美しい文章の古典作品を読みました。
苦手な情景描写も、イメージが湧きやすいとそれほど苦労はしないようです。
物語はモンテカルロから始まります。
ちょうどうちの息子が演奏旅行で北イタリア、南フランス、そしてモンテカルロを訪れている最中だったので、なんだか親近感がでたんですね、きっと。
ちなみに旅行前のミーティングで、モナコにも寄りますと先生がおっしゃった時、集まった親たちの間でどよめきというかため息がもれました、、、、ヨーロッパの人にとってもモナコってやっぱり憧れの地なんでしょうね、近いとはいえ、遠く感じる特別な地というか、、、、
それで小説の方ですが、最後まで名前の出てこない主人公はお金持ちの老婦人の旅のおともとして、モナコに滞在しています。やらされていることはほぼ召し使いのようですが、一応建て前は話し相手的で、休暇をともに過ごしています。
そこへ社交界では有名なイギリス人紳士が現れます。彼は絵葉書にもなるような美しい館の当主なのですが、一年ほど前に妻に先立たれ傷心であると噂されている人物でした。
どちらも長期滞在者で、金持ち夫人(多分男性に比べると小金持ち程度)がインフルエンザに罹っている間に二人は時間を共に過ごし、電撃結婚します。
その後カップルはベニスなどに寄り新婚旅行を楽しみ、コーンウォールのお屋敷に帰るのですが、、、、、
お屋敷のインテリアについてや庭についての描写も散歩に出かけた森や丘また海岸沿いなんかも、大昔に訪れたコーンウォールの記憶やここ数年数々訪れているNational Trust のお屋敷や庭、森などの風景と重なってイメージしやすくて簡単に入り込めるんですよね、いいですねー、こういう感触。
語りは最後まで主人公だけで、初恋に戸惑っていたり、電撃結婚してしまう自分の大胆さに驚くやら呆れるやら同時にproudy だったりする様子、新婚生活が始まってからは階級の違いに戸惑ったり怯えたり落ち込んだりと、彼女の心情が細やかに描かれています。表面上は、といおうか、本人が語っている限り、見た目も貧相で、人見知りも手伝って愛想も悪いし、華やかな社交界には向いていないようですが、とにかく中身は素直で愛らしい。
妄想癖があって、それが大抵は被害妄想なのですが、ねっとりしてなくもないのですがなかなかユーモアがあって面白い。そこのところが昔の作品というより現代っぽく感じました。
前妻の面影がたっぷり残る館で、彼女の陰に怯える主人公。でも毎日色々と鍛えられて?逞しくなっていきます。
やがて館の抱える秘密が暴かれる時が、、、、、
って感じの話です。予想していた話とは大分違いました。私の妄想?ではもっともっと別の意味でホラーだったので(笑)
英語はとっても簡単。会話も多いので進みやすく、読後に達成感を得やすいです。私は音源も利用しました。とても聴きやすいものでした。
8 out of 10 女ってさ、怖いよね、でも、強いよね!としみじみ感じています。
少し古い映画はあるようですが新しく映画化するならの「勝手なキャスティング」。(「勝手にキャスティング」は今後シリーズ化予定)
主人公はホワイトクイーンでアン王女だった子。貧相で陰気くさいけど芯が強いという役にピッタリ!
夫の役はカンバーバッチなんかどうかな。育ちの良さと気難しそうな感じを持ち合わせているような。
予想を裏切りいい人キャラのお姉さん夫婦にはリッキー・ジャーヴィスとケイト・ウィンスレットという異色のコンビはいかが?
夫の片腕、主人公の心の拠り所なフランクはなかなか該当する人物が思いつかないので、マシューGoode かヒュー・ダンシーあたり。案外40代前半、見るからにmiddle class以上という売れている英俳優はいないみたい。
元嫁はレイチェル・ワイズ、そのいとこにサシャバロンコーエン。合っているとも思うけど、それ以上に単純に好きだから私のオリジナル「レベッカ」に出演させたい。
主人公を震え上がらせるほど貫録のあるメイドのリーダーにはギスッた感じの時代物が得意なイギリス人中年女優なら誰でもいいけど、大切な役なので誰か大物。ヘレン・ミレンとか絶対やらなさそうな役だけどやって欲しい。あとはいかにもっぽいけどティルダとか。
苦手な情景描写も、イメージが湧きやすいとそれほど苦労はしないようです。
物語はモンテカルロから始まります。
ちょうどうちの息子が演奏旅行で北イタリア、南フランス、そしてモンテカルロを訪れている最中だったので、なんだか親近感がでたんですね、きっと。
ちなみに旅行前のミーティングで、モナコにも寄りますと先生がおっしゃった時、集まった親たちの間でどよめきというかため息がもれました、、、、ヨーロッパの人にとってもモナコってやっぱり憧れの地なんでしょうね、近いとはいえ、遠く感じる特別な地というか、、、、
それで小説の方ですが、最後まで名前の出てこない主人公はお金持ちの老婦人の旅のおともとして、モナコに滞在しています。やらされていることはほぼ召し使いのようですが、一応建て前は話し相手的で、休暇をともに過ごしています。
そこへ社交界では有名なイギリス人紳士が現れます。彼は絵葉書にもなるような美しい館の当主なのですが、一年ほど前に妻に先立たれ傷心であると噂されている人物でした。
どちらも長期滞在者で、金持ち夫人(多分男性に比べると小金持ち程度)がインフルエンザに罹っている間に二人は時間を共に過ごし、電撃結婚します。
その後カップルはベニスなどに寄り新婚旅行を楽しみ、コーンウォールのお屋敷に帰るのですが、、、、、
お屋敷のインテリアについてや庭についての描写も散歩に出かけた森や丘また海岸沿いなんかも、大昔に訪れたコーンウォールの記憶やここ数年数々訪れているNational Trust のお屋敷や庭、森などの風景と重なってイメージしやすくて簡単に入り込めるんですよね、いいですねー、こういう感触。
語りは最後まで主人公だけで、初恋に戸惑っていたり、電撃結婚してしまう自分の大胆さに驚くやら呆れるやら同時にproudy だったりする様子、新婚生活が始まってからは階級の違いに戸惑ったり怯えたり落ち込んだりと、彼女の心情が細やかに描かれています。表面上は、といおうか、本人が語っている限り、見た目も貧相で、人見知りも手伝って愛想も悪いし、華やかな社交界には向いていないようですが、とにかく中身は素直で愛らしい。
妄想癖があって、それが大抵は被害妄想なのですが、ねっとりしてなくもないのですがなかなかユーモアがあって面白い。そこのところが昔の作品というより現代っぽく感じました。
前妻の面影がたっぷり残る館で、彼女の陰に怯える主人公。でも毎日色々と鍛えられて?逞しくなっていきます。
やがて館の抱える秘密が暴かれる時が、、、、、
って感じの話です。予想していた話とは大分違いました。私の妄想?ではもっともっと別の意味でホラーだったので(笑)
英語はとっても簡単。会話も多いので進みやすく、読後に達成感を得やすいです。私は音源も利用しました。とても聴きやすいものでした。
8 out of 10 女ってさ、怖いよね、でも、強いよね!としみじみ感じています。
少し古い映画はあるようですが新しく映画化するならの「勝手なキャスティング」。(「勝手にキャスティング」は今後シリーズ化予定)
主人公はホワイトクイーンでアン王女だった子。貧相で陰気くさいけど芯が強いという役にピッタリ!
夫の役はカンバーバッチなんかどうかな。育ちの良さと気難しそうな感じを持ち合わせているような。
予想を裏切りいい人キャラのお姉さん夫婦にはリッキー・ジャーヴィスとケイト・ウィンスレットという異色のコンビはいかが?
夫の片腕、主人公の心の拠り所なフランクはなかなか該当する人物が思いつかないので、マシューGoode かヒュー・ダンシーあたり。案外40代前半、見るからにmiddle class以上という売れている英俳優はいないみたい。
元嫁はレイチェル・ワイズ、そのいとこにサシャバロンコーエン。合っているとも思うけど、それ以上に単純に好きだから私のオリジナル「レベッカ」に出演させたい。
主人公を震え上がらせるほど貫録のあるメイドのリーダーにはギスッた感じの時代物が得意なイギリス人中年女優なら誰でもいいけど、大切な役なので誰か大物。ヘレン・ミレンとか絶対やらなさそうな役だけどやって欲しい。あとはいかにもっぽいけどティルダとか。