hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Growing Ups & Le Harve

2016年04月30日 | 映画
「Growing Ups」

アダムサンドラーとその仲間たちが幼馴染に扮して、子供時代を過ごしたレイクサイドにそれぞれが家族連れで集いドタバタやる話。
豪華キャストのわりにつまらない上、半端なく長い。
2 out of 5 続きも作ったらしいですよ。


「Le Harve」



フランスの港に流れ着いた難民の男の子をロンドンの母親のところへ違法に国外脱出させてあげようとする優しい人々の話です。
シンプルで静かな作品。

3 out of 5

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Enchanted April

2016年04月14日 | 洋書
1920年代のロンドンで、味気ない日常生活に押し流されている主婦ロッティは、ふと目にした新聞広告に心を奪われる。それは“地中海に面したイタリアの古城を4月いっぱい貸し出す”というもの。そこで、いつも教会で見かけるアーバスノット夫人に声をかけ、さらに家賃を浮かせるため二人の女性を同行者に加えて、ついにイタリアでの生活をスタート。やがて、花と光あふれる城は彼女たちの心を、それまでの問題から徐々に解き放っていく…。夢のようなバカンスを通して、新しい自分に生まれ変わる女性たちの姿を描く。(アマゾンから)

 ぜひ四月に読もうと思っていたのもありますが、今の私が読むのにピッタリの作品でした。
 お金に余裕がないのだから仕方がない。子供が小さいのだから仕方がない。仕事が忙しいから。親の介護があるから。相方と趣味が一致しないから。
 思うように生きられない理由はたくさん。期待しないことや諦めることで不満を持たないという解決策をとることもしばしば。
そこを不意にちょっと抜け出てみた二人の女性。自分たちの行動力に自分たちで驚きながら、それと同時に罪悪感も持ちながら、普段の生活とはかけ離れた「外国のお城で優雅な一ヶ月」。
その突拍子もなかった行動がいくつかの素敵な効果をもたらすホッコリする物語。

私もですねー、5月ではあったのですがバラの花咲くイタリアの古城で休日を過ごしたことがあるのですよ、昔々。本当にその時は天気にも恵まれて、主人公たちと同じように庭でまったり過ごしていたものです。
そんなわけで情景が想像しやすかったのもあり、言葉が通じない事で起こるハプニングやドキドキ感(私達はバスの運転手さんと意思の疎通出来ず、降りる場所が上手くいかず人生最初で最後のヒッチハイクをしました)、彼女たちがお城に最初に足を踏み入れた時のワクワク感なんかが懐かしさとともに伝わってきました。

そんな思い出も独身の頃のお話です。結婚後は上記のうち2つの理由(どれでしょうねー笑)でほぼホリデーの機会なし。
ただ私の場合「 子供がいる事で自由が奪われた」みたいな不満は一切なかったです!子育て楽しんでいましたから。
それで子供達が大きくなって手が離れて寂しいかというと、それも全然(笑)なぜかもう早やり切った感でいっぱい。まだ中学生と高校生なのに終了した気分で、去年からぼちぼち以前とは違ってもっと大胆に?自分の時間を大切にすることにしました。
去年は学生時代の友人とベニスに行ってきました。今年は別の友人と一泊二日で国内にハイキング旅行、イースターには娘と二人だけでベルリンにも。
私の場合はこの作品のように光り輝くキラキラした日々ではないんですけどね、、、、ベニスは私の滞在期間だけ土砂降りからの膝付近までの洪水、ベルリンも私の滞在期間だけ雨、、、、因みに前回の帰国時にも知床旅行土砂降り、ディズニーシー土砂降り、、、、大昔でいうとフロリダも寒波、、、、、

そう、突然我慢をやめて好きにやり始めた今の私は登場人物たちに共感できちゃったんですよねー。少し前だったら、行動に移せない自分を惨めに感じたり、動きを見せた架空の人物たちに嫉妬したりしてたかも。
ベニスに到着して運河で水上バスに乗った時、大袈裟にも「私、この日のために頑張ってきた」って思いました。そしてどうして今まで諦めてきていたかなーと後悔しました。そんな自分の思いと登場人物たちのこのホリデーでの心情の変化が重なり合ったのでした。

仕方ないと思っている事も本当に仕方ない事ではないかもしれない。
我慢している事もそんな我慢は本来必要ではないかもしれない。
考え方見方を変える事で自分も周りも変わり、物事が上手く進んでいくかもしれない。
そんなメッセージが込められていました。

8 out of 10

 
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The Host

2016年04月09日 | 映画
一世を風靡した「トワイライト」の作者のSF小説を映画化したものです。
評判は悪かったようですが、私は普通に楽しめました。
設定も展開もベタだし、何かと中途半端なわりには途中ダラダラしたところもあったりと評判が悪くても仕方ないのですが、キャストもいい感じだし、なにより主役のシアーシャ・ローナンが複雑な人物を上手に演じていました。

悪者ヅラのこの男の子が今後ずっとやな奴役専門かと思っていたのに、この作品では感じのいい子役で良かった。
3 out of 5

録画作品が多くて急いで消化しています。しばらく映画記事が続く予定。
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Sunshine on Leith

2016年04月08日 | 映画
アフガニスタンから帰還した2人の青年たちと周りの人々の物語。
美しいエディンバラを舞台にしたよくある日常を切り取った地味な地味な話なのになぜかミュージカルドラマ。
何がどうというのでもないけれど、好きな作品でした。
キャストがとっても良い!
ムスッとした哀愁漂う役の多いピーター・ムランが愛の歌を踊りながら歌ったり、ギャング役の多いイアン・フレミングがにこやかに歌い踊り回る。

最近活躍のめざましいジョージ・マッケイも遜色のないスコットランドアクセントで存在感バッチリ。
女性陣もみんな感じよくてキュート。歌唱力もしっかりしています。
そうそう、音楽もわかりやすくキャッチー。

4.5 out of 5

ほのぼのとして疲れた週末に心が癒されました。
特に最後は元気になる曲で青空の下みんなにこやかに歌いながら終わるので、気分の下がっている時にオススメ。
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Twelfth Night

2016年04月07日 | 洋書
シェイクスピアの本を英語で読もうなんて全くもって思っていなかったのですが、Kindleで本も音源も無料となっていたので飛びついてしまいました。
無理だって、ほら!と自分に向かって心の中で叫びました。
一応最後まで聴き続けましたが、もうね、なんのこっちゃ⁉って感じです。
そのうち絶対日本語で読みます。

Audioは舞台を見に行っている感じでとても良かったですよ。素敵な音楽や歌が入っています。
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The Lady in the Van

2016年04月05日 | 洋書
映画 「The History Boys」が大好きなので、Alan Bennett はずっと気になっている作家でしたが 、絶対難しく手に負えないと確信していたので読んだ事がありませんでした。
しかし、この作品はコメディ映画にもなっているので読みやすいのではと思い、意を決して安くなったKindle版を買いました。本当は紙の本を買おうとずっとAmazonのカートに入れていたのですが、Kindleにして良かったです。なぜなら、、、、やっぱり予想通り英語が難しい!
語彙もとことん調べなくてはならなかったし、普通の文も何を書いてあるのかわからない部分が多々ありました。でもそこは平気でスルーできる私です。

作者アランの前庭になぜか住みついたエキセントリックな老婦人についてのお話ですが、本当にマギー・スミス以外の誰が演れるの?って感じにイメージぴったりでした。
映画化は最近ですが、最初はラジオドラマ、それから舞台になったのは結構昔です。その時も両方マギー・スミスがこの役だったのだそうです。そしてアラン本人が本人役だったそうですよ。



前にも書いたのですが、マギー・スミスってずっとおばあさんなんですよね。なんかおばあさんじゃない彼女の想像がつかないくらいずっと昔からおばあさんなんです。バカな事言ってますが、ある日、どこかのギャラリーで彼女の若い頃の写真が飾られているのを見て息が止まりそうになりました。これホント。
なんにしろ映画を見るのが楽しみです。



本の評価は 3 out of 5
日記のようなもので、特にコメディタッチだったり、プレイ用に面白く書かれているわけではないので、ちょっと期待とちがっていました。
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チャンネルはそのまま

2016年04月04日 | 和書
「動物のお医者さん」や「おたんこナース」で人気の佐々木倫子のコミックです。
「おバカ枠」で北海道のテレビ局に入った新人記者の奮闘物語。
なんだかよくある話ですがすっごく面白かったです。
真面目な堅物だけれど無意識に「出来ない人」の面倒をみてしまう同期の子は会社の人に「プチプチ」というあだ名をつけられているのですが、その由来はなんとこれ。

しかもこれ通称かと思ってたら本当の名前らしいですね。
でもそのネーミングがなんだか味があっていいんですよ、彼のキャラに合っているというか。
で、周りの人々の支えと持ち前の運の強さで主人公が大活躍する話です。
テレビ局は大泉洋が出演していた「水曜どうでしょう?」などで有名なHTBというローカル局が元の舞台となっている感じです。昔はヤスケン(今や立派な俳優におなりになって、、、な安田顕)がonちゃんという着ぐるみに入って活動していたのですが、コミックにもそれっぽい着ぐるみが登場します。
それにどっしりした存在で登場はするけれど、その昔「おバカ枠」で入ったのでは?と疑われているディレクター小倉さんは明らかに「どうでしょう?」の藤村君!
道産子ならではの楽しみ方をしましたが、それを抜きにしても面白いと思いますよ。


今日の日記:

え?それって一般的な呼び名?と思った言葉といえば、会社で「hinajiroさん、これパウチして」と印刷物を渡されました。
パウチって何?
ラミネートして、って事だったんですけど、日本ではパウチするって言う方が多いんでしょうかね?
その他にも知らない日本語イッパイデース
中でも若者用語なのか業界用語なのかなんだか聞けないものがイッパイデース(笑)
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お迎えです。

2016年04月03日 | 和書
今度ドラマ化されるという宣伝を目にしました。
ghost whisperer など、幽霊に手を貸す話(雑なカテゴライズ?)が結構好きなので、原作コミックを読みました。
感想は、正直絵が雑だし、コマの進み方も雑な感じで、あんまり良い作品だとは思えないかな。
1巻読んだだけでどっと疲れました。
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