hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

一気に読書熱復活!「Warriors」シリーズ

2011年03月31日 | Captain R 13 読書
 森では野生の猫たちが4つのグループに分かれて、戦いを繰り広げていた。
 あることをきっかけに自らの野生的な部分に気づき、そんな世界へ足を踏み入れた飼い猫のラスティの成長物語。
 戦士としての修業の様子、友情、愛、尊敬と裏切りなどの猫の世界を描いた作品。
 
 1巻 Into the Wild
 昨夜強情にも夜中まで読み続けていました。
 もう、ページをめくる音を聞いているだけで、息子がどれだけ夢中になって読んでいるかが分かるほどです。

 一昨年にアマゾンのフォーラムで二人の方に薦められました。最初はタイトルから明らかに「戦いもの」なのでこの私が無条件にスルー。
 次にどうやらキャラクターは人間ではなく猫だとわかり、ちょっと気になり始めたけれど、息子も動物ものは好きではないしね、と思い足踏み。
 でもたくさんの子供たちが夢中になっているみたいだし、ここ最近の「戦いもの好き」傾向にはやっぱりこれかなぁと思い直し図書館にオーダー。いやぁ、待った待った。
 そしてようやく2冊手に入ったので渡してみると、もうそれはそれは一気に虜になってしまいました。
 
 登場キャラクター(みんな猫)がたくさんいるけれど、名前は比較的覚えやすい英語のものが多く、巻頭に1人1人の紹介が載っているのでわかりやすくなっています。一匹一匹のキャラクター作りが丁寧にされていることも特徴だそうです。
 

 今日の Captain R は朝からご機嫌で本の話をしています。「Warriors」のことから、課題本の「Hitler's Canary」について、友だちに「Shapeshifter」や「Stone Heart」を薦めたことなどなど。
 ガールフレンド?のお薦めで何となく「今さら感」のある「The Series of Unfortunate Events」を読み始めたこと、彼女も「Eragon」は好きではなく投げ出した、だから自分も長いのが無理なのではなく面白くないものが面白くないだけなのだ、とか。(これ、3部作購入しているんですけどォ・・・・悲しい)
 この Captain R の仲良しの女の子の本の選択はいつも「名作」や「古典」だったりします。いわいる一般的に良書と呼ばれるもの。聞くたびに自分で選んでいるのか、親がしっかり選んで渡しているのか不思議に思うのですが、なんとなくつられて良い作品を読んでくれるといいかもなぁと期待しています。

2巻 Fire and Ice

 
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Judy Moody Girl Detective

2011年03月30日 | Nancy 10 読書
 Judy Moody のシリーズならなんてことなくすぐ手にとって一気に読むんですけどね・・・・

 今回はジュディが探偵となって警察犬の訓練中の犬がいなくなってしまった事件を解決しようとするお話。
 アメリカの少女探偵、といえば Nancy Drew なんですね、 Judy Moody turns Judy Drewdy と書いてあります。

 昨晩この本をサラッと読み終わったうちの Nancy。先ほど一度二階に上がったのに「もう読む本がなくって困っちゃう!」というようなことをめっちゃ proudy な表情で呟きながら下りてきました。もちろん英語でですよ。
 「はぁ?あの本とかこの本とか途中で投げ出している本が何冊もあるはずだけど?」というと慌てて上に逃げていきました。
 
 そういえば知らない間にこちらの本も読んだそうです。

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Frozen in Time

2011年03月29日 | Captain R 13 読書
 1956年、フレディとポリーは絶大な信頼をよせる父の研究である「人間の冷凍保存」の実験台になりました。
 1,2時間後には父親に起こされると思って不安もなく協力した二人でしたが・・・・

 2009年、ベンとレイチェルは退屈な夏休みを過ごしていました。二人はある時森の中で土の中に隠された冷凍された少年少女の体を見つけます。(何か容器には入っていますよ)
 レイチェルが意図もせずにボタンを押すと・・・・・

 ポリーとフレディは21世紀で生きていくことができるのか?
 彼らの体は長年の冷凍期間を経て耐えられるのか?
 そして、一体何が彼らの父親の身に起こり、Why did he leave them frozen in time?

 Captain R の昨年のお気に入りの本ベスト5に入っていた Shapeshifter の作家の作品です。
 感想は

「すっごいくイイ! 10 out of 9.5」

だそうです。
 そのポイント5の減点は何?と訊くと、「戦うシーンがなかったから・・・・かな」って、そういうジャンルじゃないでしょうよ。この作品はファンタジーというよりはサイエンス・フィクションでしょう。
 作者は女性で「子供たちが森の中で」という冒険物語が好きで、Enid Blyton の大ファンのようです。Enid の書く作品はきっと息子のタイプではなさそうですが、Ali Sparks は二人の男の子のお母さんということもあって、こてこての男っぽい作品を好む彼の心をグッと掴むのが上手いようです。
 上のあらすじは上手く書けませんでしたが、裏表紙を読んだ感じは、すっごく面白そうです!
 でも、映画「Idiocracy」と設定が似ているのでは?なんて失礼?
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Whizz Bang Winnie, The Worst Witch, The Wind in the Willow

2011年03月28日 | Nancy 10 読書
 National Trust の古本屋さんで 50p で購入。電車の中でサクッと読む。
 そのほか、
「The Worst Witch」

もなんと 20p で買ったのだけれど、もうすでに学校の図書室から借りて読んだことがあるとのこと。後ほど私が読みましょう。読んだという報告すらなかったので「続きは読みたくないの?」と訊くと、「うん、読みたいよ」とクールな返答が。
 図書館から借りましょう。
 そしてNational Trust のショップでなんとも美しいハードカバーの「The wind in the Willow」がほぼ半額で売られていることを発見。こちらは新品であります。
 迷った末購入しました。話自体はよく知りませんが、この手の古典名作は絵本のようなしっかりしたものが欲しいのです。
 帰宅後はりきって音源をダウンロードして、いざ読み出したら・・・・・Abridged でショック!
 結構厚めで字がびっちり詰まっているので、まさか簡略化してあるものだとは思いもつかなかった・・・ツメが甘い!

 英語はあまり簡単だとはいえないので、Nancy は気にもせず読むでしょうが、私は苦戦しそうです。


今日の日記:

 日曜日の我が家は男女に分かれて外出でした。
 男性陣はもちろんゴルフ。
 朝、Captain R の服装をみて「え?!」
 迷彩のカーゴをはいているんです。「あら、それダメじゃない?石川遼君、それで注意されていたよ」と言った私。その前に旦那からも同じコメントがあったそう。石川遼君、朝っぱらから二度も話題になる。
 でも、プロでもないし、たいしたコースでもないし(!)、ジャージのほかはそれが一番動きやすいって言うんでそのまま出かけました。
 結局のところズボンはお咎めなしですが、靴は次回からちゃんとゴルフシューズを履いてくるように言われたそうです。
 
 女性陣は National Trust めぐり第2弾。(第一弾については何も書いていませんが)
 Osterley Park というところへ行きました。

 こんなところです。
 お屋敷の中は Family Tour というのに参加しました。途中Nancy の大好きなコスプレのできる部屋があり、モーツアルトのようなカツラをかぶったり、マスカレード用のマスクを身につけたりしました。Nancy は扇子がお気に入りで、ガイドさんが「扇子の動かし方で I am available, I am not available の意志表示をしていたのだよ。昔の方が案外恋の駆け引きが盛んだったかもよ!」なんて説明してくれました。
 タペストリーの部屋はゴージャスでしたよ。家主のMrs. Child は図柄の中に個人のちょっとした所有物を登場させるのが好きで、それぞれのタペストリーには彼女の帽子や犬など実在していたものが描かれているそうです。
 
 こんな感じで。
 それから天蓋付ベッドは普通は Four Poster Bed と呼ぶのですが、ここには珍しい Eight Poster Bed がありました。
 それにしても、いつ見ても小さくて寝辛そうだなぁと思う昔のベッド。私なんかは小さいので軽くフィットしますが、同じく小さいながらも Nancy にはちょっと無理。かなりの高さがあるので、寝相が悪くて落ちた場合は骨折覚悟でしょう。
 カフェで食べたお昼ごはんはなかなかで、特に付け合わせのローストベジタブルが最高に美味しかったので、帰りに園内の Farm Shop で Turnip と Purple Broccoli を購入してきました。

 天気も良く気持ちのいい一日でしたが、どこへ行っても本を買ってしまうなんてなぁと苦笑い。
 もう一冊買った本があり、帰りの電車の中で半分は読み終わったので、それについては近いうちに。
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Alex Sheffler's Mother Goose

2011年03月26日 | 絵本・児童書
 マザー・グースって、マザー・テレサのような人の名前だと思っていた・・・・・
 「Gruffalo」と同じ人気イラストレーターによる「Action Rhymes」「Bedtime Rhymes」「Playtime Rhymes」の3冊セットを読みました。もしかしたらスーパーマーケットの限定商品で、書店にはないのかもしれません。
 特徴としては、Nursery Rhymes の合間に、マザーグースと3羽のゴスリン(赤ちゃんグース)のほんわかしたストーリーが挟まっています。
 マザー・グースは飛び方、泳ぎかたを教えたりする傍ら、子供たちと一日ふんだんに遊びます。その中でも子供たちが一番好きな時間は、マザーグースが語って聞かせてくれたり、歌ったりする時。子供たちの興味を示したテーマに近い歌を思い出して歌ってみたり、数を数える練習になる歌を歌ったり、ストーリーと次に紹介される歌がリンクしていて、流れるような感じでページをめくっていけます。

 親子の面白い会話にはこんなものが。(うろ覚え)
 「お母さん、ハンプティ・ダンプティって卵なの?」
 「そうよ。」
 「じゃ、あんな風に落っこちたりしなかったら、中から僕ら見たいなゴスリンが生まれてきたのかな?」
 「そういう卵じゃなかったのよ。」
 「じゃ、どういうの?」
 「洋服着ていて、壁に座って落っこちてしまう sort of egg」
 こんな感じ。

 子供が大きくなってしまった私にはなんとなく懐かしい日常的な風景がそのまま絵本になっている感じがしました。知らないライムや音楽が思い出せないものもありましたが、だいたいは知っているもの。
 子供に人気なもの、歌いやすいものだけではなく、伝統的なものもバランス良く収録されています。
 
 子供たちが小さい時、Parents & Toddlers という育児サークル的なものによく通っていました。そして下の子がフルタイムで学校に通い始める前は、友だちと二人でグループ・リーダーを務めたのですが、私の知っている曲には限りがあるし、知っていても口が回らない曲もたくさんありました。
 子供の好みもあるので、いつも同じ歌に偏りがちで、伝統的な歌がこうして消えていかなければいいけれどなぁとちょっと気になっていました。
 そんなことを思い出しながら読んだので、こうして人気作家による本が時々改訂されながら出版されると嬉しいですね。

 日本の童謡についても同じような思いでいます。新しいお母さんたちは色々な歌を歌って聞かせ、数々の素晴らしい歌が忘れ去られなければよいと願っています。
 そういう私は完全に子供たちをガイジンに育ててしまっているので、この家庭に限って言えば日本の童謡は途絶えました・・・申し訳ないです・・・・
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Stone Heart

2011年03月24日 | Captain R 13 読書
 主人公ジョージはロンドンのナチュラルヒストリーミュージアムの外にあるドラゴンの銅像の頭を壊してしまったため、大昔から地底に長い間眠っていた何者かを目覚めさせてしまった。
 それで、巨悪なビーストにジョージは狙われ大変な危険にさらされる。そしてロンドンも・・・・
 
 こんな感じ、でしょうか。
 
 This epic adventure exposes forces long-layered in the fabric of London. After entering its richly original and breathtaking world, the city streets and skyline will never again seem the same!(Amazon から抜粋)

 学校の図書室から借りてきました。
 表紙とタイトルが良い感じでカッコいいから、と本人が言っていましたが、私に言わせると完全に

 SHOW OFF!

 クラスのみんなに、自分はこんな分厚い本が読めるんだ、ということのアピールをしたかっただけじゃないの?
 その証拠に全然進まず、ナルトのマンガや「Wimpy Kid」を読みなおしたり、Captain Underpants を読んだり、簡単な本にばかり流れてしまって、返却日をとっくに過ぎたので、強制的に読ませてやっとこ終わったのです。

 積極的に手に取ることもせず、やけに時間はかかっていたのですが、続きが気になる一冊ではあるようです。
 私が裏表紙のあらすじを読んだ感じも、なかなか面白そう。上の私の要約したものからは伝わらないかも(笑)
 「Iron Hand」「Silvertongue」と三部作になっている作者のデビュー作らしいのですが、作家になるまでは映画やテレビの方に携わってきているそうで、私の考えではそっち方面出身の方の作品は大抵頭の中で映像化し易いため、読みやすくいのではないかと。
 というわけで、続きは図書館にオーダーする予定。
 
 う~ん、だけど、この間「面白くない!」と投げ出した Red Pyramid と何がどう違うというのだろう・・・
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いやなんですけど!

2011年03月22日 | 日記
 すみません!
 コメントのところをクリックすると、記事の下にフェイスブックとかツイッターとかのマークがついているのが、イヤなんですけど、どうやったら消せるか知っていたら、誰か教えて!!!!


今日の日記:

 今日学校の個人面談があったのですが、「どうせいつもの『He is very good, I am happy with him』だけで終わるんでしょ?」と思っていたら大違い、「算数の時間にちょっと事件があって」と。

 息子はChanking というメソッドを使って何ケタかの余りの出る割り算を習っている時に、やり方を別の紙に書いてノートには答えだけを書いて提出しました。それで、計算の過程が書かれていないので、先生が

「チャンキングを使ってないってことは計算機を使って答えを出したんでしょ!!!」

と決めつけてコメントをノートにつけました。それに息子が

「簡単だからチャンキングを使う必要がなかっただけで、計算機は使っていない」

とコメントバックをしたことが、許しがたいくらいルードな態度であると。コメントバックはしなければいけないそうです。
 私が「教室には計算機はあるのですか?」と訊ねると「ない」という。
 「だったらどうして計算機を使ったなんて決めてかかれるの?不可能じゃないの?」
 わけわかんないんですけど?
 「そもそもどうして自分で計算したのではなく、計算機を使ったと思うのですか?」と訊くと、余りを出さずに、習ってもいない小数点を使って答えを出したからだという。

 それで次の日は計算の過程をチャンキングを使ってノートに書いたのに、またしても「計算機を使ったんでしょ!」という先生のコメントに、

「これで本当に使ってないと証明したつもりだけれど、へ~、まだ使ったと思っているんだ、WOW!」

とコメントバックをしたバカ息子。それで猛烈に怒った先生はそのノートを持って校長に見せたらしい。
 「それで校長はなんて?」
 「教師に対してそのような皮肉な態度は間違っている、と言っていた」
 「あなたが一方的に教室にありもしない計算機を使ったと疑ったことに対しては、校長は何も言っていないのですか?」と私。
 それに関しての明確な返答はなかったような・・・
 「それで次にこんな態度をとったら、校長室に送るから、と本人にがっちり話しておきましたから」
 「先生が授業中に『このやり方でやるように』と言ったなら、そのやり方でやらなかった息子が悪いとは思うし、ノートの反抗的なコメントも良くないとは思うけれど、私には何度も一方的に計算機を使ったと疑われて責められたら、息子が怒るのは当たり前だと思うし、謝りたくないのも当然だと思うけれど・・・・」
 次に彼女が言ったのが、

 「End of the day I AM TEACHER, he should be polite!」

 そうですか。
 一応ダメ押しのように強い accuse という言葉を使って、「教わっていないことを知っているからといって計算機を使ったと決めつけて責めたあなたの方に私は納得がいかないし」、彼女が upset したと繰り返し言うので、「私の方もあなたの子供に対するその態度に upset だわ」と伝えておきました。

 「こんな風に計算の過程を書かずに出したら、計算機を使用したと疑われても仕方ないよ。次からは計算もノートに書くようにしよう!」

という風なコメントなら、こんなことにならなかったのでは?
 周りのお母さんたちはこの先生のことを「どうなのよ」的な印象だったけれど、私は「まだ新卒なんだし仕方ないよ。少しずつ経験を積んで色々と学んでいく過程だから。Give her some time!」なんて庇ってきたけれど、ちょっと、なんだかなー・・・
 自己の考え方に固執するのは若い女性教師にありがちだし(よ~く知っていますんで(笑)、それは経験と成長と共になんとかなると思う。今回も間違いだけれど、これを機会に次からは繰り返さなければいいと思う。だけど、「教師の私の言うことには何が何でも従うべき」的な態度はいただけない。パワハラとかいうやつじゃないの?
 そういう姿勢でいる限り、今後は容赦しないですよ!!

 あ~、書きだしたらすっきりした!!!
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やっぱり Rainbow Magic

2011年03月22日 | Nancy 10 読書
 やっぱり買うのはちょっと・・・・図書館からありったけを借りました。

Pet Keeper Fairies シリーズから、29 Katie the kitten fairy、31 Georgia the guinea pig fairy

Sporty Fairies シリーズから、62 Alice the tennis fairy、69 Victoria the violin fairy、

Green Fairies シリーズから、83 Milly the river fairy

Twilight fairies シリーズから、94 Zara the starlight fairy、96 Yasmin the night owl fairy、97 Maisie the moonbeam fairy

 喜んで読んでいます・・・・


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平和な日常の象徴

2011年03月20日 | 日記
 ロンドンで活躍されているヴァイオリニストのハカセ太郎さんが、一週間毎日いくつものチャリティコンサートを開きました。
 私と子供たちもそのうちの一つに出かけてきました。

 とても心のこもった素敵なコンサートでした。

 毎日演奏をしているうちに有志が募って、たくさんの方が演奏に参加されていました。
 私も子供たちも「情熱大陸」や「リベルタンゴ」が大好きなのですが、今回の演奏で一番グッときたのは、お嬢様とジョイントされた「ひまわり」という最後の曲です。
 この曲は現在のNHKの連続テレビ小説のテーマ曲なんだそうです。

 「毎朝この曲を聴いて一日をスタートする」

 普段意識していないことですが、それが平和な日常の象徴ではないか、ところが今この曲を聴くことができない・・・・
 「いつもの一曲」を聴ける日々をとり戻したい、一日でも早い日本の回復を願って演奏されたそうです。
 娘さんとの息もぴったりで泣けてきました。

 写真の「EMOTIONISM」というCDを購入しました。毎日何度も聴いています。
 CDとコンサートツアーのDVDのセットです。どちらも私のような素人にも聴きやすい選曲になっています。
 中についている冊子には一曲一曲が創りだされた背景がご本人の言葉で書いてあるところも良いです。

 音楽って心から奏でられるのだなぁと、改めて思わずにはいられない素晴らしい演奏の聴くことができたコンサートでした。 
 
「今、この時、自分に何ができるか」と考え、こちらで活躍されているたくさんのアーティストたちが、チャリティ・コンサートなどを開いています。残念ながらチケットはとれませんでしたが、今夜は吉田さんを始めとするロイヤルバレエの皆様がダンスを披露してくれるそうです。
 私と子供たちにできることはそんな立派な人たちにひっぱってもらい小さな協力することだけ。でもそれが今の「私にできること」です。

 被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 そして亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 被災地の、日本の一日も早い復興を願っております。
 
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Royal Tenenbaums&The Devil's Backbone

2011年03月15日 | 映画
 日本が大変な時期なので、遠く離れていて何ができるというわけでもないけれど、ブログを書く気分にはなりません・・・・読書の方にも気持ちが向きません。
 先週のうちに書いてあった分をUPして、少し時間をとろうと思います。

「Royal Tenenbaums」

 映像がきれいで、メイクや洋服、インテリアなど色々凝っている作品なのにポスターがこれってがっかりじゃない?
 出演者はジーン・ハックマン以外は好きではない役者さんだらけのわりには、結構好きな映画です。同じ監督のいくつかの作品は全く好きではないので不思議なものです。
 ただ、一度だけ観た方が良い印象のまま心に残る映画ってありますよね。改めて観ると・・・・それほどでもなかったなぁ、というのが正直な感想でした。
 ちなみに、グィネスとルークが子供時代に家出をしてミュージアムに行くくだりは、今読んでいる「From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler」からのアイディアだそうです。こんな風に色々とリンクするんですよねぇ・・・・不思議なものです。


「The Devil's Backbone」

 大人気「Pan's Labyrinth」の監督による作品です。Pan's は何度見始めても前半15分で挫折するので、その良さは分かっていないのですが、この映画は美術面が素晴らしいと思いました。映像美、セッティング(建物や家具)、コスチュームとメイク(孤児院の子供のですが・・・)なんかが素敵だなぁと思うのですが、内容に関しては、特に感想なしです。


今日の日記(3月10日):

 あれ?スマートな服装って言われなかったっけ?
 一緒に働いている女の子は、アディダスのスウェットに、バッシューみたいなのをカポンカポンならして歩いているんですけど?
 そうか、おばさんになるということはこういうことか・・・・・
 十数年ぶりに社会復帰?した私は、昨日までヤンキー高校生だったのでは?というとても美人な女の子と肩を並べて働いているわけです。書き物をするときもあぐらをかいていたり、膝を立てていたりするのです。
 ところがこの彼女、私よりも上の資格保持者だし、「私はここをこういう風に変えていきたい」という意見やビジョンがあるんですね。「アシスタントだしね!」と思って、「積極的に雑用をしたがる」私とは同じポジションなのに大違い。
 人を見かけで判断してはいかんですよ。
 しかも、無表情で靴をならしながらダルい感じで歩いてはいるのだけれど、実はよく気が利いてよく動く!ついでに正社員と一緒に誰かの悪口にも程よく?参加する。
  私も自分なりに良く気がついて良く動いているつもりだけれど、どうも優先順位を間違っているようで、この若い彼女から色々チェックが入ります。昔本職についていた時も同じように注意されたなぁ、「一生懸命なのはわかるんだけど、優先順位が違うんだよね・・・・」って。成長してないですねぇ(苦笑)
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We're going on a Bear Hunt

2011年03月13日 | 絵本・児童書
 「The Very Hungry Caterpillar」「Gruffalo」と並び英国の子供たちの本棚に必ずある絵本がこちらの「We're going on a Bear Hunt」です。
 先日3歳になりたての双子の男の子たちと一緒に読んだのですが、二人とも一語一句しっかり覚えていました。それに作者のマイケル・ローゼンが読むように抑揚をつけて感情をこめて楽しく読みます。
 私もできるだけそれに近づくよう頑張ってみたのですが、彼ほど面白い顔もしていないし楽しさは半分だなぁ、と実感しました。ぜひぜひユーチューブで見てみてください。


今日の日記:

 仕事を初めて一週間が経ちました。
 かなり疲れが出ました。というか、初日から毎晩9時前に子供より先に爆睡している状態です。なんといっても、この十数年昼寝のない生活をしたことがないものですから・・・・
 仕事自体は今のところ楽しいし楽チンなのですが、通勤がしんどい。長時間の運転と駐車場探しが大変。
 こりゃ続かないな・・・・
 
 
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Frozen River, Goodbye Bafana,

2011年03月11日 | 映画
「Frozen River」

 ただ今夏に録画しておいた映画を慌てて観賞中。ハードディスクにいっぱいいっぱい入っているので、必死で見て削除している状態です。
 それにしてもこの「Frozen River」に関してはなんともいいタイミング。
 一体誰が出ているどんな映画かも知らずに録画し、知らずに観ましたが、先日助演女優賞を獲ったメリッサ・レオが主演でした。いい役者さんですよね。というか、「いい演技を見せやすい」映画に出演している、とも言うかも・・・・これから出演作も多くなることでしょうし、注目していきましょう。
 主人公の女性はお金に困って、不法入国の片棒を担ぐことになるのです。
 そこへアメリカの抱える人種問題なども絡んでくる話です。


「Goodbye Bafana」

 ジョセフ・ファインズ主演のネルソン・マンデラと彼が投獄されていた先の看守の静かな友情の物語。
 私のファインズ兄弟への執着はまだまだ続きます(笑)「あまり似ていない兄弟だなぁ」とずっと思い続けてきたのですが、いやぁ似てきましたね。
 作品自体は評判もいまいちだったし、中だるみがした感じでしたが、ジョセフの南アフリカ・アクセントの英語がすごい上手だった、というか本気で聴きとりづらかった!!南アフリカ・アクセントの「でき」でいうと、「ブラック・ダイヤモンド」のディカプリオよりもジョセフに一票。
 マンデラ役の彼(24で大統領をした兄の方です)が素敵でした。


「The Clandestine Marriage」

 これは・・・・・よっぽどイギリスの古典喜劇に精通していないと楽しむのは「ムリ」な作品でした。どうして録画してあったんだろう・・・・・


 テレビドラマは「The Tudors」と「Boardwalk Empire」に絞り気味。
 「Tudors」はエピソード1にも遡って見始めましたが、ジョナサンが若くてカッコいい&やっぱイヤラシイ。そしてやっぱりキングというよりは・・・・・ヤンキー?
 「BE」はケリーがいい具合に前に出てきて面白くなってきました。でもなんといってもマイケル・ピットが最高!
 この二つが放映される土曜日が待ち遠しい~
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すえは代議士の妻?それとも・・・・

2011年03月09日 | Nancy 10 読書
「Wayside School gets a little stranger」

 何度も読み返すほどクセになる本のようですね。
 二人ともしょっちゅう手にしていますよ。

「Magic Pupy : Snowy Wishes」

「マジック・パピー」シリーズの9巻です。シリーズについての詳しくは1月9日の記事をご覧ください。
 季節外れですが、クリスマスをテーマにしたエピソードでした。
 本篇は120ページくらいで、後ろにパズルやゲーム、ジョークやなぞなぞ等のページが15ページくらいついています。

「Marvin Red Post :Class President」

 マービンのクラスに大統領が訪問し、クラスのみんなは彼に質問をするのですが、マービンが用意していた質問は他の誰かに先にされてしまい・・・・
 こんな時って焦りますよね。興味があることなら次にすぐ別の質問が思いつくところですが、興味がないのに「しなきゃならない」状態の時なんて最悪です(笑)
 私はてっきり学級委員選出のエピソードなのかと思っていたのですが違いましたね。学級委員のClass President という表現はアメリカなのでしょうか、子供たちは「プレジデント」の響きにちょっと憧れているようです。こちらでは学級委員は「School Council」といいます。この選出方法がちょっと・・・・
 選出方法は立候補者を募った後に投票なのですが、これがなんとも理不尽。
 立候補しているにもかかわらず、自分には投票してはいけないので、ライバルの誰かに投票しなければならないのです。そこでかけひき?が発生します。自分と同じくらい票を集めそうな子や明らかにもっと得そうな子には当然投票しません。それであまり人気のない子に入れることにするのですが、立候補者全員がその手に出るとその不人気な子がタナボタで当選するわけです。

 Nancy は校庭で「私に入れて!」と選挙活動をしました。それどころか、一緒にやりたい男の子の名前も挙げて、そっちの分も宣伝。
 将来有望なファースト・レディですよ!
 決まった夜には、翌日校庭で人を集めて「当選スピーチ」するつもりだったようで、鏡の前で練習していました。
 なんか児童書によくでてきそうなキャラですよね(笑) 
  
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Clockwork by Philip Pullman

2011年03月07日 | 洋書
Tick, tock, tick, tock! Some stories are like that. Once you've wound them up, nothing will stop them.....

 まさにこの作品がそうなのです!
 アンデルセンやグリムのような童話のような雰囲気で、ちょっと怖いのだけれどロマンティック。教訓的なものや人間味に溢れた言葉や行動がいっぱい。
 ミステリー、アドベンチャー、ファンタジー、ホラー、ヒューマンドラマ、哲学・・・・総てが詰まった感じです。
 100ページ弱なのですが、本当にエキサイティングで一気読みでしたよ。一気読みどころか、一度も本から目を上げることすらできないくらい無我夢中で読んでしまいました。

 雪の降る寒い夜。一軒のパブには職人さんたちが集まって楽しいお酒を飲んでいます。
 その中に1人だけ、神経をとがらせている者がいます。時計職人のアプレンティスのカールです。時計職人は伝統として街にある大きなからくり時計に「新しい仕掛け」を造りつけて、その修業期間を終了するのです。彼がナーバスになっているのも仕方がありません。その大事な日が明日に迫っているのです。
 職人さんたちは今夜ここに集まり、若き作家フリッツによるストーリー・テリングを心待ちにしています。フリッツのお話はオリジナリティがあり、ホラーストーリーに至っては、何日も人々の心から離れないほどでした。
 ところが今夜のフリッツは・・・・物語の結末を思いつくことができずに、ぶっつけ本番で挑むことになりました。
 フリッツのお話に人々はいつも通り聞き入ります。
 始まって少しすると、酒場のドアが開き何者かが入ってきました。そう、まさに今フリッツの物語に出てきた人物が!

 前半30ページ(特に最初の3ページ)はちょっと lost するかもしれません。そこを乗り切って、フリッツのストーリーが始まるまで辛抱すれば、もうそこからは本を置くことができなくなるでしょう。
 私の体内時計(心臓?)はチクタクどころか、チチチチチチチチチくらいの速さで進んでいくくらいでした。
 本当のところ、そんな猛スピードで読むのはもったいないくらい美しい文章で綴られています。
 言葉の使い方が綺麗なんですよ。オープニングとエンディングで同じ言葉を使用していたり、Heart という語の使い方などが素敵でした。上品に言葉で遊んでいるというか。
 ちょっと変わっていて私の好みの部分は、時々作者の哲学や皮肉が別枠に綴られていることです。作品と共に作者への興味も湧いてきます。
 時間と空間の構成がとても独特で印象的で「こんなことも可能なのか・・・・」と感嘆してしまいます。まさに時計の部品一つ一つが精巧に組み立てられているように、丁寧に丁寧に紡ぎだされている物語なのです。
 初 Philip Pullman に大大満足。

 10 out of 10 大好きな一冊です。
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今さら・・・Rainbow Magic

2011年03月05日 | Nancy 10 読書
 一巻はずい分昔に買って読んでいたんです。4年くらい前になるかも・・・・
 本人はもちろん喜んでいたのですが、私がちょっと・・・・内容もつまんないし、イラストもど下手、とか思うんですけど・・・
 そんなわけでひたすら避けて、ほかの女の子の好きそうな本を色々調べ抜いて渡してきたのですが・・・・

 やっぱり好きなんだそうです!

 でも今さら買うのはどうしても嫌なので、図書館からありったけを借りてきて渡しました。
 すっごく喜んで読んでいます。1時間くらいで4、5冊読み上がりました。

1 「Ruby the Red Fairy」 我が家に唯一ある本。何十回も読み返しています。
 The Ocean Fairy シリーズから、「85 Ally the Dolphin Fairy」「 86 Amelie the Seal Fairy」 88「Tess theTurtle Fairy」 90「Whitney the Whale Fairy」 91「Courtney the Clownfish Fairy」
 それから、特別版なのか、170ページくらいある「Florence the Friendship Fairy」というのも読みました。

 可哀想にねぇ、これって順番に読まないと面白くないんでしょ?
 少しずつ図書館にオーダーをかけて、順番に借りてあげようと思います。あー、気が進まない。今記録のためにここにタイトルを書き込んでいるだけで、イラっとしたよ(苦笑)

 そして数年前になんとか Rainbow Magic は避けたい、「でも女の子のシリーズ、何か読ませてあげたい」と買ったシリーズがこちら、「Charmseekers シリーズ」
 
 内容は Rainbow Magic と同じで、主人公の女の子がひょんなことから、ファンタジーワールドに迷い込み、困っているプリンセスを助けためチャームを探す。そこに悪者が阻止しようとする。
 これがねぇ・・・・・さらに面白くない!
 大失敗です。単なる売れ線のまねっこ以外の何でもないんです。
 内容はレインボー・マジック、そしてハリポタの真似して造語があちらこちらに。一番良くないのがメインの悪役の名前がいちいち長くて読みづらい。
 ただ、こちらのシリーズの魅力は一巻にはチャーム付きブレスレットがついていて、各巻チャームがついてくるんです。このチャームの質がなかなか良くてしかも可愛いので、ついつい3冊買ってしまいました。

 そしてまだまだ女の子が喜びそうな本探しは続きました。最初から rainbow magic で手を打っておけば良かった・・・・
「Airy Fairy」

 フェアリー・スクールでドジばかりする主人公のお話。そしてお約束通り意地の悪いクラスメートがいて、何かしらハプニングが起こる、というもの。全然悪くはないです。でも特に面白くもないというか・・・・

 それから、買ったはいいけど、私も娘も全く手つけずなのが、こちら「The Fairy Chronicles」

 表紙絵が古臭い感じなのがなかなか手の伸びない理由だと思うのですが、こちらはファンタジー・アドベンチャーには違いないのですが、もっと古典的なフェアリーの伝説に沿っているのではないかと予測されます。100ページほどで前頁カラーです。
 レインボー・マジックを読んで、フェアリー気分になっている今がチャンスかもしれないので、改めて薦めてみようと思います。
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