでいた時に、「穴があったら入りたい」という表現があった。
 「これどういう意味か知っている?」と訊くと、「うん、embarrassed 」
 「英語にもこういう言い方あるの?」
 「うん、to stay in a rat hole 」
 すると娘まで「あー、うんうん、stay in a rat hole」
 そっかー、たくさん知っているんだなぁ…・気づかないうちに。

 ところで、この To stay in a rat hole 多分意味が違うんじゃないかな?
 イギリス人の友達は首をかしげていたし(よく調べもせず早速使ってみた私)、
どっちかというと「家にひきこもる」って意味じゃないかと思うんだけど。

 この勝負ちょっと微妙なところですが(まだ認めたくなーい)、子どもにライバル意識を燃やす前に、切磋琢磨ですね。
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8歳Native VS その母 in Grammer

2009年11月28日 | 日記
 娘の個人懇談でのこと。
 どうやら文法が弱いという話に。語順がめちゃくちゃなので、家でもう少し勉強してくるように、ということでした。
 「お家では書く練習をしていますか?」と先生に訊かれたので、「workbook などはしていません。でも本人は詩やストーリーを書くのが好きで、よく書いています。」といって、「でも私は特に目を通してはいない」と言おうとして、But I don't ..... と言いかけたら、

 「あー、うんうん、あなたには難しいのね。あなたができなくても、you are luckey, you have Captain R in your house. Ovbiously he is great at this. Captain can help Nancy.」

 なんですって?私の文法力8歳の息子より劣る、って思われている?
 しかもこの先生が担任を持ったのは彼が7歳の時。
 ショックで口がきけず。
 追い打ちをかけるように、

 Do you understand what I am talking?

ここで、黙ってしまうからよっぽど英語が駄目だと思われるんだよなぁ。
 慌てて、Ah, yes, yes

 だけど、いくらなんでも文法だけは、子どもよりはマシだよー。
 働いていた4年間中学英語がっつりやり直しているし。

 イギリス人の友達 Elaine にこの話をしたら、「あなたたち外国人の方が私たちイングリッシュより、よっぱど正しい文法で話していると、いつも感心しているんだけどなぁ。こっちはもうみんなテキトーだし」

 と言っていました。
 日本の英語教育、文法に関してだけは、自信をもっていいと思うんですけどね。

 先生のコメントを日本人の友達に話すとみんな同様ショックを受けていました。
 「いくらなんでも、それはないよねぇ!」って。
 「そうでしょ、そうでしょ。グラマーとボキャブラリーはまだまだ息子には負けてませんよ!」と言った私に、
 
 「ボキャブラリーはどうかなー、すでに向こう(息子ですけど)の方が強いんじゃない?」

 そんなはずは・・・・ To be continued 
 
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Baker Cat

2009年11月27日 | Nancy 10 読書
 パン屋に飼われている猫。意地悪なパン屋は朝から晩まで猫君一匹にすべての仕事をやらせます。その上、食べ物もろくに与えてもらえないし、いびられてばかり。それでも毎日明るく一所懸命、元気よく働いていました。
 でもある日、疲れ果てて、お腹が空いた猫君はついに悲しみのあまり泣き出してしまいます。
 
 イラストがとっても素敵なんです。すこしコマわりがしてあって、コミック的な要素もあります。最後の最後まで名前のわからない猫君の表情がとても豊かに描かれていて、泣いているシーンは本当に切なくてもらい泣きしてしまいます。
 置いてあるパンもケーキもすっごく美味しそうに見えますし、場面場面がとてもライブリーに感じられます。

 さて、悲しみにくれる猫君に救世主が現れるのですが、一体誰だと思いますか?
 みんなでこの意地悪パン屋をやっつけるのですが、その方法が cheeky。
 とても気持ちのよい終わり方をして、娘はかなり気に入っていました。

 Amazon のレビューでこのお話で劇をしたアメリカ人の先生のコメントがありました。なるほど、なかなか面白い舞台になりそうなお話です。

 
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The cow on the roof

2009年11月27日 | 絵本・児童書
 ShonとSianという夫婦がいました。 shon は毎日朝から外で畑仕事。sian は家の周りのことをします。あるひ、shon は自分ばかりが大変な仕事をしているような気がして、不満をもらします。そこで、奥さんは「じゃあ、明日は役割を交換してみましょう」と提案します。さてさて、Shon はちゃんとSianの日課をクリアすることができるでしょうか?

 よく考えると、家のことは普段から奥さんに任せっぱなしだった旦那さん。次から次へと失敗してしまい、家の中はめちゃめちゃになります。どのドタバタぶりが子供たちにはウケていました。タイトルになっているウシ君に関しては、読んでみてのお楽しみ。

 ちょっと農作業や農具の単語が多くて、うちの子供たちも読むのに苦労していました。
テーマは子供たちに両親両方をリスペクトすることを教えているのかな。
 私は実は大人向け(特に世の中のお父さん?)の絵本なのかな、とも考えました。適材適所がキーですね。それとも女性の方が順応性があって能力が高いのだって伝えているのだったりしてー。 
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エルマーのぼうけん

2009年11月26日 | 絵本・児童書
 子供たちとのベッドタイムストーリー、今週は「エルマーのぼうけん」を読みました。
 ファンタジーだし、架空の動物ドラゴンというのがしっくりこなく、今まで敬遠していたのですが、イラストに魅かれてとうとう・・・

 面白かったです。特にトラのエピソードが私も子供たちも一番好きです。あとはワニのキャラクターが何ともいえないですねぇ。
 次から次へと出てくる問題を、エルマーは知恵を働かせ、クリアしていきます。そのアイディアとスカッとしたところが魅力です。
 寝る前に読むのでチャプターごとに問題解決になっているところが、もう一つの良い点です。中途半端だといつまでも終われないし、強引に終われば、気になって眠れないと言い出すし。
 
 うちの子どもたちは、絵本は heartwarming なものを好みますが、年齢が進み、児童書になるとハラハラどきどき、でも最後はホッとするような物語を喜ぶようになりました。

 原作だと主役は My father なのですが、日本語訳ではエルマーとお父さんの名前になっているところが、すっきりしていていいと思いました。

 私は一人で昼間オーディオブックも聞いたのですが、それもとても面白かったです。
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The Lighthouse Keeper's Lunch

2009年11月25日 | 絵本・児童書
 イギリスの絵本の中ではモダンクラシックの王道。
 学校でも使われることも多く、今学期のYear 2のトピックとして先生がシリーズで読んでくれているようです。
 うちの娘も大好きで、私が図書館から借りてくると喜んで読んでいました。

 Lighthouse keeper の Mr.Grinling は海の小島に建っている灯台のライトをきれいに磨くことがお仕事。崖の真ん中に建っている白いコテージに住んでいて、毎朝ボートを漕いで仕事に出かけます。お昼になると、奥さんがコテージと灯台を結ぶワイヤーにお弁当を引っかけて送ってくれるのです。

 奥さんの作るお弁当の豪華なことといったらありません。海の幸たっぷりのシーフードサラダ、具沢山のサンドイッチ、チキンドラムスティック、ソーセージとポテトチップス、ピーチサプライズという名前の巨大なケーキ、錨や灯台の絵のついたビスケット、それにフルーツ盛り合わせとドリンクです。
 Nancy が、「You should make a packed-lunch like this for me next time」なんて偉そうにリクエストしてきました。どうせ食べきれないくせにね。

 ところが奥さんが愛情込めて作ったこのランチをこともあろうに盗んで食べちゃう生き物登場。誰でしょうね?

 ヒントはお弁当は島に着く前に海の上で食べられてしまいます。

 その泥棒たちの Cheeky な表情ったらありません。おもしろいことに彼ら眉毛があるんですね。それで豊かな表情になっているんです。
 なんとか盗まれないようにするために色々策を練る夫婦。ペットの猫も駆り出されます。
 最後はよくある作戦。子どもたちにも簡単に予測することができて、そこがまた満足感を充たしてくれ、人気の秘密なのかな。
 
 イラストは水彩画で、色使いが素敵です。影の描き方や白の残し方がとても魅力的だと思います。
 出てくる単語はなかなかオールドファッションなのか、あまり見かけないものが多く、ちょっと読み聞かせるのは大変かなぁ・・・
 
 このThe Lighthouse Keeper は大人気シリーズで、およそ10冊ほど出版されています。
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Import/Export

2009年11月24日 | 映画
この映画、まずは監督のコメントから始まります。彼のこの映画に対する熱意と意図するところを話します。以下、監督のコメントを少し引用しながら書いていこうと思います。
 ウクライナ人女性と、オーストリアの若い男性二人の物語。一度もリンクすることなく、二つの物語は流れていきます。監督がいわく、この二人の話は represent many other people who have similar lives. 構想を練っている段階では EastとWestのボーダーは重要な問題であったけれど、撮影が始まるにつれて it became clear to me that this geographical border wasn't important at all for the content of the film. What mattered was that the film put more emphasis on the social borders.
 なるほど、いいこと言うな。なんだか期待できそうですよ、この時点では。
You have to show them the way things actually are, otherwise audience wouldn't be moved. そういうわけで、この映画にはたくさんのセクシャルなシーンが含まれているのですが、それが事実なのだし、これを見て、I wanted audiences to be uncomfortable という。 大変な意欲作というのはこのコメントからわかります。

 さて、観終わっての感想ですが、残念ながら監督の意欲は空回り。作品からはそのような深みは全く感じられず。興味深かったのは出だしの監督のコメントのみ、といっても過言ではないかもしれない。
 出来上がっての反応にセクシャルなことにばかり注意がいって不本意だというようなことを言っていたが、どうみてもそれ以上じゃなかったので仕方がない。ポスターからして、センス悪すぎでここに載せられなかった。ポスター制作側にも監督の意思は全く伝わっていなかったのでは。
 監督のコメントは表現したかったことができなかったので、慌てて言い訳をしに出てきただけだったのかも。

 と、私はめちゃくちゃに言っていますけど、実はこの作品はカンヌノミネート作品です!

 同じような印象をもったのは、日本映画「闇の子供たち」事実から目をそらすな、というメッセージと意欲は理解するが、やりすぎだと思った。途中でギブアップ。 

 ついでに最近観た映画記録:
 「The man from Elysian Fields」
 アンディ・ガルシア主演。売れない作家が自分の本の出版と引き換えにある大物の妻の相手をすることになる。なんとなく見続けたのだけれど、ちゃんと観ればなかなか面白い話だったかもしれない。
 「Roger Dodger」
 高校生の甥っ子が女性にモテルという噂の叔父に一晩弟子入りする話。この叔父さんがまた、理屈ぽくて、実際のところ女性に全然モテなくて、最後にはどちらかというと彼の方が純粋な甥っ子から学んだことがあった様子。面白くなくはないのだけれど、なぜ映画化されたのかが謎。
 「ミスターロンリー」
 マイケルジャクソンとマリリン・モンローのものまねをする二人の物語。30分近く観たけれど、何事も起こらず退屈でギブアップ。
          
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Hugh Jackman in Fountain

2009年11月23日 | 映画
 この映画は私にはどうあがいても理解できないと思ったので、ぼんやり流す程度に観ました。とても美しい映像です。ファンタジーが苦手でも惚れ惚れするほど。ポスターからしてすごくキレイ。
 Hugh Jackman、見た目はとても好みのタイプなのに、なかなか興味のそそられる映画に出ませんね。ヒーローものだったり、ロマコメだったり。「Swordfish」もいまいちピンとこなかったし。この映画は本当によくわからなかったんですけど、これを機にいい役が当たるといいなぁ、と思いました。Skin Head もカッコよかったですね。
 レイチェル・ワイズは現代ものより時代ものや「衣装もの」(こういうジャンルありますか?)の方が合っているかもしれません。この中でもスペインの女王役がとても綺麗で素敵でした。イジー役の間の無理してブリティッシュアクセントを隠そうとしているような英語が嫌な感じでした。
 アメリカ人がイギリス人の役をする時は、かなりの神経を使いますよね。うるさいですからねー、みんな。だけど、イギリス人がアメリカ人の役をする時は、そんなに無理することないんじゃないかなー。誰だかは忘れたけれど、ひどい話し方をして「アメリカンを馬鹿にしてる?」って感じの女優さんもいましたよ。だったら普通に話しちゃった方が。向こうはその辺もっと寛容だと思うし。

 ストーリーに関するコメントは本当に無理。
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Cillian Murphy in 「Disco Pig」

2009年11月22日 | 映画
 生まれた時から一緒だった男の子Pig と女の子Runt。隣通しに住み、お互い離れられない存在。お互いの心の闇を埋め合い寄り添ってき、二人の世界を築いています。
 だけど、二人揃うとあまり理想的とはいえない関係。高校の進路指導用紙に将来の希望、Pig は King と書き、Runt は当然 Queen と書きます。
 Pig の Runt への思いは自然に性的なものへ変わっていきます。主演のCillian がRuntへの思いをひとりごちているシーンは、その卑猥な内容にも関わらず、響きはとても詩的です。まるでシェークスピアを詠っているかのよう。でもひときわ赤い唇のキリアンはかなり不気味。
 懸念した Runt の両親は、寄宿付きの学校へ娘を移します。外の世界を知ったRuntは少しずつPigに距離を感じるようになっていきます。
 一方独占欲がますます強くなり、自分の行動を抑制できなくなっていくPig。Runtの気持が離れていくのを察し、苦しむpig、そしてRunt もまたPigを完全に振り切れなく苦しみます。二人ともこのままでいたいという気持ちと前に進みたい(残念ながらそれぞれ違う方向にだけれど)気持ちの間で揺れます。
 そして二人が最後に選んだ結末は・・・・・・

 観ている間は、暗いし、バイオレンスだし、キリアン不気味だし、で「なんだかなぁ」と思ったのですが、途中で観るのをやめようかどうか迷いながらも、なぜか目が離せず最後まで。そして、視聴後にジワリジワリと伝わってくるものが・・・
 自分がどう受け止めたのか、何を感じたのか、好きなのか嫌いかなのかの判断もできないような不思議な映画です。

 
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Dreamgirls

2009年11月21日 | 映画
 「Dreamgirls」観ました。
 まずは、エディ・マーフィー。賞レースの時、「なにを今さらエディー・マーフィー?」なんて映画を見もせず思ったものですが、彼、すごいじゃないですかぁー!歌もパフォーマンスも素晴らしかったです。オスカーあげたかったなぁ。
 ジェニファー・ハドソンの歌唱力も、噂であのビヨンセを喰っているとは聞いていたけれど、あれほど凄いとは。

 映画全体としては、ジェニファーの歌謡ショーとビヨンセのファッションショーを梯子した感じで、それほどのものではないような印象です。
 一番好きになれなかったのは、音楽かなぁ。曲はいいんだけれど、lyric がいまいちだと個人的には思いました。「Family」って曲とか、あれはあまりにもひどくないでしょうか? ビヨンセが自立について歌ったものはまだマシかと思ったけれど、それでもやっぱりありきたり。High School Musical のほうがよっぽどレベル高いと思いました。
 衣装は結構いいと思いましたよ。特にこの写真のマーメードドレスが気に入っています。

 またまたキャストについてですが、いかりや長介に似た Marty 役の人、いい役者さんだと思います。モーガン・フリーマンに続くのは彼かなぁ。
 それともう一人、CC役の彼、老け方次第では将来が気になるタイプです。

 この映画は作品の弱さ(特に音楽)を、キャストで支えたものだと思いました。徹底した黒人起用、豪華キャスト(エディ、ビヨンセ、ジェイミー)と話題のキャスト(リアリティ番組出身のジェニファー)と渋い脇(いかりや)。
 差別をテーマにあげていれば必ず話題に挙げなければならない社会の風潮にも甘えている感じがしました。
 ちょっと残念。
 
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Charlotte's Web 読み終わりましたよ

2009年11月20日 | 洋書
 読み終わりました。意外とサクッと。
 多分自分一人だと「そのうちいつか」と思いながら、読まずに終わっていたかもしれないですね。動物ものは絵本以外読んだことがありませんでしたので、映画などで見る限りドタバタ系が多いような先入観があったから。それか、最初からばりばり「泣かせ目的」だったりで、アマノジャク子の私には向いていないですしね。

 だけどこの「Charlotte Web」、出だしのインパクトが強く、シャーロットの登場のし方もまた印象的、生き物の生態や、自然の摂理などを物語を通して伝えてくるテーマも、意外とシンプルな文体も好きです。うんちくがしつこくないところがね、いいんです。

 意外なのは人間があまりにも絡んでこないことや、クライマックスがない(?)くらいあっさり静かに終わったところですね。ドタバタはいやだけど、さっぱりしすぎも嫌って我が儘ですか?
 ちょっと「メッセージ」がキーポイントになるあたり、日本人の私たちにはしっくりこないかもしれないですね。多分USの中でも舞台となった地域にそういう傾向が強いんでしょうね。「My sister's Keeper」の作者の書いた作品でも同じ地域を舞台に似たようなことを扱っていて、その時はちょっと好きになれませんでした。今回はちょっと慣れた感じでスーッと流せました。
 私はテンプルトンの味方です。最後に彼がキレるというか不平をもらすところなんか、「そうだ、そうだ!誰が一番働いて、役に立ってると思ってるんだ!」と完全に彼サイドです(笑)「プリズンブレイク」の T-bag とかぶりました。
 シャーロットの声の出演は映画通りジュリア・ロバーツでいきましたが、本にはthin voice ってあるんですね。その時はなぜ彼女が選ばれたのかな?と思ったけれど、読み終わって彼女のキャラクターを知ると、「なるほど。ぴったりだ」と思いました。クリスマスホリデー中にDVDを観ます。映画はさすがにダコタをつかっているし、もっと人間も絡んで、多少ドラマチックになっているんでしょうね。
 最後の一行は、作家仲間との人間関係に苦労しているのかな、なんて変な勘ぐりをしちゃいましたぁ。

 話はずれますが、出版社についてもちょっと一言。イラスト版と映画とのタイアップ版が同じポーズなところがお茶目でいいなぁと思いました。
 それと私のは(図書館のですけど)UK版なのですが、わざわざスペリングをUK仕様に変えてあることに気がつきました。favourite, colour, centre などです。特に児童書なので、注意して変えてあるのだなぁ、と思ったのですが、もしかして当たり前?
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致命的に悪い耳②

2009年11月19日 | 日記
 「○くん、△先生の言う First of all をずっと festival だと思っていたんだって。笑っちゃうよね!」
 もちろん笑えません。
 そっかぁ、あれは first of all だったのか。どおりで毎週フェスティバルの話をしているのはおかしいと思ってたんだよね、私も。
 
 就職試験の英語面接でも大失敗。試験官が何かを言いながら手を差し出したので、「わぁ、さすが英語面接。Frank だなぁ」と思い、笑顔で力強く握手をしたところ、「あの~、受験票を渡して欲しかったんですけど」と日本語で言われちゃいました。

 そんな私がどういうわけか英語で生活していくことに。
 
 息子が生まれた今から9年前のこと。保健婦さんに半ば強制的に行かされた Postnatal 産後教室で知り合った7組の親子。その後も毎週1,2回集まって子供を遊ばせていました。私以外はネイティブスピーカーだったけれど、みんなフレンドリーで、私のつたない英語にも寛容な本当にいい人たち。
 一年以上がたったある日、その中の一人から、「今週は Sian の家に2時だよ。」というメッセージが。Sian? 誰それ?
 グループのリーダー格の彼女のこと、私は一年以上 Sharon だと思ってそう呼んでいたのです。日本から手紙だって出しました。当然宛先も、書き出しももちろん Dear Sharon です。毎週のように会っていて、みんなが Sian と呼んでいるのに気がつかなかった。

 このほかにも遊びにおいでと誘われたと思って、すっぴんジーンズ、息子はスエット、手土産にスーパーで買ったモモをぶら下げて行ったら、みんなドレスアップしていて綺麗にラッピングしたプレゼントを抱えていて、Christening のパーティで2時間ほど生きた心地がしなかったことも。
 
 そんな数々の失礼と大失敗にも関わらず、このメンバーとは今でも定期的に集まって、おつきあいを続けています。もう感謝のしようがないです。
 今の私が発音はともかくとして、英語で暮らしていけているのは、ひとえに彼女たちの Patience によるものだと思っています。

 只今耳の特訓中。
 音楽を聴くときもなるべく歌詞を聞き取るようにし、運転中は今までは何となく流していたラジオにも集中するように。中学の頃から洋楽を聴いているにも関わらず(その当時はワムとカルチャークラブですよ、もちろん)今の今まで歌詞に注意して聴いたことのない事実もすごいかも。
 子供たちが学校に行っている静かな時間帯は、オーディオブックを聴くようにしています。「My father's Dragon」が結構聴きとれて、気分よく「The Adventure of Tom Sawyer」へ進みましたが・・・・難しい・・・・
   
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Glory

2009年11月19日 | 映画
 Matthew Broderick って知っていますか?
 そうそう、Sex and the City のSarah Jessica Parker の旦那さんですね。
 この映画は彼が SJP's husband と呼ばれる以前の「スター」だった時のものです。私の中では彼は Andrew MaCarthy あたりと並ぶ「さわやか系青年」の代表でした。「トミーと松」時代の国広トミユキみたいな(古すぎ?)。なので、現在雑誌などで付属品のように扱われていることが悔しい・・・本人は気にしてません、きっと。ちょっとね、老け方に問題があるもんね、いつまでも「とっちゃん坊や」で。
 この映画では髭を生やして精一杯大人に見せています。頑張れ!

 この映画はアメリカの戦争をテーマにしたもので、マシューの役は黒人ばかりの連隊の指揮官です。軍の中での黒人差別が本当に酷い時代に、白人の、しかも若くて坊ちゃん然とした指揮官が彼らのために立ち上がる姿が心を打つ作品。
 脇を固めるのは、モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントン。デンワシが若くて、びっくり。しかも、「あんちゃん」な役。ちょっとイメージ違いますよ。
 
 私が気になるのは、この中で物静かな白人の2番手指揮官。マシューがつっぱしる傍で、自分の立場が悪くなることも厭わず、いつも彼のサイドについている。「なぜだろう?」最初の方を見逃したためわからなかったのか、彼は入隊以前からの友人だったそう。彼らの友情に対してはほとんどクローズアップせず、そのことから感動を誘っていないところが、逆に好感が持てた。このフォーブス君、なぜかいつも軍服を着崩している。みんなが、反発しまくるデンワシでさえ、上までしっかり詰襟なのに対して、彼だけがいつもボタンを外して着ているのが気になっちゃって。あれは役柄じゃないとみた。
 そんな斜に構えた?役者が気になって調べたところ、意外なことに British Actor でした。覚えられる顔ではないんだけど、何となく知っている、というか、あの押さえた演技が素敵なので、見た目はスターじゃなくても、どこかでいい役をやっているのでは、と思って探したら、いい役かどうかは別として「SAW」のDR.Lawrence だった。あれだけ密室でずっと見続けていれば、多少記憶にも残るはずだ。

 差別を取り扱ったテーマはとても興味深く、人情味もある作品。ただ、戦争美化が気になりました。イギリス人はいつもこの件でアメリカに対して不平を漏らしているので、感化されちゃってるかも。
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致命的に悪い耳①

2009年11月18日 | 日記
 バレエ教室の待ち時間、一人のお母さんが、
 I am going to *** my friend's *** Cam** Friday night.
と言いました。それに私は身を乗り出して、
 Really? I'm going to Camden next Friday, too! Could be the same party. Is that Zarina's?
と興奮気味に言いました。およそ5秒の間の後、
 I said, I am going to have my friend's son Cameron Friday night. I mean babysitting.
勘違いもいいところ。

 私は昔から致命的に耳が悪いです。なので、英語の発音もなかなか良くなりません。大学入学当時、当てられて答えていた私に、クラス中のみんなの手が止まり、教室の右端に座っていた私の左半身に一斉に視線が刺さりました。「英文科に入ってくるやつでこんな発音あり?」20年以上たった今でも頭の中に映像としてくっきり残っています。教育実習先の教壇から見た45人の驚愕した表情も。卒業後仕事に就いた時も、「いや~、いまどきの若者でこんな発音で話す人もいるんだなぁ」と半ば感心されました。

 当然歌も下手です。多分私ほどの音痴はそういないでしょう。でも実は本人の耳にはそれほど下手に聞こえないんですよ、これホント。だから正直周りの反応で初めて、自分が音痴だと気づくのです。
 それでも子供たちには生まれた時からめいっぱい歌を歌って聞かせました。たっくさん一緒に歌いました。もう、これは一世一代のギャンブルです。音程の外れた歌を生まれた時から聞き続けた子供は一体どうなるのでしょうか。
 幸い息子は歌もそこそこ上手いし、音感もいいです。だけど、Nature or Nurture? 可哀相な娘 ・・・・

 半分はこのままじゃいけないと思いつつ、後の残りはしょうがない、と諦めていたけれど、最近改心してオーディオブックに初挑戦!
 「My Father's Dragon」を聴いています。最初に聴いた時は短いチャプター1ですら途中で集中力が切れてしまったので、夜に子供たちと日本語で本を読んでから聴くと、なんとか2章分聞き取れました。当分このスタイルでいこうと思います。

 色々失敗し続けるのは、耳の悪さが原因か、不注意なだけか、この続きは次回。

 

 
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too snoggy? どういう意味?

2009年11月17日 | 日記
 先週、上の子のクラスの Mums Night Out がありました。
 話題はPTA関係(資金繰り、フェアの手伝い要員募集)から、中学受験、楽器のレッスンについてなどなど。30人学級のたったの9人の参加で、一つの円卓に座っていました。
 全員で一つのことを話したり、隣の人と話したりなどしているうちに、ちょうど向かい側から息子の話題が。何かと思い聞いていると、

 Girls adore LK and Captain R. It is all right, they are both lovely boys but .... I don't know.... I just think...well, it is too snoggy...

 え? どういうこと????

 目を見開いて固まっている私にほかのお母さんがニヤニヤしながら、

 Boys mum should be worried!

 snog ってキスするじゃ・・・それはありえないから、べたべたしすぎ、とかいちゃいちゃしすぎってこと? でも、だって、えー????

 うちに帰って辞書を調べたけれど、やっぱり「(英俗)キスをする、愛撫すること(!)」ってあるんですけど・・・・ショックは大きくなるばかり・・・

 聞き間違えたのかなぁ・・・・

 今日LK母にそのことを話したら、snoggy という語そのものを何それ?って感じで逆に訊かれてしまった。ネイティブなんですけどね。それで、「Skinship しすぎとかそういうことかな?」と聞いたら、「What is skinship?」って。
 スキンシップ って英語じゃないんだね、知らなかったよ。
 LKはブロンドで、背が高くて、スポーツ万能、おまけにお勉強もできる(High School Musical のトロイをもうちょっとかっこよくした感じ?笑)。なので、女子に人気があるし、彼としゃべる時はみんな目にハートを浮かべて、声のトーンも全然違うのは確か。でもうちの息子は全然そういう扱いは受けていないしー。
 
 でもどっちにしろこの男子二人から寄っていっているとは思えない!!!ありえない! LK母もそう言っていた。
 「It's too young! He is still my BABY! Keep your eyes on them, keep away from those men eating girls!!!」
 だって。ははは、モテる子の母は大変ですぞ、この先。
 
 Snoggy 発言をしたお母さんの娘とうちの息子が放課後に仲良く肩を並べて歩いている姿を見かけることはある。お互い本好きでHorrible Historyファンだし、彼女はスポーツもよくできるし、彼女の方が男っぽいから気が合うんじゃないかと思っているんだけど、女の子の親としては心配するステージに入ったのかな・・・う~ん・・・うちの子にかぎって心配いらないと思いますけどぉ 
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