平成22年12月1日(水)
ちょっと遠出して、磐梯山に行こう。
調べてみると1番登りの楽な所は、磐梯山ゴールドラインの八方台からのルート。
残念、こちらは既に冬季通行止めになっており入れない。
次は、猪苗代リゾートスキー場のゴンドラを利用して登るルート。
残念、こちらも通常運行は終了し、冬のスキーのためにメンテナンス中で利用できない。
このルート、ゴンドラを利用しないとなると頂上までに一気登りできつそう。でも、積雪はないかも。
その他、裏磐梯スキー場からのルートは、コースタイムではスキー場リフト終点から2時間半。
まだ、リフト運行はしていないので下から登ることになるが、ここが楽なルートかな。
磐梯山の北斜面になるから少々の積雪はあるだろうがここから登ろう。
ゆっくり出てもいいかな。
こんな感じで裏磐梯から磐梯山を目指すこととした。
高速道路郡山ジャンクションから磐越自動車道路を西に向かう。
道路情報では猪苗代磐梯高原~磐梯河東で雨・走行注意となっている。
雨?????
トンネルと過ぎて猪苗代ICで降りる。
磐梯山の頂上には雲がかかっている。
天気予報では晴れのち曇り、心配ないさ。
裏磐梯に入るが天気は優れない。
桧原湖から裏磐梯スキー場に入ったとたん、まったく除雪のされていない山道。
わだちはあるものの通行量は極めて少ない。
先日、新しいスタッドレスタイヤに替えたし、大丈夫だろう。
リフト下の建物が見えてきたところで登れなくなってしまった。
う~ん、ちょっと戻って下から勢いをつけて一気に登ろう。
2度3度繰り返すが、やはり上がれない。
仕方ない、タイヤチェーンを装着するか。
ところが、1年365日積んでいるはずのタイヤチェーンが無い!
え~?
諦めて、少々下に戻って路肩に駐車した。
(1台のジムニーが苦も無く上がって行った。やっぱり4駆は違うな。)
さい先悪いな。時間は8時17分。のんびりし過ぎだ。
スキー場からゲレンデを登る。もちろん圧雪などされていない。
リフト終点のすぐ下は少々傾斜が急で、東にまわって登る。
よし、順調だ。
ここが登山入口。
右に左(銅沼)に高原の湖沼を見ながら進む。
銅沼。
銅沼を過ぎると少し急な登り。
ズボズボ重い湿雪。
30cm程度か。
平らになって再び急登。
雪の中で沢音が聞こえる。
ガスの中、中ノ湯の小屋(使われていない?)が見えてきた。
ぼんやりと建物が見える。
八方台からの登山道に合流。
もちろん、トレースはない。
さあ、すこし遅れているがここから頑張らなくては・・・・・。
弘法清水小屋まで1.6km。コースタイムで1時間。
ややきつい登りが続く。
北側は、噴火口の縁だがガスでまったく見えない。
登りきると1550m地点を巻くトラバース道となる。
ここで、道標を見てあぜんとした。
弘法清水小屋まで1.1kmの表示。
えっ、たったの0.5kmしか進んでないの?
もうずいぶん歩いているのに。
脚は重く、気力は萎えた。
でも、トラバース道に入る。雪の重さは変わらず、ズボズボだ。
時間は既に11時11分。
ここから山頂まではこのペースでいくと1時間以上かかるのは間違いない。
通常、山頂到着は正午までと決めている。
単独で行動している以上、ヘッドライトは持っていても遅い下山は避けるべきだ。
今日はNHKの朝ドラ「鉄板」を見ていない。
BS・NHKでPM7時30分より再放送があるので、それまでには東京に戻らねば・・・・?
天気は悪いし(時々、雨粒)脚が重い。
脚が重い。
脚が重い。
考えはとうに決まっていた。
撤退だ。もう、ギブアップ。
ああ、くそっ! 「磐梯山、敗退」だ。
下りの足取りも厳しい。
なんと太ももの上、大腿4頭筋がぴくぴくいって攣りそう。
普段の山歩きではずぼっと沈んだ足を引き揚げて進む動作などない。
この足の引き上げが相当、筋肉に疲れを生じさせたのか、はたまた運動不足なのか。
とにかく、下山を決めて良かった。
この向こうは噴火壁。でもなんにも見えやしない。
下山を決めるとこれも良くあることで、天気が回復して、一瞬でも青空が見えたりする。
だいぶ下ってから、ちらっと噴火壁が見える。
そして、銅沼。
でも、今日はもういい。
早く下ろう。
岩に座ってアンパンをほうばる。
ああ、くやしい。
誰もいないゲレンデを一気に下る。
ゲレンデの向こうには桧原湖が見えた。
帰りの高速インター手前から見えた磐梯山。
行けなかった磐梯山・・・・・。
磐梯山・・・・・・敗退。
ああ、残念だった。
太もも筋力をアップしなくては。
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