hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

James McAvoy in Penelope

2011年12月29日 | 映画
 タイトルに名前が入ったのは(決して好きではない)山田孝之に続き2人目のマカヴォイが、あ~、なんてこと・・・・というくらい素敵な映画「ぺネロぺ」であります。
 絶対観ることないだろうなぁとなんとなく思っていたのですが、案外作品自体も良かったのでした。
 
 主人公は呪いをかけられ豚の鼻をもって生まれてきます。
 娘を不憫に思った母親は長年屋敷の中に幽閉します。
 唯一呪いをとく方法は結婚をすること、ただし両家の子息に限る、らしい。
 何人もの候補者が現れるものの、全員彼女の顔を見た途端逃げ出すします。
 
 そこへ色々と事情があって現れるのがマカヴォイ君なのでした。
 いや、マジックミラーの向こう側にいるはずの彼女を覗きこむその眼がね・・・・・・参りました。
 あっと、作品の良さも書きたいところなんですが、どう書いたらいいんだろう、主人公のぺネロぺの性格の強さと弱さの描き方が素晴らしいんですね。そこのところ結構難しいと思うんですよ。大抵の作品の場合は「やけになって」とか「ひどく悲しんで」と傷ついた主人公をとことん見せてから動きがあるという展開ですが、このぺネロぺはちょっと達観している様子で毅然とした態度で居続けながら新しい動きをするんです。あまり変化がないように映ってしまう危険は承知ながら、こういう運びにしていて、それが上手くいっているところがいいなぁって。

 作品中で重要なキーワードは「Blue Blood」。貴族の出、名門の出、という意味だそうです。どこまでの名門をそう呼ぶのかは定かではありませんが、悪玉役のサイモン・ウッズ君は見た目からアクセントからいかにもアッパークラスの子という感じ。イートン&オックスフォード出身ですってよ。あのようになるにはもちろん家庭と学校の両方が大事とはいえ、学校だけでも「それらしい所」にいけば、彼の10分の1でもいいし、フェイクでもいいので(!)「見るからに」という感じの品の良さが出るものだろうか。なんて、もうすぐ進学する息子を抱えている母親としては気になったのでした。しょーもない。
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Choke

2011年12月27日 | 映画
 クリスマスシーズン、たくさんの映画が放映されているので見まくっています。というか、今までに録画した映画が多すぎて、新しく録画することができずに、スペースを作るためだけに次から次へと必死で見て削除している、という追い詰められながら見ている状態です。

 この映画は「Fight Club」を書いた作家の別の小説を俳優のクラーク・グレッグが監督して映画化したものです。
 テーマパークで働くセックス中毒者ビクター(サム・ロックウェル)が、アルツハイマーの母親の入院費用を稼ごうと、レストランでわざと喉を詰まらせて、同情をかってお金をせしめる・・・・・・というあらすじが色々なところで紹介されていますが、私が観た限り、というか勝手に解釈を変えたところ、そういう話ではなく・・・・・

 悪ぶってそういう風にお金を手にしていると言ってはいるけれど、喉をつまらせて苦しんでいる見ず知らずの自分を周りが心配して助けをオファーし、無事を確認できた時のその場を包む温かい雰囲気を求めている感じ。
 それというのも子供のころから自由奔放な母親にふり回される生活をし、いわいる「普通」と思われる「ふれあい」などの経験がないから。セックス中毒なのもやっぱり幼いころからの「つながり」や「ふれあい」の不足が引き起こしているのだと、そういうことをいっているのではなかったのかなぁ。愛情不足、というのとは多少違うけれど、母親の愛情表現が自己愛の上に成り立っているタイプのもの、とでもいうのかなぁ。
 病気が進行していく母親はビクターのことが誰なのかもわからず、毎日通っているにもかかわらず、訪問の度に別の名前で呼ばれる。そんな中、会話の中から、彼には出生の秘密があることがわかり・・・・・・
 なんとなくうわっついていて、歩んでいく方向を見失っているビクター。愛憎の入り混じった母親に対する思い。それでも誰よりも母をいたわる気持ちが強い。サム・ロックウェルの演技が良いためか、グッときます。
 途中ツイストがあり、皮肉があり、最後にあっと驚く真実があったりと、なかなか面白い作品でした。

 ポスターが quirky すぎるのがなんともやりすぎで微妙、ブラックコメディなのは確かだけど、とびきりのヒューマンドラマと私は(きっと勝手に)解釈して、
 7 out of 10 くらい。原作も読んでみたいし、お薦めしたい作品。


 対照的に、凝った作りにしようと頑張り過ぎて、非常に残念というか、多分今年観た(最後まで頑張って辿り着いた)映画の中で一番面白くなかったのはこちら。
 「Bronson」
 
 なんだってこんな映画を作ろうと思ったのかしらん。
 英国一乱暴者で困ったちゃんだった囚人。So what? 本当に乱暴者でどうしょうもなかっただけで、だから何なんだ、ってことも何にも表現されていない。
 トム・ハーディの無駄遣い!
 彼の演技はとても良かったと思うし、きっと一生懸命ブロンソンの研究をして役作り体作りに励んだんだろうけど、いかんせん内容のないどうしようもない作品。
 本当は 0 だけど、トム・ハーディが素敵だったので、3 out of 10 相当おまけ。
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Nativity!

2011年12月24日 | 映画
 ブリティッシュ・コメディです。私のお気に入りの映画「Confetti」の監督さんの作品だそうです。
 
 ローカルのしょうもない学校でやる気なーく教師をしているポール。
 よりによってクリスマスショー(Nativityといいます)の指導責任者にされてしまいます。
 そこへとんでもない遊び感覚のティーチング・アシスタントまで入ってきて・・・・

 面白かったですー。この監督さんと相性がいいのかな?子供たちも喜んで観ていました。
 今まで「地味で何だろな」と思っていた主演マーティン・フリーマンも光っていたし、劇中も主役を「のっとっていた」アシスタントの彼(本業は多分コメディアン)もなんだか好感度高くてねぇ。
 

 要するに英国の小学校を舞台にした学園もの。何やってもダメっぽい子供たちと頭の固い先生が、風変わりな短期のアシスタントの出現によって、一致団結をし素晴らしいショーを成功させる、というベタな話なんですが、細かいところで結構笑えます。
 「School of Rock」のイギリス版、ちょっと違うところは先生のテンションくらいですか。
 
 意外なキャストは私の大好きなコメディアンのアラン・カーがちょっとイヤな奴役だったこと。
 
 いつもにこやかでおっとりしたアランとは全然イメージが結びつかなくてねぇ・・・・でも、頑張ってたよ、うん。あら?次から「丸くてちょっとイヤな奴」はアランでもいいんじゃないか?ザックさん、おちおちしてられませんぜ。

 2009年、本国のみの公開だったみたいです。やっぱ、主役が地味だからだな・・・・


 ちなみにわが子の Nativity エピソードは・・・・・
 うちの学校は教師陣とPTA役員にユダヤ人が多く、生徒はアジア系とイスラム系なことが理由なのか、 Nativity をしません。クリスマスなのでそれらしい場面をちょこっと入れてある普通のミュージカル劇になっています。
 一昨年に Nancy が天使のガブリエルでした。白の衣装(フリフリのブラウス)にフワフワの羽と天使の輪をつけていると・・・・めっちゃめちゃ可愛かったですぅ(すみません、すみません)
 Captain R の前の学校は90%がイスラム系の生徒だったのにもかかわらず、校長が頑として Nativity をやり通していました(その意志にはリスペクト)。いよいよ Captain R の学年が主役の年がきて、楽しみにしていた私。絶対 wiseman の1人だと信じていたのに(フルにモンスター・ペアレント・モード!)、ナレーターになってショック~。何がショックかって、ワイズマンの衣装はものすごく豪華。かたやナレーターは毎年なぜか制服のまま。いくら一番セリフが多いと言ったって、おもしろくない!
 陰でブツブツ漏らしていたのが届いたのか、その年から衣装が用意されましたとさ(笑)騒いだもん勝ちです(怖)
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2011 Nancy (age 8) Best 10 Books

2011年12月21日 | 我が家のお気に入りの本
 気に入った本がたくさんあり過ぎて大混戦のランキングです。

1位 The World According to Humphrey とそのシリーズ



 この一位に関しては間違いなくダントツという感じです。読み終わったすぐに興奮してストーリー全部を話して聞かせてくれ、自分のベッド回りにはPCでプリントアウトしたハンフリーのポスターが貼ってあるほどです。

2位 The Magic Faraway Tree & The Folks of Faraway Tree



 良いものは時代に関係なく子供を惹きつけるのでしょうね。仲良しの女の子と二人で夢中になっていました。

3位 A series of Unfortunate Events 一巻



 兄の方では意外と下の方にランクインしていたのですが、なんとこっちでこんな上位に。
 次から次へとイヤなことが起こるこの物語、何がそんなにいいのでしょうか!気にはなるけど私まで夢中になって13巻まで読むことになったら大変だし。

4位 Princess Mirror-Belle



 絵本で有名な作家のチャプターブック。あまりメジャーじゃないし、シリーズも本の数冊ですが、Nancy には大ヒットだったようです。

5位 Amelia Jane シリーズ



 2位の作品と同じ作家のシリーズ。私は絵本の方しか読んでいませんが、ただただ面白可笑しいだけではない部分が魅力なのかなぁと憶測しています。

以下タイトルのみ

6位 Dear Dumb Diary シリーズ(3巻の Am I the princess or the frog? が中でもお気に入り)

7位 Judy Moody シリーズ

8位 Florence the Friendship Fairy 

9位 Fairy Chronicle シリーズ

10位 Atticus the Storyteller


 
 最後にこんな真面目なのもチラッとランキング。今年は学校のヒストリーの時間がグリークだったのでしっかり読みこんで得意になって教室に持ち込んでいました。
 全く無関係のくせしてお兄ちゃんの受験に合わせて彼女の読書量も相当減少しました。来年はもうちょっと読んで欲しいですねぇ。
 
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映画「Puss in Boots」

2011年12月20日 | 映画
 子供たちが冬休みに入ったので、今日はめずらしく新作映画を観に行ってきました。
 日本では来年3月に公開?そっかぁ・・・・・

 迷った末2Dで見てきましたが、それでもため息が出るほどの美術面。
 猫の毛がすごい。フワッフワッとしていて、柔らかく、微かに揺れていたりするんですよ!
 ジブリにもびっくりしたけれど、こちらも信じられない映像美。
 
 映像:10 out of 10

 内容:10 out of 10(これはうちの子供たち二人の評価)、私は8くらいかな。

 気になったのは、こちら。

 丸くてちょっとヤナ感じ、となると無条件に Jack Black をあててしまう私。明らかに彼の声じゃないのに払拭しきれずひたすら最後の声の出演を待つと・・・・
 まぁた、あのザック・ナンチャラカンチャラでしたよ、*jonathan*さん(笑)


 来週は一足お先に「Hugo」を観てきますね。
 今日トレイラーを見たら、予想を遥かに超えて素敵そう!
 主演の子もいいし、私の好きなジュード・ロウ、それよりもっと好きな(!)サシャ・バロン・コーエンもいい味出してそうで、楽しみで待ちきれません。
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2011年 Captain R (age 11)'s Best 10 Books

2011年12月19日 | 我が家のお気に入りの本
 今年は、主人を始め周りの皆さんには「やっているうちに入らない!」と言われながらも、本人と私は気持ちだけものすごく「お受験モード」だったので、読書量は少ない中からのランキングになります。
 今回はあまり迷うことなく簡単に決めることができたみたいです。

1位 Skulduggery Pleasant シリーズ



 今年も去年に引き続きこちらがダントツ一番ということです。

2位 Warriors シリーズ



 ひたすら待って待って図書館から借り続けている(というか、図書館がわざわざ購入してくれている)シリーズ。
 読み始めたらあっという間に読んでしまいます。

3位 How To Steal Dragon's Sword



 待ちくたびれた頃にようやく出た how to train your dragon シリーズの最新刊。期待を裏切らなかったようですよ。

4位 Roman Mysteries シリーズ



 親としてはちょっと意外なランクイン。昨年からのんびり読み進めてきたシリーズの最後は大満足な締め括りだったらしいですね。気に入っているのはこの写真の一冊だそうです。

5位 Nightrise



 Anthony Horowitz の Power of Five シリーズの3巻です。シリーズとしても好きですが、特にこの巻が面白かったのだそうです。

以下、タイトルだけで紹介。

6位 A Series of Unfortunate Events シリーズ

7位 Eragon 1、2巻

8位 Stoneheart 3部作

9位 Darren Shan

10位 George's Secret Key to the Universe

 
 ちなみに年末ぎりぎりのところで、ようやく吉報が入って来ました。試験直前にヤケクソになって、2泊3日のキャンプに出かけてリフレッシュしたのが功を奏したのでしょうか。まだまだ一次試験に受かっただけなので調子に乗ってもいられないのですが、第一志望に一次試験で失敗して(しかも得意科目で)下がりきっていたので、本当に良かった。
 気持ちを楽にしてクリスマスとお正月を迎えられそうです。
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The Firework-maker's Daughter

2011年12月18日 | 洋書
 
 
 Philip Pullman の作品です。
 花火職人の娘ライラは自分も父親のような立派な職人になるのが夢。
 父からは直接学べないと判断し、遠くの山に住む「火の魔王」に会いに行く。

 Gold Smarties Prize Award Winner だそうです。
 残念ながら私にはピンとこないお話でした。


今日の日記:

 昨夜はCaptain R の友人宅でパーティでした。
 普段「お茶に上がって行きなさい」と誘われて座っても、20分くらいしたら「そろそろ帰って欲しい」オーラを感じる家庭だったので(笑)、昨日のパーティもどんなもんかと思いながら出かけました。
 一応ワインは出たものの、ゲストのほとんどが「お酒は飲まないベジタリアン」だったので、そこんところも微妙。
 後半、ピクショナリーというボードゲームを家族対抗でやりました。
 やる前から「言っちゃ悪いけど、うちは3人とも絵が上手なんで勝負みえてますけど?」と強気発言をする私。いや、実際みんなヘッタクソで笑っちゃいました。いくらなんでもあそこまでとはなぁ・・・・
 「ちょっと・・・・hinajiro家、ずい分とあれじゃない?」
 というのも、Captain R が絵を描くときに、私と Nancy に解かりやすいように自分で考えて工夫するのがどうも「セコイような感心するような」という感じだからです。
 例えば、Knight という単語の時にうちの息子は「月と星」を描きました。で、私たちは「ナイト!」と日本語発音のまま答えるわけじゃないですか。それから son の時に、「太陽」の絵を描いたんですよ。で、「サン!」となるわけです。こちらは明らかに発音が違うはずですけど、まさか外国人に発音のことでダメ出しをするわけにもいかないしねぇ。
 そんなわけで、明らかに圧勝。うちはずい分盛り上がってましたけど、他は微妙、みたいな空気が流れてました。
 結局7時に行って、お開きになったのは意外なことに夜中すぎ。お酒を飲めずに(グラス3倍くらいは飲んだけれど)、肉も食べずに(肉食なんで)こんな長時間拘束されるのは結構キツイなぁとドッと疲れました。
 ちなみにインド人のジェーンという宗教を信仰している家庭なので、全くのベジタリアンですが、イモや豆が多いのでお腹がいっぱいにはなりました。
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Sparks

2011年12月12日 | 洋書


 Or how to give Granpa a Viking funeral

 亡くなったおじいちゃんの希望である「バイキング流葬儀」を秘密裏に実行しようとする姉弟妹(3きょうだい)とその仲間たちの奮闘を描く物語。

 3 out of 5 というところです。

 二つ気になった点が。
1.バイキング流の葬儀というのは死体をボートに乗せて海上で焼却すること。子供たちは試行錯誤の過程で、おもちゃのボートに火をつけて海に送り出す実験をするのですが、原子力発電所の近くであり、英国内での大きなテロの後でもあったため、事態は大変なことになり、警察も消防も軍隊も出動する大騒ぎに。
 なんとか見つかることなく家に戻る彼らでしたが、親には葬儀を計画していることは隠したままながら、騒動は子供たちが起こしたという事実がバレてしまう。
 警察にはまったくしらばっくれる親。
 
 果たして、これは正しいこと?
 子供が事の重大さを解からずに侵してしまった罪とはいえ、そこまでの騒動を起こしておきながら親が庇い嘘をつくことは認められていいわけ?
 それが親のサガなんでしょうかねぇ・・・・・

2.みんなに愛されていたおじいさんに対して、先に亡くなったおばあさんのことはみんな嫌っている。あんなおばあちゃんの隣に永遠に眠らされるなんておじいちゃんが気の毒。是非とも海で灰にしてあげようではないか。
 後半、おじいさんには他に愛する女性がいて、結婚後も彼女のことを思い続けていたらしいことが判明。ちょっとした出来心で浮気をしたおばあちゃんとの間に子供が出来てしまって結婚を余儀なくされたおじいさん、可哀想。彼女の名前のついたボートに乗せ、彼女からの手紙をおじいちゃんの遺体と一緒に燃やしてあげようじゃないか。

 って、本当に可哀想な人生を送ったのはおばあさんの方じゃないの?と私は思うけれど、彼女に対しての同情的な言葉は一切無し。好きでもない女性に一生縛られていたおじいさんを解放してあげようじゃないのって感じ。
 えー・・・・・子供ができて結婚してそれでもなんとかやって行こうと思っているのに、夫がいつまでもそっぽを向いているようじゃ、そりゃあイラついて優しい気持ちにもなれないでしょうに。


 と、ここで今放映中のドラマ「家政婦のミタ」とリンク。


 あのお父さん、ダメダメのクズかもしれないけれど、やっぱり同情せずにはいられないところも。
 若いうちに年上の彼女に引っ張られるようにつき合って、ともするうちに妊娠して「責任をとって」結婚する「羽目」になって、あれよあれよと・・・・・考えてるひまも迷っているひまもなく流され続けてきて、「父親なんだから愛情があって当たり前」「父親のくせに」とか言われてもねぇ・・・・・
 だったら、なぜ次から次へと子供を作っているのか、っていう意見もあるだろうけど、あそこまで幼稚で「準備のできていない」男を伴侶に選んだなら、奥さんの方がどうにかするべきだったと思うんだけどなぁ。
 私はドラマ自体を面白いとは思っていないけれど、あの父親の設定はユニークだと思うし、表に出てきてないかもしれないけれど、相当数の男性があの立場にいると絶対思う。なかなか目のつけどころがいいドラマじゃないの?
  
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Hamphrey's Tiny Tales シリーズ

2011年12月11日 | Nancy 10 読書
 「My Summer Fair Surprise!」

 

 Nancy の大好きな「Humphrey」シリーズのもう少し対象年齢を下げたヴァージョンというか、語数の少ない版です。
 チャプターブックに慣れ始めたくらいにピッタリの一冊。80ページくらいで楽しいイラストがいっぱいです。
 本篇同様楽しいみたいですよ。シリーズは5巻くらい出ています(たぶん)。


 「Friendship According to Humphrey」



 こちらの方は、165ページ、イラストなしです。


今日の日記:

 今日はスクールフェアのお手伝い。
 朝からベジタリアン用とオイスターソース使用の二種類のライスヌードルを作り、野菜サラダも用意して3皿持ち込んだのですが・・・・
 今年は私のヌードル超不人気。いつまでたってもたっぷり残っていました。ショック~
 ところがサラダ(ただの葉っぱとトマトときゅうりを切って載せただけ)はあっという間に売り切れ。
 なんだかやる気失くすなぁ・・・・・
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Eldest

2011年12月10日 | Captain R 13 読書
 

 エラゴンシリーズの第2弾です。
 本棚の中でずい分場所をとって邪魔だなぁとだけ思っていたのですが、いや~、開いてみて驚きました。
 とんでもなく小さい字がびっちびち並んでいて、668ページでした。
 最近誕生日プレゼントで新しいDSのゲームをたくさんゲットしたため、毎日そればっかりで全く本を読まない日が続いたのですが、その反動なのでしょうか、この本を2日で、というか4時間くらいで一気に読んでしまいました。やっぱり根っからの本好きなんですねぇ。
 「いつも同じこと言っているけど(と弁解しながら)、良かったよ、この本。面白かった。」
 「どんな風に?」
 「最後が面白かった」
 「最後がどんなふうだったから、面白かったの?」今日はとことんしつこく食い下がる。
 「最後にサプライズがあったから。(ここでちょっと内容についてたどたどしい日本語で話す)僕は(主人公の友人)死んではいないとは思っていたけれど、あんな形で再登場するとは予想できなかった。」とのこと。
 3巻はすでに本棚で場所をとっているけれど、4巻は最近ハードカバーで出たばかりなので、図書館に頼ることになりそう。


 しつこく感想を話させようとしたのにはワケがあります。
 今週から息子が英語の勉強を始めました。
 今までは「得意だ」ということだったので、学校にお任せで家では問題集も買ったこともなかったし、宿題以外したことがなかったけれど、必要に迫られて短期間だけ Comprehension と Essay を習いに行くことになりました。
 Year 6 では卒業前にSATという全国統一試験があります。先日モックテスト(模擬試験)があり、Captain R の英語のテストペーパーの読解問題への学校の先生のコメントが

 too wordy

 笑っちゃいました。めんどくさがりなので足りないと言われることはあっても、too wordy とくるとは。
 そして、今日は有名私立女子高の入試問題の comprehension と Essay をやって、個人指導の先生にみてもらう初日だったのですが、
 I'll give him 50% for comprehension, you didn't write enough and essay is
 あ、なんて言われたか忘れたけど、要するに要求されているテーマと全然違うことを書いていたようでした。(テーマを無視してしまえば、それなりに面白い話ではあったけれど・・・)
 というわけで、50点!読解の方は今回は書き込みが足りないそうです。難しいなぁ。ただ「埋めとけばいいんでしょ」的な態度が見え見えの出来栄えだとも言っていました。はい、仰るとおりでしょう、きっと。
 全部やり直ししてくるように、ですって。キビシイ(涙)
 初の英語教室、息子と二人で肩を落として帰ってきました。
 
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容量の都合で慌てて観た映画たち

2011年12月06日 | 映画
「Franklyn」

 英国を舞台にしたゴシックファンタジーホラー?
 映像があまりにも美しいので内容は全く私の手に負える代物ではなかったけれど、流し見した作品。
 今年はマナーハウスや、ちょとしたお城には行ったけれど(チューダーだと結構地味なんで)、豪華絢爛なな教会関係(ちょっと表現に問題ありかも)には近寄っていないので、久しぶりに足を運びたくなった。「大聖堂」と呼ばれるような所に行きたいなぁ。あ、そうだった、今月末にはここへ行く予定だった。

 昨年から始まった「年に一回くらい子供抜きで遊びたい!」旅行。たったの一泊ですけどね。
 昨年はカンタベリー大聖堂、今年はチェスター大聖堂。特にわざわざ大聖堂のある街を選んでいるわけじゃないのですが、街の雰囲気が素敵なのが大聖堂のある町なんですね。
 素敵な街に行くわりには、パブの2階に宿をとって「とことん食べて思う存分飲む」ことをメインの目的とした旅でしたが。
 と、映画とは関係ないことが頭に浮かんだのでした。


「Waltz with Bashir」


 イスラエル発の戦争の記憶と傷をテーマにした、ちょっと硬派なアニメによる硬派な作品。
 今の私はじっくり観る気分じゃなかったので、これまた流し見。
 やはり事実と記憶はいつだって多少ズレているもんだ、ということです。


今日の日記:

 ちょっと前のことになるのですが、Captain R が楽器のオーデションを受けました。
 一回目は週末だったのですが、私も服装のことなんか全く頭になくて、いざ会場に行ってみると、スポーツブランドの長そでTシャツに迷彩柄のカーゴ。そして足元を見ると

「スクールシューズ」(黒の皮もどき靴)

 ムカ(怒)!!!!!なんで?休みの日にまでスクールシューズ履くなんて「カッコ悪い奴の典型」じゃん!
 でもこの時点でも洋服については何とも思っていなかったのですが、たまたまその場に居合わせた知っている子の服装を見た瞬間親子そろって「あれ?」
 ちゃんとした襟付きのシャツにチョッキ、もといベストを着てきちんとしたズボンを穿いていました。あれ?そういうことだった?全く気が利きませんでしたよ。
 「スポーツブランドのシャツってのが、チャブに見えたかなぁ」と私。
 「顔が違うだろ」と夫。
 「っていうか、チャブだったらもっとお洒落だから、スクールシューズとか絶対履かないし!」
 全く何でシチュエーションを考えない恰好をするのかなぁと息子にちょっと腹を立てていた私、

 週明けになんと職場に間違えてジーンズで行ってしまい大慌て。母親譲りだった、ということで・・・・

 そんなこんなで2回目のオーデションのために「スポーツブランドじゃないトップス」をわざわざ買いました(笑)!といっても庶民なんでスーパーマーケットでですが。
 で、二回目は平日に学校を抜けて行ったので、車の中で着替えさせました。
 ところが今度はほとんどの子が制服のまま。試験官にも、
 「君はこの後学校には戻るのかい?」とわざわざ訊かれたそう。
 なんともとんちんかんなことをしてしまいましよ。
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Pineapple Express

2011年12月05日 | 映画
 いやぁ・・・・・・期待はずれだったぁ!!
 ジェームス・フランコが新境地を開き、ゴールデングローブにノミネートでしょ?
 彼の演技は、演技?演技と言えるのか?ラリっている姿は本当にヘロヘロに見えたし可愛かった、確かに。
 だけど、内容は・・・・いや、内容にも期待していなかったけれど、ドタバタ度も微妙、笑える場面も特にないまま、1時間が過ぎ、
 
 これ・・・・面白くないかも・・・・だけど、ここまで来たら最後まで・・・・あと何分かな?

 うわっ、あと70分もこの調子で進んでいく気か?き、キツイ・・・・でもこの先面白くはなるかもしれないし・・・・

 頑張った。粘った。
 だけどどうしてもダメだった・・・・残すところ20分で爆睡。

 収穫はセス・ローゲンという人が案外良い感じだったこと。なんとなく「絶対イヤ」と思っていたのに、意外とハンサムで品がいい。この映画でのセリフが不釣り合いに思えるくらい。声の調子も話し方も好き。

 で、「おかしいなぁ、なんかもっと不潔で調子に乗っている感じの人だったはずなんだけどなぁ」と調べていくと・・・・

 ザック・ナンチャラカンチャラという人とは別人だったんですねぇ、*jonathan*さん。


 キャストの件からは離れて、英語に関してですが、この映画は日本語字幕でみることをお薦めします。正直言って吹き替えでもいいくらいとも思うのですが、やっぱりジェームスの話し方や、今回見直したセスの話し方を逃すのは惜しい。
 ただ、よっぽど精通していない限り、会話の内容を理解するのは限界があると思いました。英語字幕を読んでいても単語を一つ一つは拾えるけれど、その意味はわからないものが前半にかなり多くありました。プロの翻訳家さんたちはそこを面白く訳してくれているんじゃないのかなぁ。薬物で支離滅裂になっている人たちのセリフなんで、たいしたことは言っていないかもしれないのですが、でもとりあえず全部知っておきたいじゃないですか。だけど、その会話のノンセンスぶりも物足りない感じだったし、案外面白くなかったんですけどねー。

 2 out of 5
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