平成24年1月18日(水)
前夜、新宿発の夜行バスに乗り、早朝6時30分に四国・徳島に到着。
スタッドレスタイヤ付のレンタカーを手配済みであったが開店は午前8時。
もう少し早くから営業してくれればよいのに・・・・とぼやきながら朝食を食べ公園をうろつく。
レンタカーを借りると徳島自動車道を西に走り、美馬ICから剣山登山口の見ノ 越に向かう。
途中から積雪があり、軽自動車のスタッドレスで心配しながら雪道を進む。
自分の車であればスタッドレスにタイヤチェーン・スコップなど積んであるので安心であるが
ここ四国は自分にとって初めての異国の地。弱気になると言うものだ。

見ノ越に近づくころ「おお、あれが剣山か!」と思ってパチリ1枚。
しかし、実際にはあのとんがり山は次郎笈であった。

無事、見ノ越に到着。ここまで車であがれればあとは楽なコースのはず。
登山開始時間が11時04分と遅いが今日の天気であれば問題ないだろう。

登山道は鳥居をくぐって登り始める。
剣山は信仰の山である。
「四国剣山顕彰学会本部」との看板がかかっているが、これはお社なのか?

登山道にはたっぷりの積雪があるが、しっかりと踏まれており問題なし。
登山リフトの 下、トンネルをくぐって本格的な登り。

と、思ってから間もなく上方向に登山リフトの終点、西島駅が見えてきた。

ここで先行者2名とお会いする。
で、私は転ばぬ先の杖・・・・ということで恥ずかしげもなくさっさとアイゼンを装着。
高齢者ですから?勘弁下さいな。

とことこ進んでいくと「刀掛けの松」到着。
ここで先行する2名の先を行かせていただく。
この先にはまだ1人先行者の足跡が続いている。
靴の大きさ・歩幅から女性ではないかと想像する。
この単独先行者は、剣山から次郎笈に縦走していったようだ。
頼もしい女性だ・・・・きっと。

登山道で吹きさらしになってトレースが消えているようなところも先行者のトレースで
迷うようなことはない。

あっけないぐらいで背面に岩を従えた剣山本宮到着。
ぶら下がっている温度計はマイナス2度。
暖かく感ずるぐらいだ。
本宮の左を山頂に向かう。

本宮を抜けると、正直にいって「なんか興ざめ。雰囲気が良くない。」という印象だった。
アンテナとかフェンスとか・・・・。
必要なものであろうがなんとかならないのか?

木道に導かれて山頂到着。
展望は良いもの遠くの山々はまったく知らない。

しめ縄をぐるっと巻いてある、まるで土俵のようなところが山頂なのかな?
ここで山頂のパチリ1枚。

西に向かう縦走路の先には次郎笈。
標高こそ剣山より少し低いが、見栄えが良い。

木道脇のベンチでお昼。
寒くもなく、そしておにぎりは固くなっておらず美味しくいただいた。
おにぎりの向こうにあるのはスノーシュー。
使用せずただのお荷物だった。
後続の2名に山頂をゆずり、下山することに。
明日は石鎚山を予定しており、伊予西条に移動しなければならず、そうそうのんびりできない。

「本宮」と「剣山山頂のやど 」の間の雪の積もった急な階段を降りて往路を戻る。

登りもあっけなかったが、もちろん下りもあっけなく西島に到着。

西島から見ノ越まですぐであろう。

と、途中で鹿と出くわす。
こちらの様子を探ってから軽やかに斜面をあがって行った。
あの力が欲しい・・・・。

ほどなく見ノ越が見えてきた。

駐車場は閑散としており、営業している店舗は皆無。
登山リフトが動くようになればここも賑わうのだろう。

今度は左:剣山、右奥:次郎笈と認識できた。

最後に剣山のアップ。
頂上には山頂ヒュッテがはっきりと見える。
四国の方には申し訳ないが、ちょっと残念な山であった。
■今回のコースタイムです。
11:06 見ノ越駐車場出発
11:59 西島駅
12:47 剣山本宮
12:55 剣山山頂
13:33 西島
14:02 見ノ越駐車場帰着
日本百名山 第67座 四国・剣山 終わりました。
次は、四国・石鎚山です。
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