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以前に私の周りの若者達の間ですこぶる評判の悪い作家について触れたのですが、ベストセラー作家で、しかも書店で一位になっている作品なのにあまりの言われように、怖いもの見たさで遂に手を出しました。しかも年末にこの年最後の本として…
なにぶん20代前半の男どもと恋愛小説はあまり読んでいそうもない硬派な娘の意見なので、チックリットがどんなものかわかってないだけなのでは?というのが私の読後の意見です。
正直、悪くなかったです(笑)
主人公の女の子も全然おバカじゃないし、その他の登場人物も魅力はなくても特に悪くもないし、内容のわりに370ページもあるのはどうかと思うけれど、途中居眠りしながらも特に投げ出さずに読むに耐えられる内容でした。
内容よりも文章が陳腐、という意見でしたが、特に装飾だらけでまわりくどく何が言いたいのかがわからないこともないし、知的な言葉を無理して使って自滅している様子もないし、気になるところは全然ありませんでした。ただただ簡単な言葉だけで会話し、単純明快に感情表現をする人たちだけのコミュニティーを描いたのだなーと思ったくらいです。
確かに普段読んでいる作品群とは全然違う種類なので、それが「文章のレベルが低い」という評価になったのでしょう。
「文学好き」の人達をターゲットにはしていないのだと思います。
この作品に関して言えば、第一のテーマは恋愛ではなく、夫婦間に特化した家庭内暴力についてです。
作者あとがきでわかることなのですが、自身の両親をモデルにして書いたそうです。執筆を始めるにあたって、母親に許可を得たとのこと。
そういった意味でターゲットを絞ったメッセージが込められています。そしてヘルプラインについても触れています。
夫の暴力に耐えることが子供にどういう影響を与えるのかを考えさせる面もあり、タイトルの It ends with us もとても意味のあるものなのです。「耐える」ことを美徳とする考えを払拭する必要がある状況は家庭内暴力に限らず様々ですが、この作品はそこら辺まで広げることなく、気持ちよく絞っているところも好感が持てましたよ。
5 out of 10
余談ですが、息子の友人22歳男性(愛読書はスタインベックの作品)が、お姉さんからクリスマスプレゼントとしてコリンフーバーの本をもらったと言って嘆いていました。彼が最初に「酷すぎる」と言い出した張本人なのに、このエピソードに「なんでなの⁈」と我が家では苦笑が起こり、それをキッカケに私も読んでみた次第であります。
この作家がどうということではなく、やっぱりチックリットが好みではないのでこの先この作家の作品を読むことはないだろうな~とは思いますが、唯一読んだのがこの作品でラッキーだったと思いました。
なにぶん20代前半の男どもと恋愛小説はあまり読んでいそうもない硬派な娘の意見なので、チックリットがどんなものかわかってないだけなのでは?というのが私の読後の意見です。
正直、悪くなかったです(笑)
主人公の女の子も全然おバカじゃないし、その他の登場人物も魅力はなくても特に悪くもないし、内容のわりに370ページもあるのはどうかと思うけれど、途中居眠りしながらも特に投げ出さずに読むに耐えられる内容でした。
内容よりも文章が陳腐、という意見でしたが、特に装飾だらけでまわりくどく何が言いたいのかがわからないこともないし、知的な言葉を無理して使って自滅している様子もないし、気になるところは全然ありませんでした。ただただ簡単な言葉だけで会話し、単純明快に感情表現をする人たちだけのコミュニティーを描いたのだなーと思ったくらいです。
確かに普段読んでいる作品群とは全然違う種類なので、それが「文章のレベルが低い」という評価になったのでしょう。
「文学好き」の人達をターゲットにはしていないのだと思います。
この作品に関して言えば、第一のテーマは恋愛ではなく、夫婦間に特化した家庭内暴力についてです。
作者あとがきでわかることなのですが、自身の両親をモデルにして書いたそうです。執筆を始めるにあたって、母親に許可を得たとのこと。
そういった意味でターゲットを絞ったメッセージが込められています。そしてヘルプラインについても触れています。
夫の暴力に耐えることが子供にどういう影響を与えるのかを考えさせる面もあり、タイトルの It ends with us もとても意味のあるものなのです。「耐える」ことを美徳とする考えを払拭する必要がある状況は家庭内暴力に限らず様々ですが、この作品はそこら辺まで広げることなく、気持ちよく絞っているところも好感が持てましたよ。
5 out of 10
余談ですが、息子の友人22歳男性(愛読書はスタインベックの作品)が、お姉さんからクリスマスプレゼントとしてコリンフーバーの本をもらったと言って嘆いていました。彼が最初に「酷すぎる」と言い出した張本人なのに、このエピソードに「なんでなの⁈」と我が家では苦笑が起こり、それをキッカケに私も読んでみた次第であります。
この作家がどうということではなく、やっぱりチックリットが好みではないのでこの先この作家の作品を読むことはないだろうな~とは思いますが、唯一読んだのがこの作品でラッキーだったと思いました。
“ただただ簡単な言葉だけで会話し、単純明快に感情表現をする人たちだけのコミュニティーを描いた“という表現、確かにその通りですね!表現方法はイマイチと思うものの、ドラマチックなので最後まで読ませる勢いはありますね。
もう一つ、ハトのエサを食べているところをイケメンにみそめられ・・という本もあるようで気にはなっているのですが、続けて読む気力が湧かず・・でした。
あれ?まだ読むの?と思って吹き出しちゃいました。しっかりハマっちゃってるじゃないですか(笑)
あ!今気づいた!ハトにエサをあげてるんじゃなくて、ハトのエサを食べてるところをみそめられるんですね、なんという……
それは確かに気になりすぎる……どうしよう、読みたいかも……