Philip Pullman 作品2冊目に挑戦しました。
ある日雷に打たれて生命を宿したカカシと戦争で親を亡くした少年の冒険物語。
一応カカシがご主人さまで、少年は召使いという関係。でも二人とも世間知らずなのだけれど少年の方がちょっとだけ長く生きているものだから、彼の知恵と機転の良さでなんとか困難を乗り越えていっている状態で、本当のところ少年の方がリードしているあたりは、世の中によくあるパターンでしょ?という感じで風刺になっているのでしょうか。
カカシも当たり前のように話し、鳥も人間に交じって普通に話し出すファンタジーではあるのですが、環境問題や戦争について、ひいては色々な場面で不公平や不条理に直面せざるをえない現実社会が描かれている作品で、人間がメインの登場人物である物語よりもいっそう人間臭さのにじみ出ている作品かもしれません。
純粋さ、愛と勇気、誇りをもつことなどがテーマになっています。
英語は難しく感じました。物語の進行を追うことには何の問題もないでしょうが、会話文に出てくる語彙がかなり難しいので、例えばうちの Captain R でもほとんど理解できないだろうと思います。
話はテンポよく進んでいき、読むほうも調子よくどんどん進んでいくし、二人の繰り広げる世界のどうにもトンチンカンぶりも楽しいのですが、子供にはやはり本当の意味で理解できる作品ではないかもしれないと思いました。
Philip Pullman 作品をどうしても制覇したい、という場合は別ですが、そうでなければこの作品は飛ばしちゃっていいかも・・・・
大人が読む童話としての評価 6 out of 10 (内容は面白いけれど、英語が難しいのでちょっと低め)
ある日雷に打たれて生命を宿したカカシと戦争で親を亡くした少年の冒険物語。
一応カカシがご主人さまで、少年は召使いという関係。でも二人とも世間知らずなのだけれど少年の方がちょっとだけ長く生きているものだから、彼の知恵と機転の良さでなんとか困難を乗り越えていっている状態で、本当のところ少年の方がリードしているあたりは、世の中によくあるパターンでしょ?という感じで風刺になっているのでしょうか。
カカシも当たり前のように話し、鳥も人間に交じって普通に話し出すファンタジーではあるのですが、環境問題や戦争について、ひいては色々な場面で不公平や不条理に直面せざるをえない現実社会が描かれている作品で、人間がメインの登場人物である物語よりもいっそう人間臭さのにじみ出ている作品かもしれません。
純粋さ、愛と勇気、誇りをもつことなどがテーマになっています。
英語は難しく感じました。物語の進行を追うことには何の問題もないでしょうが、会話文に出てくる語彙がかなり難しいので、例えばうちの Captain R でもほとんど理解できないだろうと思います。
話はテンポよく進んでいき、読むほうも調子よくどんどん進んでいくし、二人の繰り広げる世界のどうにもトンチンカンぶりも楽しいのですが、子供にはやはり本当の意味で理解できる作品ではないかもしれないと思いました。
Philip Pullman 作品をどうしても制覇したい、という場合は別ですが、そうでなければこの作品は飛ばしちゃっていいかも・・・・
大人が読む童話としての評価 6 out of 10 (内容は面白いけれど、英語が難しいのでちょっと低め)