hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Bridgerton in Bath

2022年04月11日 | テレビ
 日本でどれくらい観られているんでしょうか?
 そういう私も元々衣装モノというか、Jane Austin 的な作品に興味がないので、全くのスルーだったのですが、昨年の初夏にバースを訪れたのをキッカケに見ることになり、夢中でシーズン1制覇、そして最近シーズン2を一気に見終えたところです。
 バースにはいつまたロックダウンになるかわからない状況での予定でしたので、電車とホテル以外は何も予約できない状態でした。ところが行ってみるとバースの観光スポットは全てが予約でいっぱいで何処にも行けないことに気づきました。それで娘が視聴済みで楽しんでいたので、主にバースを舞台に撮影しているというBridgerton Tour に参加することにしたのです。
 前日の夜に私は慌てて一話だけ観て予習しました。この時点ではハマれなくて一話でぐったりでした。
 翌日のツアーは「何回観た?一話しか観てないような人が楽しめるようなツアーじゃないぞ!」とガイドさんにちょいと顔をしかめられましたが、とても楽しくてそのままどハマりしたのでした。



 最初は珍しいカラーブラインドのキャスティングに驚いたしなかなか慣れなかったのですが、すぐに全然気にならなくなりそのダイバーシティの大胆さから良さがすごい伝わってきました。この作品の成功の主たる鍵はこのことでしょう。
 衣装もヘアメイクも素敵だし(特にシーズン2)、音楽も面白い。なかなかのユニークさが人気の秘密ですね。
 内容については、リージェント時代のゴシップガール!とあちらこちらで言われていますが、ほんとそれにつきます。
 ただただ何だか知らない中毒性を感じてしまうんですよね〜
 噂によると、原作より映像化の方が断然良い珍しい作品といわれているようです。
 作品自体についてはこれだけです(笑)
 
 ここからはツアーの話。
 2時間のツアーだったのですが、ガイドさんの熱プラス参加者の皆さんのファン度の強さから30分延長という、まさかの2時間半歩きっぱなしで飲み食い無しのツアーでした!
 ここからはやや視聴した人だけ楽しめる話題になってしまいます。
 まずは、この写真の場所がコベントガーデンなんだそうです。黄色いパブの横の白いお店、わかりますか?
 
 参加者が1番湧いた所です。
 そうですね、ドレス屋さんです。
 次の写真はミニが停まっているお店ですが、見覚えがあるでしょうか?
 
 ダフネとサイモンが別れ話をするカフェです。実際はヘアドレッサーで、しかも通りの名前がトリムストリートって言うんですよ。
 そして最後。ここはどこでしょうか!第一話からよく出てきて、シーズン2でもいっぱい出て来ました。
 
 Lady Dunbury のお屋敷で、よくボール(ダンスパーティー)が開かれている所です。
 今は美術館で、私たちの滞在したホテルから中心地に行くために滞在中毎日この美術館とその裏に広がる美しい公園を通っていました。
 この美術館の向かいにはジェーンオースティンが実際住んでいた家、隣にはBRIDGERTONに出てくるクイーンシャーロットが実際住んでいたマンションがあります。
 本当に良いツアーでした。Bridgertonファンでいずれバースを訪れる予定のある方は是非参加してみて下さい。

 最後にどうでもいい話を一つ。
 娘の知り合いの女の子がエキストラであちらこちらに出演。エキストラでも毎回違った素敵なドレスを身につけています。
 その彼女が自分の出演箇所をSNSに載せたところ、「毎回別の男性にコートされてるなんて、君が主役でもいいかもね!」ってお茶目なコメントがありました。面白いですね!
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Killing Eve

2020年06月13日 | テレビ
 娘にお勧めされました。
 「Homelandが好きだったお母さんはきっと楽しめる!」という推薦理由でした。 
 それで急いでキャッチアップして、その後は娘と一緒に全部観ました。
 評判通りすごく面白いです。
 確かに「なんでそんなことする?!」「なぜ今こうしない?」といちいちツッコミたくなるくらい、ドラマテックにするための不自然な流れが満載なところが24やホームランドにそっくり!
 それにもかかわらず、面白くて面白くて続きをすぐ観たくなる中毒性も共通点。
 まだ観ていない方はぜひ。


 この男がすべての元凶だと思うから私としては誰かさっさと始末しちゃえば?と思うんだけど、うちの娘を含め、出演者の女性陣全員こいつに甘い。
 口の上手い男に丸め込まれたらダメだって!
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Community Season 1

2019年02月25日 | テレビ
 グラミーで賞を獲った Childish Gambinoが 若いころに出演していたアメリカのシットコムを見始めました。
 コミュニティ・カレッジに通う面々の日常を描いたシリーズです。
 コミュニティカレッジはアメリカの大学(カレッジ)よりも幅広い人々に開かれた高等教育機関。そのため、バックグラウンドや年齢層にも幅があるようです。
 登場人物は、弁護士をしていたけれど学歴詐称で停職中の主人公、社長職をリタイアした見栄っ張りのおじいさんはなんとチェビーチェイズ、子育てが一段落してから勉強しに来た女性、高校時代にフットボールのスターだった栄光を引きずっているガンビーノなどなど、個性豊かな面々。生徒だけではなく先生も個性的。写真のケンチョンはスペイン語の先生です。
 面白さは、面白いようなそうでもないような・・・・でもマークしたいセリフは結構たくさんある感じです。
 とにかく全員の話すスピードが速くて字幕付きでもちょっと大変。
 もう少し続けてみようと思います。

 
 私もこの国に来た最初の年はコミュニティカレッジに通ったんですよ。
 外国人価格の高額を払って勉強して資格を取ろうとしていた私にとっては謎だらけの環境でした
 私のクラスも本当に色々な人がいました。先生も含め情緒不安定な人が半分くらいいて、ほとんどが読み書きのまともにできない感じでした。
 来たばかりの私にはどういう種類の教育機関なのかが分からなかったのはもちろんのこと、地域によって人々の教育水準が違うことにも気づかず比較的授業料が安いからというだけの理由で選んだ学校でした。
 ほとんどの授業が、私生活で何かあってグズグズしている子の相手だったり、話が脱線したまま元に戻らなかったり。
 残念ながら no nonsense の私には一緒に楽しんだり、海外の色々な人間模様を知ることに興味をもったりする余裕がなかったので、先生にもカレッジ側にもつたない英語でガンガン不満をぶつけました。
 その時先生に言われたのは、「誰一人あなたみたいにアカデミックじゃないのよ!もう少しほかの人の気持ちを考えたり理解してくれないかしら。その高飛車な態度を変えない限り、ここでは上手くやっていけないわよ」でした。
 今思えばその通りだし、もう少し余裕をもって接すれば良かったなぁ、もっとリラックスして楽しめば良かったなぁ、と反省しきりだったので、このドラマを見て、あー、なんだか、あの数か月(1年のはずが先生が鬱になって途中で終わった)損したなぁ、などと色々思い出してますます猛省しています。
 そうは言っても、イタリア人の女の子と一泊二日で旅行に行ったり、レストランを経営している中国人のおばさんとは大の仲良しだったし、ほか数人の家に宿題のお手伝いに駆り出されて色々とご馳走になったりと交流はあったんだよね。ほんと、ノートの整理一つできない人が多くて、ポートフォーリオの製作からレポートの代筆まで結構引っ張りだこでした。学校や授業には不満があったけれど、クラスメートとはそれなりの交流をしていたかな。ただ、私はお金があったのでランチはみんなと学食で食べずに一人で外のレストランやカフェに行っていた(笑) よくないなぁ、ハハハ

 ドラマでもやっぱり高慢だったり、意識高い系だったり、というキャラが何人もいるんだけれど、そういう人には必ずグループの誰かがダメ出しするんですよね。もちろん毎回それで本人が反省して成長したりするんだけれど、私はそういう展開ばかりだとそれはどうなのかなーと思ってしまいます。うちの子供たちの様子からも仲のよい友人関係でそういうパーソナリティを否定するような助言みたいなことはしていない感じがするんですよね、非難せずに受け止める方が多いというか、流すというか。指摘したり「正そう」とするのはすごくアメリカ的なのかなぁとも思いますが、結構日本でも最近はそんな感じなのかもなーと思います。どちらが正しいというわけではないですが、ちょっと引っかかります。


 さて、きっかけとなったグラミーの「This is America」ですが、衝撃的な映像作品ですよね。
 「お母さんはこのビデオの訴えていることが理解できてるの?」と子供に訊かれました。
 「もちろん!アメリカではこんな風に結構簡単に銃で人殺しが行われているんだぜ。大した理由もなくね。最悪じゃない?変えないと駄目じゃない?っていうメッセージでしょ?」
 「いや、それだけじゃないから」
 それより私はまたしても日本のマスコミがアメリカ育ちの日本人監督にわざわざ「日本語で答えてください」と言ったことにイラっときました。何のため?必要ある?
 おっと脱線にもほどがあるので今日はこの辺で。
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The IT Crowd

2017年03月12日 | テレビ
今から10年以上も前、2006年から大人気の British sitcom を見始めました。
クリス・オダウドとリチャード・Ayoade 出演なのに何故か今まで意地になって見ないで来ました。
なぜか、とは言いましたけど、理由はなんとなくわかっています。
多分あの爆発的に人気のあった「Office」と同じようなノリだと思ったからです。私はあれは実はそんなに好きじゃなかったんです。

で、シリーズ1のエピソード1はかなり面白くて声をたてて笑いました。
クリスはともかく、リチャードのコメディってもっとシュールでクセのあるものかと勝手に思い込んでいたのですが、別に彼が書いてるわけでも演出してるわけでもないですもんね、なんかどうしょうもないくらい王道の使い古したようなギャグやらボケやらのオンパレード。例えていうなら、ドリフの全員集合的な、次のボケも最後のオチも丸わかりの安心感。
2話目は1話ほど面白くはないけど、残念に思うほどつまらなくもないという、、、、
まぁ、気の向いた時にのんびり数話ずつ見ていこうかなっと思っています。
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Homeland season 6

2017年03月01日 | テレビ
今、あんたんところ、他人の国の事に口出してる場合じゃないでしょうが! なんちゃって。

いつもはなんというかチャレンジングな作品だなぁと思いながら見てきたこのドラマですが、今シーズンはポイントずれてるような気もするし、微妙。
これまでは、堂々と中東やロシアを悪に仕立て上げながらも、実際起こりうることを題材にしていたり、なんとなく時代にマッチしたエピソードで盛り上がってきていたのに、今回はそこら辺から目を背けて古いネタにしがみついてる感じがする。

そうは言いつつ、やっぱり続きが気になって仕方がありません。
今回キャリーはスパイを引退し、米国内のイスラム系の人々を支援する弁護士のような仕事をしています。表向きは!
それにルパート・フレンドが役者としてえらく成長した感がすごい! あのへんてこりんな声、どこ行っちゃったのかなぁ、、、、
なんだかんだ言って見続けますよ。


「Uncle」の season 3 も見ました。


相変わらず面白かったです。
最後のエピソードでは、しょうもない男アンディがようやくチャンスを掴み、ヨーロッパにツアーに出たり、ローリーにバンド仲間の同年代のお友達が出来たりと急展開のハッピーエンド。ヨカッタヨカッタ
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好きなキャラクターから順に殺されていくので「やな感じ!」なアニメ「91days」

2016年08月24日 | テレビ
15歳の息子のお薦めで珍しくアニメを見ました。
番組の主題歌を歌っている「凜として時雨」というバンドが好きな事から辿り着いてみ始めたそうです。ちなみにこのバンド、息子はよく聴いている&弾いているのですが、私は好きじゃなくイラつきます。

禁酒法があった時代のアメリカにおけるマフィアの抗争がメイン。
争いに巻き込まれ両親と弟を眼の前で惨殺された主人公が、復讐を果たすため成長して地元に帰ってくる。

絵がとてもきれいで丁寧に作られてはいるのですが、いかんせんタイトルの通り私が気に入ったサブキャラ的人物たちが復讐の鬼と化した主人公を信じてまんまと殺されていくのでいい気分がしません。次々と。特に主人公に同情はすれども根性が気に食わないばかりに応援できずにいるもんですから。
ただ、やっぱり続きは気になるので見続けるかもしれません。それに息子とのコミュニケーションのためにもね!
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New Blood

2016年06月26日 | テレビ
BBC で新しく始まったドラマで、アレックス・ライダーの作者アンソニー・ホロウィッツが書いています。
刑事のラッシュと企業の違法行為を調査する機関で働くステファンの二人が手を組んで事件を解決していくアクションスリラー。
ノリ的には昔懐かし「トミーとマツ」、これが古すぎてわからない人には、えっと「あぶない刑事」(これまた充分古い)。最近でいうと、、、、、何?
二人とも移民の子供ではあるけれど、生まれも教育もイギリスの若者という設定にこだわっています。
3話まで見ましたが、最初の事件は薬品会社の治験と英米競争、不正などがテーマでした。
2話までは面白く丁寧に描かれていたのが3話の途中から突っ走った感じで事件が解決して雑に感じたのですが、実際事件が解決する時ってそんな風かもしれませんね。

感想は面白いには面白いので見続けようとは思うのですが、やや子供くさい、カメラワークがスタイリッシュにしようとし過ぎていて見づらいレベル。
それから3話で自分達のせいで人一人死んでいるのになんとも思ってない二人の主人公に、以前読んだホロウィッツの作品の主人公が重なり、再び倫理観に疑問を感じました。
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War and Peace ドラマ

2016年01月30日 | テレビ
 以前に漫画でですけど読んだことがあったし、ドラマとなると時代物があまり得意ではないし暗くて長そうだと思ったのであまり興味を示していなかったのですが、主役がなんとポール・ダノだというので「これは見なくては!絶対に面白いに決まってる!」と思い直して今日の午後一気に四話観ました。
 さすがポール・ダノ、主人公のイメージにぴったり寄せてきます。
 漫画では主人公ピエールは純真でとてもいい人なのだけれど、ナイーブすぎて甘いというか、頼りないし、いじけているし、でも突然正義感からカッとなることもあったりの不安定な男で、魅力がないとは言わないけれど微妙なキャラだったのだけれど、ポールが演じるとそれもまた良い感じに成り立ってくるんですよね、不思議と。同じですよ、おろおろしているしいじけているし。でも魅力のある素敵な人物なのが十分伝わってくる。
 ほぼ全員がブリティッシュキャストなのに主人公だけがアメリカ人という面白いキャスティングですが、アメリカ人だということを忘れてしまうくらいそつのないアクセントで話すところにますます惚れ込みます。

 え?ポールの話はそれくらいにして内容はどうなのよって?
 面白いです。完全にソープオペラですからね。ピエールが絡んでくるところは多少人情もの的な雰囲気が出ますが、そのほかは家族のいざこざ少々と主に恋愛です。アンナカレーニナに引き続きトルストイづいていますが、こちらのほうがメッセージが伝わってくるし、なんと言っても主人公が善人なので観ていて心地よいです。



 それに女性陣の衣装が本当に素敵。基本的にロシアの社交界の人々の話なので、ほぼ全員がいつもいい格好しているの。男性陣もなかなか。軍服までなんだかセンスがいい。ポールはちょっとダメかなー、そこんところは。洋服に着せられている感じです。
 キャストも全員魅力的だし、続きも楽しみです。
 
 ポールはこの人と並ぶのは避けたほうがいいような気もするね(笑)
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Homeland season5

2016年01月29日 | テレビ
3月に娘と二人ベルリンに旅行します。
息子は来月学校のトリップでスペインのアリカンテに行く予定なのでベルリンはお留守番。
行き先は娘のチョイスなので私はあまり興味がわきません。
そこでモチベーションを上げるため、近いうちベルリンを舞台にした映画でも観ようかと思っていたら、溜め録りしていた Homelandを観たら舞台がベルリンになっているではありませんか。
前シリーズでは中東を舞台にしていたのが、今回は悪者がこぞってベルリンに移動(涙)



ベルリンでサリンを使ったテロを計画しているという、なんとも嫌な感じの設定。
映りますよ、ベルリンの街並みが。
でもね、こういうんじゃないの、私が求めていたのは!
なんかもっとロマンチックな雰囲気で主人公カップルがベルリンの街をデートして歩いてるような、なんかそういうのを見たかった、、、、、
パリの事もあったし「失敗したかなぁ、、、」と既に不安になっていたのに、Homeland を観た後はかなり憂鬱、、、

本題に入りますが、どのドラマでも共通だと思うのですが、シリーズが進むとなんだか無理矢理こじらしていてイライラすることだらけ。今回も「なんで?」「勘の働く人はいないわけ?」「なんでそんな簡単に騙されるかなぁ、プロなのに」とそんな展開ばかり。
その分盛り上がって面白いことには間違いないんですけどね。それにしても相変わらずメインキャラクターたち人でなしばかり。その割にやけにムズリム側に善人を登場させるというなんだかいやらしい一面も。
それにムズリムにロシアも絡めてきて、コールドウォー健在?アメリカのロシアへの考えがにじみ出ちゃっています。
ちなみに去年の秋、娘が今日はうちのお母さんの誕生日だと言うと、友達に「今日はプーチンも誕生日だよ」と教えてもらったそう。政治に疎い娘は「彼は善い人?」と訊いたら友達に not really と答えられたそうです。
この時代プーチンと同じ誕生日ってすごく嫌かも。変えられないけどさ。
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The Roast of Justin Bieber

2015年04月13日 | テレビ
かわいそう、、、、

ビーバーBoyを見かける時に思うことはホントこれだけ。
嫌われてることや嫌がらせを受けやすいこともそうだけど、なんだか生き方に迷ったままな感じが痛々しい。
この上、この番組でメッタメッタにやられちまうんだなぁ、、、、という切ない気持ちと、ビーバーもこれを受け入れる器が出てきたのか、やるじゃん!という気持ちが複雑に絡み合った状態で息子と鑑賞。
って大袈裟か。

いやいや、思いのほかソフトでした。
やっぱ、大の大人は、しかもそれなりのポジションを確保している連中は傷ついた子供をさらに陥れるような事はしないのね。リスペクト。
ジャスティンの代わりにボロクソに言われていたのは、司会者の Kevin Hart とludacris。Ludacris、私も常日頃この人の立ち位置って、、、、と思っていたので、あまりのナメられ方には驚いたけれど、どこにいるかががわかってスッキリした笑

一番辛辣で客席も凍ったシーンがしばしばあったのが、Natasha Leggero。うちの息子も「この人の酷いなー」と息を呑んだり、こっちをちらっと見たり。
一番好きだったのは、Snoop Dogg。なんていうか、四六時中ラリったおっさん、でもみんなに尊敬され恐れられている、というイメージだった。きっとかげでやたら陰険かはむかおうものなら抹殺されるような権力者なのか。ところが、ガンガンいじられまくっても常に笑顔、どんと構えていてカッコイイし、スピーチもユーモアと優しさに溢れている感じ。あー、慕われる筈だなーと納得の人柄。

とにかく全員口が悪く、とことん笑わしてくれました。そして最後はお約束のジャスティンのスピーチ。
この子って、いつも一歩引いてるというか、反応が薄い感じがするのですが、なかなか気の利いたスピーチをして安心しました。最後に「まさか!」というサプライズもあって、私も息子もすっかり騙されたものです。
何はともあれ、大人たちが大人な対応で、傷ついた子供を支えて行こうとしているアメリカの音楽界のぬくもりを感じました。

ちなみに最初の写真は羽をつけて上からカッコ良く登場するかと思いきや、途中でどさっと落とされたシーン。出だしからこの扱い。ちっともソフトじゃなかったかもね、、、、
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こんな大物競演で Esio Trot

2015年01月05日 | テレビ
 ダスティン・ホフマンとジュディ・デンチでダールの「Esio Trot」をドラマにしました。
 元旦に放送されたんですよ。
 セッティングがとってもカラフルでおとぎ話風になっていて、脚本はちょっとポップな感じでした。言い回しがすごくデンチにピッタリ。
 それに笑いの持っていき方が「なんか知っているぞ、これ」と思ったら、脚本はリチャード・カーティスでした。あのノリです。
 全体的にとてもいい感じに仕上がっていて、評判が良かったようですよ。
 原作が大好きな娘もすごく楽しんでいました。
 

 実は私はどうにもこうにもジュディ・デンチが嫌いなもんで(あの声と話し方、下衆な感じのヘアメークや露出の多い衣装がいや)、ミスシルバーのイメージと合わなくて早々にギブアップしてます・・・・

 今写真を探していたらこんなものが。
 
 うちの息子ももう数年写真を撮るたび娘や私の頭の上でこのポーズ。
 「あんた、一体何年やり続けるつもり?成長してないなぁ」と言っていたものですが、ここにほら、何十年経ってもやめてない人がいます!(笑)
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The Flash

2014年12月03日 | テレビ
 新しく始まったドラマを親子で楽しんでいます。
 アメリカのDCコミックのフラッシュの実写版です。
 
 バリーは警察の化学班で働いていたところ、研究室で落雷にあい多量の薬品を浴びてしまいます。
 一命をとり止めたのですが、高速で動くことができる特殊な能力がつきました。
 科学者たちの助けを借りて力をコントロールできるようになったバリーは、誰にも見られることなく大きな火事や事故などの現場から人々を運び出すなどの人助けを進んでしていますが、犯罪が絡んでくると、高速で動けるというだけで戦いに強くなったわけではないので上手くいきません。
 人を助けたいという強い思いが空回りして、無力感におそわれることがしばしば。
 犯罪現場には時には彼同様特殊な能力を身につけた者が登場することがあり、そうなると対応しきれません。鼻息荒く戦おうとして命を危険に晒し仲間にいつも叱られます。
 心配をしなくてはいけないことはほかにもあります。高速で動くことによって起こる摩擦です。しっかり考えて行動しなければ体が一瞬で燃える程です。ここも科学者の仲間たちがその都度計算をしてアドバイスをする感じです。
 彼が参上したばっかりに人が死んでしまうなんてことも何度か。でも思ったほどへこたれません。繊細のようで図太いちょっと不思議な青年です。ここが魅力。
 でもこの図太さは恋愛には生かせていません。幼馴染の女の子に好意を寄せているのですが、思いっきり friend-zone に入れられていて、いや、友達どころか家族の一員くらいに思われていて打つ手なしです。モタモタしているうちにバリーの職場に新しく配属になった刑事にとられちゃいました。
 
 この刑事君が見た目がいいだけじゃなく、案外感じも良くて憎めなく、ますますバリーの出る幕なしという感じ。

 だいたいトビーマクガイアがやったスパイダーマンみたいな感じですが、ピーターパーカーの方がデリケートで、バリーの方がメンタル面ではタフです。
 調べたところ、フラッシュの仲間はバッドマンやスーパーマンで、DCコミックはワーナーがバックについているそうです。
 ライバル社が、スパイダーマンやハルクなどがいるマーベルコミックで、こちらはディズニーが主要株主なんだそうです。
  

 毎回スリルある展開にワクワクし、母親を殺した疑いを持たれ刑務所に入っている父親とのこと、親代わりを務めてきた刑事との関係、そして好きな彼女とのやりとりなど切ないシーンにホロッときたりしています。
 
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Outnumbered

2014年10月04日 | テレビ


ずいぶん昔から大人気シリーズだったドラマを今になって見ました。
かーなり面白いです。
なんというか、「THE ワーキングクラスだけど明るくハッピーな家族」の代表のような一家の日々が何年にもわたって描かれた作品です。
お父さんの軽い天然ボケぶりが、視聴者としてはププッと笑えるレベルですが、奥さんだったら絶対イラつくレベルという絶妙なところ。
お母さんはとにかく余裕がない!いるいるこんなお母さん!と思うものから、おっとこれは・・・・・と焦ってしまうものまで色々あって、まるまる母親?どう言ったらいいかな、エピソードによって共感してしまうことがあったら結構凹むちょっと痛いキャラです。
子供たちもそれぞれものすごい癖があるのですが、びっくりするぐらい全員小さいうちから大きくなってもずっと口が達者。
まぁ、家族全員があー言えばこう言う、という感じで弾丸のように話すので、ちょっとリスニングには厳しい作品ですが、とにかく面白い。



今さら見始めた私、つい最近このチリチリ頭の次男君とすれ違いました!なんという偶然。
デカいです、半端なくデカいです。うちの子と一歳しか違わないのに、大人っぽくて貫禄たっぷり。
実は彼とうちの子たちの制服が似ていて、ロンドンで見かけたのでびっくりしたんですよ。え?こんなところから郊外のうちの学校に電車で通っている子がいるの?と思って見たら、彼だったのです。
ただの子役君ですが、ミーハーの私は心の中で「キャー!!!」ですよ。
一番最後のシリーズではこんな感じ。


経済的に余裕がないことと母親が落ち着きがないこと以外では我が家とは共通点がないのですが、なんとも親しみの持てる愛らしい家族です。


お知らせ

ブログを始めてもうすぐ五年になるんですよ。
それで今日初めて知ったのですが、記事によっては閲覧を制限できるみたいなんです。
最近訪問者数は今まで通りなのに閲覧数がやけに多いのがちょっと気になって好きに書けずにいたら、ようやくそういう機能もあることを発見。
そこで、たいしたことは書いてはいないのですが、日記はパスワードを必要とすることにしました。
右袖にメッセージを送る、という欄がありますので、そこから連絡をください!

ではでは。
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homeland

2014年09月22日 | テレビ
ダミアン・ルイスがアメリカのドラマに出演して大当たり!なんて聞いて気になってはいたものの、 クレア・デンスがどうも昔から好きになれずに見る気にならなかったシリーズもの。
日本で飛び飛びではありますが見る機会があって、今ではすっかりハマっています。
CIA とイランのテロリストの攻防戦がストーリーの中心。
24の二番煎じ的で、24ほど無茶苦茶な面がなく筋が通っているのに?いるから?24ほど盛り上がらない、という今一歩ぶりですが、それでも続きが気になる物語です。
欲を言えば、ダミアンの役柄は、もっとハンサムでセクシーな人がやるべきだったのにー、という感じ。どんなにカッコいい役でもクールなシーンでも鼻の下の長さが気になる!

一番の注目は、ハンサムなのに線が細く、存在感が薄い上声が残念で、てっきりマイナーなところでほそぼそと仕事をしていると思っていたルパート・フレンドが意外と大きい役で出ているということ。

実はシリーズ2で登場して「おー!あんた、こんなところに!」と思っていたら、すぐに仕事中にその場が爆破されて即死んだ風だったので、やっぱりこの程度か!と納得していたら、なんとシーズン4にもしぶとく出演中。頑張れ!
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フィクションにムキになるのもなんですが(しかも月9)、「それはダメじゃない?」とどうしても言いたい!

2014年03月26日 | テレビ
すみません、いま「失恋ショコラティエ」見終わったところなんですけど、どうしても黙っていられないので、ここで吐かせて下さい。

ソウタ君の自分勝手で一方的な気持ちに振り回されて、サエコさん可哀想!しかも何度も長々とした自己陶酔した告白聞かされたり、、、、お気の毒。
と、いうのが私の全体的な感想なんですが、それより何より、

DVを受けているサエコさんをそのまま放置

って制作側の態度許せないんですけど?
社会問題を取り上げるなら、最後まで責任のある取り扱いをするべきだと思うんです。



ソウタ君も自分の気持ちを伝えるばかりでサエコさんの気持ちを尋ねることもほとんどなかっただけではなく、彼女の旦那からヒントを与えられているのにそのまま放置。
薫子さんは実際それらしいところを見ているのにそのままにするし、何より立派な大人のはずのソウタ君のお父さんは彼女の痣をみているのに知らないふり。

何もしないなら、そういうシーンは入れなければいいんじゃない?
ドラマチックにするためだけにこういうのとか、特に軽々しく流産とか取り入れちゃう演出がすごく嫌いです。

子供さえできれば彼も変わるかも、なんて間違ったメッセージだけ残して終わっているのが非常に良くないと思いましたよ。
我慢しなければならないこともたくさんあるけどいい時もある、なんて、「キレられたり暴言吐かれたり殴られたりするけど、優しい時は優しいから」という典型的なDV被害者の言うことじゃないですか。それを、フーン、そうなんだ、本人がそう言うなら周りは見守るしかないよね、で終わらすのってダメじゃないですかね?
娯楽だとしても、です。 すみません、頭固くて。

そもそも、不倫の末に妊娠したから夫の元に戻る、という陳腐なストーリー展開はもうやめとけば?って言うのは、だったら月9は見るな、という話ですね。
以上。

ちなみに上の写真はこの番組とは関係なく、私以外の我が家の三人が初めて食べたマカロンです。
娘がずっと憧れていて食べたくて夢にまで見ていたので奮発して買ってきたのです。スポンジボブの作るハンバーガーがマカロンに見えてきたと言い出したので、これは重症だと思ってわざわざロンドンまで出かけて買ってきました。
三人ともあまりの美味しさに大感激していました。
The Husband's Secret でも年配のレイチェルが初めて口にして、本当はお嫁さんに貰った物なんか素直に喜びたくなのにとっても美味しいので、悔しいながらも催促してもう一度食べさせてもらっていました。
マカロン人気はなかなか続いていますね。
私も最近は結構甘いものを食べるようになってきましたが、マカロンは甘過ぎて苦手です。恥ずかしながら一個食べ切れません(笑)
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