hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Community Season 1

2019年02月25日 | テレビ
 グラミーで賞を獲った Childish Gambinoが 若いころに出演していたアメリカのシットコムを見始めました。
 コミュニティ・カレッジに通う面々の日常を描いたシリーズです。
 コミュニティカレッジはアメリカの大学(カレッジ)よりも幅広い人々に開かれた高等教育機関。そのため、バックグラウンドや年齢層にも幅があるようです。
 登場人物は、弁護士をしていたけれど学歴詐称で停職中の主人公、社長職をリタイアした見栄っ張りのおじいさんはなんとチェビーチェイズ、子育てが一段落してから勉強しに来た女性、高校時代にフットボールのスターだった栄光を引きずっているガンビーノなどなど、個性豊かな面々。生徒だけではなく先生も個性的。写真のケンチョンはスペイン語の先生です。
 面白さは、面白いようなそうでもないような・・・・でもマークしたいセリフは結構たくさんある感じです。
 とにかく全員の話すスピードが速くて字幕付きでもちょっと大変。
 もう少し続けてみようと思います。

 
 私もこの国に来た最初の年はコミュニティカレッジに通ったんですよ。
 外国人価格の高額を払って勉強して資格を取ろうとしていた私にとっては謎だらけの環境でした
 私のクラスも本当に色々な人がいました。先生も含め情緒不安定な人が半分くらいいて、ほとんどが読み書きのまともにできない感じでした。
 来たばかりの私にはどういう種類の教育機関なのかが分からなかったのはもちろんのこと、地域によって人々の教育水準が違うことにも気づかず比較的授業料が安いからというだけの理由で選んだ学校でした。
 ほとんどの授業が、私生活で何かあってグズグズしている子の相手だったり、話が脱線したまま元に戻らなかったり。
 残念ながら no nonsense の私には一緒に楽しんだり、海外の色々な人間模様を知ることに興味をもったりする余裕がなかったので、先生にもカレッジ側にもつたない英語でガンガン不満をぶつけました。
 その時先生に言われたのは、「誰一人あなたみたいにアカデミックじゃないのよ!もう少しほかの人の気持ちを考えたり理解してくれないかしら。その高飛車な態度を変えない限り、ここでは上手くやっていけないわよ」でした。
 今思えばその通りだし、もう少し余裕をもって接すれば良かったなぁ、もっとリラックスして楽しめば良かったなぁ、と反省しきりだったので、このドラマを見て、あー、なんだか、あの数か月(1年のはずが先生が鬱になって途中で終わった)損したなぁ、などと色々思い出してますます猛省しています。
 そうは言っても、イタリア人の女の子と一泊二日で旅行に行ったり、レストランを経営している中国人のおばさんとは大の仲良しだったし、ほか数人の家に宿題のお手伝いに駆り出されて色々とご馳走になったりと交流はあったんだよね。ほんと、ノートの整理一つできない人が多くて、ポートフォーリオの製作からレポートの代筆まで結構引っ張りだこでした。学校や授業には不満があったけれど、クラスメートとはそれなりの交流をしていたかな。ただ、私はお金があったのでランチはみんなと学食で食べずに一人で外のレストランやカフェに行っていた(笑) よくないなぁ、ハハハ

 ドラマでもやっぱり高慢だったり、意識高い系だったり、というキャラが何人もいるんだけれど、そういう人には必ずグループの誰かがダメ出しするんですよね。もちろん毎回それで本人が反省して成長したりするんだけれど、私はそういう展開ばかりだとそれはどうなのかなーと思ってしまいます。うちの子供たちの様子からも仲のよい友人関係でそういうパーソナリティを否定するような助言みたいなことはしていない感じがするんですよね、非難せずに受け止める方が多いというか、流すというか。指摘したり「正そう」とするのはすごくアメリカ的なのかなぁとも思いますが、結構日本でも最近はそんな感じなのかもなーと思います。どちらが正しいというわけではないですが、ちょっと引っかかります。


 さて、きっかけとなったグラミーの「This is America」ですが、衝撃的な映像作品ですよね。
 「お母さんはこのビデオの訴えていることが理解できてるの?」と子供に訊かれました。
 「もちろん!アメリカではこんな風に結構簡単に銃で人殺しが行われているんだぜ。大した理由もなくね。最悪じゃない?変えないと駄目じゃない?っていうメッセージでしょ?」
 「いや、それだけじゃないから」
 それより私はまたしても日本のマスコミがアメリカ育ちの日本人監督にわざわざ「日本語で答えてください」と言ったことにイラっときました。何のため?必要ある?
 おっと脱線にもほどがあるので今日はこの辺で。
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2019 Reading Challenge

2019年02月06日 | 洋書
 ここのところ全然本は読んでいないのですが、年始には毎年 Reading Challenge に登録して「今年こそもっと読むぞ!」と決意はしているんです。
 今日も読書もせずに YouTube をフラフラしていると、book review, book haul の動画に行きあたり、2019年なので今年読む19冊を挙げている方たちが多くいることに気づきました。
 そこで、すでに18冊と目標を立てていたのですが、真似して19冊に変えてみました。流されやすいです。
 どうせ読みもしないのに次から次へと購入することとは思うのですが、一応現段階では手持ちの本の中から19冊を選びました。
 私の積読本の一部を一挙公開!

                   

 こんな感じです。
 私の reading challenge は、2015,2017年が completed、 2016,2018年が failed なので、今年は成功する年のはずであります。
 ここに挙げなかった積読本はもちろん、その他に Amazon の Wish List に入っている本が大量にあるのですが、こちらはkindle版は£2.00以下、ペーパーバックは£4以下なら迷わず買う!というルールでやっています。
 ところで、この国の本の高さには何度文句を言ってきたかわからないのですが、先日読んだマテリアルサイエンスの本で紙の製造過程を知って以来、なんだか仕方がないのかなぁと思い始めました。
 読書は貯金と一緒、読んで得た知識は財産だ、という信念のもと出ていくお金に関しては軽く脳を麻痺させることにしましょう。
 とはいえ、月£8の Audible 代金はかなりの無駄遣い。だって毎月一冊も読んでいないですから!ここが今年なんとかしなくてはいけない課題でしょうなぁ。でも、眼もだいぶ弱ってきているので Audible に完全に頼る日が近い気がする・・・
 もうすぐ季節外れの一冊を読み終わります。
  
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