hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The Scarecrow And His Servant

2011年04月30日 | 洋書
 Philip Pullman 作品2冊目に挑戦しました。

 ある日雷に打たれて生命を宿したカカシと戦争で親を亡くした少年の冒険物語。

 一応カカシがご主人さまで、少年は召使いという関係。でも二人とも世間知らずなのだけれど少年の方がちょっとだけ長く生きているものだから、彼の知恵と機転の良さでなんとか困難を乗り越えていっている状態で、本当のところ少年の方がリードしているあたりは、世の中によくあるパターンでしょ?という感じで風刺になっているのでしょうか。
 カカシも当たり前のように話し、鳥も人間に交じって普通に話し出すファンタジーではあるのですが、環境問題や戦争について、ひいては色々な場面で不公平や不条理に直面せざるをえない現実社会が描かれている作品で、人間がメインの登場人物である物語よりもいっそう人間臭さのにじみ出ている作品かもしれません。
 純粋さ、愛と勇気、誇りをもつことなどがテーマになっています。 

 英語は難しく感じました。物語の進行を追うことには何の問題もないでしょうが、会話文に出てくる語彙がかなり難しいので、例えばうちの Captain R でもほとんど理解できないだろうと思います。
 話はテンポよく進んでいき、読むほうも調子よくどんどん進んでいくし、二人の繰り広げる世界のどうにもトンチンカンぶりも楽しいのですが、子供にはやはり本当の意味で理解できる作品ではないかもしれないと思いました。
 Philip Pullman 作品をどうしても制覇したい、という場合は別ですが、そうでなければこの作品は飛ばしちゃっていいかも・・・・
 大人が読む童話としての評価 6 out of 10 (内容は面白いけれど、英語が難しいのでちょっと低め)
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引き続き記録のみ

2011年04月26日 | Nancy 10 読書
 どんだけやる気がないんでしょうねぇ(笑)

 Penny the Pony Fairy

Fiona the Flute Fairy

Edie the Garden Fairy

Crrie the Snow Cap Fairy

Amy the Amethyst Fairy

Isabella the Air Fairy




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Magic Kitten & Jack's Bean Snacks その他

2011年04月25日 | Nancy 10 読書
 記録のみで。
 Magic Kitten #1

Jack's Bean Snacks (Happy Ever After)


Daisy's trouble with Giant


Mr. Majeika から、Vanished、 School Book Week
 

いつものマジック・フェアリー・シリーズから、Scarlett the Garnet Fairyを始めたくさん読みましたが、記録し忘れたまま返却。
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Iron Hand & Silvertongue

2011年04月24日 | Captain R 13 読書
 以前に紹介した Stoneheart の続きです。
 2巻「Iron Hand」
 3巻「Silvertongue」



 こちらただ今連休中。記録的に天気の良いイースター・ホリデーなんです。
 昨日は我が家にしてはめずらしく家族4人で海へ出かけました。あ、珍しいのは海へ行くこともそうですが、家族で出かけることです。Nancy の Birthday Treat でした。
 昼間は30度を超えていました。4月にこんな天気が楽しめるなんて最高です。
 こちらの写真、美味しそうに見えますが食べ物じゃないそうです。

 Nancy は Castle と言っていましたが、どちらかというと fort みたいな感じで、この後周りに水をはっていました。
 海に行くことなんて滅多にないし、砂場で遊ぶ年頃でもないしでバケツもスペードも捨ててしまっていたので、急遽ハロウィーンでお菓子を集めて歩くバケツを持参していったのでした。
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Mr. Majeika

2011年04月23日 | 我が家のお気に入りの本
 久しぶりに我が家で人気の本を紹介します。
 
 新しく赴任してきたマジェイカ先生は実は魔法使い。
 でも普通の先生であろうと教室では魔法を使わないことを心がけてはいるのですが、問題児のハーミッシュの相手をしているとつい・・・
 思わず出てしまう魔法なもんだから、その解き方がとっさに思い出せないこともしばしば。
 こんなすっとぼけた感じの先生といたずらっ子のコンビが中心の小学校を舞台にした物語。
 クラスの子供たちも一緒にあれこれ考えたり、力を合わせて問題を解決したりするハートフルなお話です。
 
 Captain R が6歳の時に Captain Underpants の次に読んだシリーズものだったような気がします。彼の好みはどちらかというとこちらのほんわかした方で、相当気に入って全シリーズ読みました。確か当時の好きな本ベスト1でした。
 学校のブックキャラクターデーには MR. Majeika に扮して、スーツ姿に丸メガネをかけ、wand を片手に行ったのですが、あまりにもマイナー・キャラなので誰にも気づいてもらえず、かといって気が弱いので自分からも言い出せず。

 放課後に額に稲妻のマークをつけて帰ってきました。

 子供が扮装すると一見あの人気者にそっくりですものね!
 良く言えば臨機応変かもしれないけれど、「しっかりして!自分のチョイスに自信を持ってよ!」と思ったものです。
 私も娘も同様シリーズで読んでいます。
 100ページ前後で一冊一冊お話は完結します。ハリポタは難しいけれど魔法ものが好き、ほのぼの系の安心して読める本が好き、という方にお薦めですよ。
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なにせ教育熱心なものですから、ホリデー中の行き先も・・・

2011年04月18日 | 日記
 子供の意志は全く無視の Hampton Court Palace。
 オーディオ・ガイドと一緒にクロークも借りられて、コスプレが好きなのは実は娘だけじゃないということで(笑)、私もちゃっかり着用しました。何でもとことん楽しみたい人。
 いや~、楽しかったぁ。私の頭の中では、ジョナサン・リース・マイヤーがパレス内を徘徊しているのでありますよ。もう完全に妄想の世界にどっぷり。壁にかかっている肖像画はいつものあの姿ばかりだけど無視無視。
 それにしても、どの絵もあの顔だったみたいだけど、一体いつハンサムだったんだろう。パレス内で放映されている映像もヘンリー役はやけにカッコいい人だったし、実際庭で若いヘンリーの役をしていた人も相当な美男だった。不思議やなぁ。
 行く前は息子がどれくらい学校で習って知っているのかをチェックしよう、娘が本を読んでどれくらいまで理解したか確認してみよう、なんて考えていたはずでしたが、そんなことはそっちのけで、別世界にワープ。
 パレス内の展示で一番印象的だったことは、最初の妻Catharine of Aragon との関係。かなり力を入れて語られていたような気がします。政治について、特に外交に対する知識が豊富なキャサリンが妻だったからこそヘンリーの栄華があるのだということが強調されていました。それにヘンリーもただの不貞者ではなく、相当苦しんだ末に出した決意の離婚だったことなどなど、なんていうか担当した historian の愛情を感じました。(ちょっとは勉強してきました!)
 
 そして何よりも庭が美しくてねぇ・・・・・

 私が撮ってきた写真が花も咲いていて綺麗なんだけどなぜか載せられないし、グーグルしてもいい写真が出てこない・・・・これよりもっと綺麗でウットリなんだけどなぁ。
 別の庭はこんな感じ。

 ここもかなり手入れが行き届いているのに、なんとここでピクニックをしていいんですよ!嬉しいようなショックなような・・・写真の2番目の木の下あたりでお昼ごはんを食べました。ちょっと感激です。さすが、ヘンリー、太っ腹!って関係ないか。
 この他にもたくさん庭がありましたが、子供たちも楽しんだ MAZE もあります。外から見るとかなりの小規模でしたが案外複雑に造られています。
 

 ところで楽しんでいたドラマ「Tudors」の最終回はちょいとヘボでした。
 私の嫌いな「最終回に過去の登場人物のゴーストを出演させる」というパターン。
 ヘンリーは突然声も掠れたヨボヨボになっていました。それでこの写真はホルバインに肖像画を描かせているところですが、出来上がりを見てヘンリーは激怒するんです。「なぜそのように病的で憔悴しきったみすぼらしい顔を描いて恥をかかせようとするのだ!ふざけんな!」と。見ての通り実際本当にそんな姿なのですが、もちろん後世にそんな絵が残るなんて嫌ですよね。それで描き直しさせたものが、みなさんも良く見かける絵のようですよ。ドラマではしっかりジョナサンの顔で描かれていました。断然本物よりカッコいい・・・・・

これがこうなるわけです。


 で、自分ひとりたっぷり楽しんで、どこが「教育熱心」だって?
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You're thinking about Tomatoes

2011年04月17日 | 洋書
 Michael Rosen の頭の中って、どんなことになっているのだろう?
 面白いというか、かなりぶっ飛んでいる話でした。

 フランクは空想好き。校長室に呼ばれている今も校長の顔が熟れたトマトに見えて仕方がない。
 ある日、遠足で Chiltern House というところに行った彼は、絵の中から抜け出てきた黒人の少女に交換条件を出される。その少女はフランクの宿題を手伝う代わりに、彼女の本当の名前を探し出して欲しいという。
 そうこうしているうちに映画狂のチャーリーというミイラも仲間に加わり、フランクの空想をはるかに超えたわけのわからないハチャメチャな物語がはじまる。

 雰囲気的にはチャーリー&チョコレートファクトリーに似ているかな。絶対映画化したら面白いと思う!
 ここで独自性があるところをあげると、すべてのストーリーがイギリスの歴史の中の外交、経済と関係しているということ。罪人をオーストラリアに送ったこと、コットン等の貿易をベースとするインドとの関係、奴隷制度などがさりげない調子で描かれているのです。
 ものすご~く突拍子もない展開をする不思議な調子の文章を読みながら、いつの間にか歴史の勉強もできちゃうような素敵な本ですよ。
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Kate the Royal Wedding Fairy

2011年04月16日 | Nancy 10 読書
 こんなの見つけちゃいました。

 あい、やい、やい・・・・・どうなのよ、これ!

 だけど、£1.99だし、記念に買ってあげようかなぁ・・・・(笑)
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The Worst Witch (DVD)

2011年04月15日 | 映画
 本を読み終わったら映画を観に連れて行ってあげよう

 そう言って、How to train your dragon に行きました。Percy Jackson を観に行きました。

 原作を読んだご褒美にDVDを買ってあげる

 そう言って、Millions を買いました。Holes を買いました。

 そう、すべて息子のため。
 私が依怙贔屓しているわけではありませんよ。娘が何でも中途半端にしているのが悪いんですから。
 そうはいっても Rainbow Magic を読んだからといってあの映画のDVDは買ってあげる気はしないですが・・・・
 そしてこの度、ようやく彼女にもチャンスが来ました。

 1986年製作のテレビ映画「The Worst Witch」を買いました。
 原作に比較的忠実で、そのままの雰囲気が良くできています。あ、私もしっかり読みました。
 映像に関しては、いや~、時代を感じました。特撮がなんていうか・・・・・日本のレンジャーものを思い出してしまうような・・・
 ミルドレッドを始め、魔女を目指している女の子たちは今や私と同じくらいおばちゃんたち。時代を感じるビデオで当たり前なんですけどね。
 古い映画などを見慣れていないうちの子供たちも喜んで観ていました。娘はアマゾンの評価に5スターを出していました。
 この後何度かテレビシリーズがあったのですが、そちらもなかなか評判が良かったようですね。

 ちなみに原作を読んだ私の感想は、台詞の言い回しの「感じがいい」ということ。
 先生が結構厳しいお説教をしていても、中にちょっとしたトゲがあるにも関わらず柔らかい雰囲気があったり、意地悪なことを言われた後のミルドレッドの返しなんかもイイ感じ。それってなかなか難しいことだと思うんですよね。
 今までずっと気になっていたのに購入していない理由は、挿絵があまり好きではないことなので、これからも図書館にお世話になろうと思います。
 

 
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Liam Neeson in Taken

2011年04月12日 | 映画
 パリへ旅行に行った高校生の娘が何者かに誘拐された。
 元CIAの父親の娘を救い出すために命がけの戦いが始まる。

 ちょっと前ならハリソン・フォードあたりがやりたがったであろう中年男性が家族を守るために奔走するアクション・ドラマ。
 もう気持ち良いくらい主人公が強い!
 撃った弾は必ず相手をやっつけ、相手の撃った弾は決して当たらない。
 プロ中のプロなのでほんの少しの手がかりから犯人を割り出し、駆け引きも上手くやり徹底的に相手をやっつける。
 なんというか昔のスーパーヒーローものと「24」を混ぜたような作品。
 ハラハラドキドキするといえばするのだけれど、主人公の方が断然格上なのでとことんスカッとする話でした。

 
「The Seekers : Dark is rising」

 多分人気のある児童小説が原作だと思われる作品。
 Captain R が少し前に好きだった特殊能力に目覚めた少年が主人公。ドラゴンボールのように何かを集めて旅をするのだけれど、同じものを欲しがる敵たちと戦いながら進むような話。


「Invincible」

 村の鍛冶屋の心優しく力持ちの青年。その力を見込まれ、町へ出て劇場のスターになり家族への仕送りをすることになりますが・・・・ちょっと「イワンのばか」や「Selfish Giant」のような童話的雰囲気のあるお話。
 主役の男性が本当に純粋で優しい青年役がぴったりで最初から最後まで好感が持てたのですが、彼の雇い主のいんちき魔術師?役のティム・ロスがねぇ・・・・・なんというかああいう癖のある役を彼にさせるの、もうやめません?という感じでした。(かといって普通のお父さん役をやった「ファニー・ゲーム」にも過去記事でケチをつけていますが・・・苦笑)
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A Series of Unfortunate Events

2011年04月11日 | Captain R 13 読書
 タイトルからインパクトのある人気作品。
 両親を亡くした3人の兄妹に、次々と襲いかかる不幸の連続。一つ一つ兄妹知恵を合わせて乗り越えていくのだけれど、それでもまたとんでもない不幸に襲われる。これが延々と続くのだけれど、なにやら面白くて読み出したら止まらないらしいのです。
 毎巻かなり話題になるのですが、数年前に最終巻が出版された時の騒ぎはすごかった記憶があります。
 うちの息子は挿絵も内容もきっと好みではないと思い、私が選んで渡すことはなかったのですが、お友達に薦められて学校の図書館から借りて読みだすと、やっぱり面白いらしくてすぐに2巻を手にしました。
 「学校の図書室には3巻だけがないんだよ。」というけれど、町の図書館にも3巻はなかったよ。
 「リリー(お薦めしてくれた子)はどうしたの?」
 「3巻は飛ばして4巻に進んで、今5巻を読んでいる」
 「じゃ、Captain R もそれでいいんじゃない?」
 「えー・・・・」腑に落ちないけれど、自分も図書館に行くのは面倒くさいので強気になれない息子。
 不幸に次ぐ不幸、多分その繰り返しがなんと13巻まで続くのですが、世界中の子供たちを夢中にさせている魅力って、何なんでしょうね。
 ページ数は1巻は180ページくらいと少なく、巻が進んでも300ページくらいなので、サラッと読み終わってしまうそうです。対象年齢は7歳くらいからじゃないでしょうか。

 私は数年前に観た映画がお気に入り。
 なんとなく陰気くささと快活感が混在していて、ハラハラドキドキもほどよくあり、映像が綺麗。
 評判は悪くはなかったようですが、シリーズのファンのみなさんはちょっとがっかりしたようです。コミカルになり過ぎていて、原作自体のシリアス度やダークさがあまり出ていないからだそうです。
 原作を読んでいない私には、主演の二人の子供たちの演技が最高に上手だし、彼らの不幸の原因であるジムキャリーの七変化が楽しいよい映画でした。そのほかにも大物俳優が何人も出てきますよ。
 
 
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いつものシリーズなので記録だけ

2011年04月10日 | Nancy 10 読書
 マジック・パピーシリーズから第1巻の「A New Beginning」
 マジック・フェアリーシリーズの Samantha the swimming fairy, Coral the reef fairy, Mogan the midnight fairy の3冊
 
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映画 The Time Traveller's Wife

2011年04月09日 | 映画
 5年くらい前に原作を読んでいました。
 ペーパーバックが出たばかりの頃で、やはりかなりの話題作だったので、読んでいると「その本どう?私のブッククラブでも次に読もうかと話しているのよ」などと声をかけられたりすることが結構ありました。私の英語力じゃ本について感想を述べることなんて無理でしたのでちょっと困ったものです。

 私は恋愛小説が苦手なので、手放しで高い評価をすることができなかったんですよね。
 設定やプロットはオリジナリティがあって魅力的だったのですが、恋愛時代の描写がしつこすぎで・・・・
 いまいちだった一つ目の要因は、主人公クレアにあまり好感が持てなかったこと。いつともわからないヘンリーが現れることをひたすら待ち続ける健気な女性でもあるけれど、なんか ME ME ME person。我儘で自分勝手なわけではないけれど、「私はあなたのためを思って」アピールが多すぎる。
 二つ目はヘンリーのキャラクターの描写がぼんやりしすぎていること。どんな性格なのか良く分からないんですよね。
 で、この二人の恋愛時代の一言一言を聞かされるわけですよ。「私がこう言うと、彼がこう言って、それに私がこう答えると、こんな答えが返ってきて」

 いいよ、べつに、そこらへんは、となってしまうわけです。

 クレアが子供の頃からのエピソードなどは楽しく読めましたし、ワイフになってからも悪くはなかったのですが、中盤カットしていいと思われる場面が大量にあり、3分の2のページ数で済む話だと思うんだけどねぇ・・・とか。
 でもやっぱり全体としてはアイディアも構成も良くできている作品ではありますよね。

 映画化の話を知った時には「連ドラにしたら絶対面白いものができると思うけど、映画としてはどうかなぁ」と思ったのですが、主演が好きな二人だったし(原作のイメージと合っているかどうかは分かりませんよ。ヘンリーに関してはイメージすら湧きませんでしたから)、トレイラーがすごく素敵で期待していました。
 前半は原作を読んでいないと(読んでいても)ちょっと理解しズライ感じではあったのですが、後半のワイフになってからはグンと良くなって惹きつけられました。やっぱりタイトルが The Time Traveller's Wife というからには結婚してからの二人に重点を置いたところが私は原作よりも好感が持てました。
 映像がとても綺麗な映画だと思いました。とくにラストシーンは美しくてじんわりきました。

 原作の英語も比較的簡単ですが(問題は長いことだけ)、映画の方の英語も聴きとり易いですよ。字幕なしにチャレンジするのに適しているでしょう。
 ところで字幕って劇場版もDVDも動画も同じ方がやっているものなのでしょうか?
 今回の映画、私が観たものはちょっとニュアンスが違ったり、完全に似たようなサウンドの単語を聴きとり間違いをしているような箇所がありました。私などは聞き取れている部分に限りがあるのですが、英語が堪能な方はサブタイトルで映画をみていると歯がゆい思いをしているのかなぁなんて思いました。あ、そもそもそれくらいのレベルになると字幕なんて読まないから関係ないのかな?!
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James McAvoy &なんかしっくりこないおじさんin Wanted  

2011年04月08日 | 映画
 FBI絡みの刑事ものか、CIAもしくは「24」のような政府の特殊機関の話だと思い込んで観始めたら、特殊能力を持ったおじさんが出てきて、意表をついて「マトリックス」的なSFで、まずびっくり。
 豪華キャストによる派手な銃撃シーン、カーチェイス、格闘シーンなどなど・・・・アンジェリーナジョリーがスゴイ!
 なぜか敵のスゴ腕な人はカッコいいけれど見たこともない地味~な人で、いや、見たことはあるけれど覚えられない人というのが正解ですが、そこがとっても不思議だったのですが、後から何となく納得できます。
 あれ?そう考えると、豪華なのはアンジェリーナ・ジョリーとモーガン・フリーマンだけですね・・・・それに言うまでもないですがモーガンのアクションシーンなんてのはないですよ、もちろん(笑)。

 そしてマカボイです。主演なんです。前半1時間は会社でいびられまくり、殺し屋のトレイニングという名の拷問を受けいたぶられるシーンが延々と続くのです。それにしても・・・・太ったおばちゃんにいびられながら心の中でだけ毒づいている気弱な彼も、ボコボコにやられて血だらけでボロボロの彼も、

 可愛すぎる!!!!

 素敵すぎる!!!!

 この映画はマカボイ好きにはたまらない作品でした。
 後半意味もなく上半身裸でウロウロするシーンがあるのですが、「鍛えられた肉体」には全く興味のない私には、一生懸命体を鍛えたマカボイのために監督が気を使って用意してくれたシーンなんだなぁと思いました。肉体派のマカボイを見てみたい人は必見。私はどっちかというといたぶられて血まみれになって半泣きになっている彼が好き。(Sですかね?)


 英語は比較的簡単なので、字幕なしに挑戦するにはよい作品かもしれません。驚くのはマカボイの英語がかなり普通に聴きとれること。ところどころマカボイ・アクセントが出てきてクスッと来ますが、さすがに「はいカット!今思いっきりスコティッシュ・アクセントだったのでやり直し―」とはならないんでしょうね。

 内容はどこにも正義なんてなくて、簡略していってしまえば悪者同士が争っているだけで、暴力とアクションシーンのオンパレード。でもなぜか平気。
 原作はコミックみたいで、監督さんは「スパイダーマン」と正反対のものを作ってみたかったとのこと。これは主演のキャラはほぼ同じなのに違う道を選ぶ、という面白さを追求しているんだと思います。そういう意味ではよくできていたんではないかと感じました。
 評判はさまざまのようですが、私は結構気に入りました。でも主演がマカボイじゃなかったらどうかな・・・・
 
 ちなみに最初に出てきたおじさんですが、David O'Hara といって、ドラマ「Tudors」にも出ていてちょっとカッコいい役なのですが、見た感じどっちかというと「フーリガン」か「炭鉱労働者」向きという感じ。処刑されるまで、どうも king's court にいるのがしっくりしませんでした。でも本人はかなり硬派なものや古典などを選んで仕事をしてきているようです。見た目で人を判断してはいけませんねぇ、ホント。

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Happy Ever After : Mr Wolf bounces back

2011年04月06日 | Nancy 10 読書
 おとぎ話の最後は本当にみんながハッピーに終わっているのでしょうか?

 この本はしょぼくれて家路についているオオカミの姿から始まります。その後ろ姿のなんと哀愁の漂っていることでしょう。
 実はこのオオカミ、3人の子持ちのパパなんですね。3匹の子ブタにはしてやられて、赤ずきんちゃんはあと一歩のところで食べられずのふんだりけったりの一日のあと、帰宅したオオカミはお肉なしでも充分美味しく工夫された奥さんの手料理を食べ、3人の子供たちの遊び相手をし、寝かしつけもします。
 どうやら子供をもってソフトになり過ぎて、他人に害を与えることができなくなってしまったようです。そんなわけで、奥さんともよく相談して転職することにしました。
 ジョブセンターに行ったり、面接に行ったり、(あ~思い出すわ・・)・・・・実際色々な職についてみたり、そして失敗ばかり(昨日とある失敗をして大混乱を巻き起こした私。あー、ちょっと読んでいて辛い・・・・)
 
 そんなお話です(笑)
 最後にはニンマリくる楽しい本です。

 タイトルの英語が気になった方はいますか?私は気になっているのですが、タイプミスではないですよ。
 でも、同じ本が Happily Ever After というタイトルになっているものもあるのを発見しました。
 どうしてなんでしょうね。

 Happy Ever After は色々なおとぎ話をアレンジしたシリーズです。Oxford Reading Tree を読み終わったくらいの independant reader 用くらいのレベルですが、Nancy や私が読んでもかなり楽しめる作品が多いです。


その他に読んだ本

 The Party Fairies 16 : Melody the musuc fairy
The Jewel Fairies 25 : Chloe the Topaz Fairy
The Sporty Fairies : 57 Helena the horseriding fairy, 58 Francesca the football fairy
The Music Fairy 64 : Poppy the piano fairy

 私は読んでもいないのにこう言うのもなんですが、ここまでいくと、「良い作品を書こう」という気持ちは存在するのかなぁとか疑ってしまいます。思いつきで書いても売れるんだもんねぇ、とか(苦笑)
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