平成26年10月10日(金)
いよいよ縦走の最終日。
今日は、大キレットを越えて北穂高岳に登り、涸沢から上高地へ下山予定。
昨夜は、風が唸り天気が心配でした。
夜明けとともに徐々にガスが薄くなってきました。
東側はガスがまったくありません。
よし、行こう。
ひときわ目立つ常念岳。
目指す北穂高の山頂にはまだガスが掛かっています。
富士山です!
今日は良い天気になるぞ。
朝焼けの北穂高岳。
大キレットに向かって一気に下ります。
下ってきた南岳方面を振り返る。
なだらかな山頂とはえらい違いです。
長谷川ピークは特に緊張しました。
写真を撮るなどの余裕はありませんでした。
笠ヶ岳。 飛騨側のガスはすっかり無くなっていました。
A沢のコル到着。
飛騨泣きを通過。一番右が北穂の山頂です。
振り返ると再び槍ヶ岳が顔を見せました。
北穂の最後の登り。
落石を起こさぬよう気をつけて・・・・。
山頂に小屋が見えます。
ひょっこり飛び出した北穂高小屋。
このテラスからは素晴らしい展望。
手前から南岳~中岳~大喰岳~槍ヶ岳の大展望です。
ガスが湧いていたり雪が付いていれば迫力の景色になります。
かたや小屋のそばでは4羽の雷鳥が・・・・・のどかな風景。
小屋のすぐ裏が北峰の山頂。
今回の縦走のフィナーレも最高の展望に恵まれました。
山頂からの展望です。 ↓
今日は、上高地4時15分発のさわやか信州号を予約しておりいつまでも
のんびりしていることはできません。涸沢を目指して下山を開始します。
稜線から涸沢岳と南稜(下山路)の分岐点。
最後の下りです。まだ気を抜けません。
途中、ヘリコプターによる遭難者の救助活動がありました。
遭難者の方は残念な結果になってしまったようです。
一般道とはいえ、ちょっと蹴つまづいたり滑ったりすれば命にもかかわります。
この梯子場を下ったところで転落したようでした。
楽しいはずの山なのに・・・・・。
いつも以上に気をつけて下り涸沢に到着。
涸沢小屋のテラスからの展望はまるで異国のよう。
日本のアルプスも素晴らしい。
もう、紅葉の季節は終わり。
それでもここが紅葉したら見事であろうことが想像でも判ります。
涸沢沿いに横尾に向かって下ります。
屏風岩方面も紅葉の盛りは凄いんだろうな。
本谷橋~横尾の吊橋と渡る。
奥上高地自然探勝路をバスの時刻を気にしながら急ぎます。
前穂高の眺め。
明神館前。このあたりは一般の観光客の方も大勢います。
やっと人里に下りてきた感じ。
無事に上高地に帰着。
3日間に渡る縦走でしたがお天気に恵まれ、計画通りに槍を中心に回ってきました。
大満足の山行でした。
■今回のコースタイムです。
10月8日
05:00 一ノ沢登山口
06:05 王滝ベンチ
08:12 最終水場
09:06 常念小屋
10:19 常念岳
11:14 常念小屋
14:30 大天荘
14:42 大天井岳
14:58 大天荘
15:38 大天井ヒュッテ
10月9日
05:23 大天井ヒュッテ
06:50 赤岩岳
07:41 ヒュッテ西岳
08:32 水俣乗越
10:15 ヒュッテ大槍
11:16 槍ヶ岳山荘
11:45 槍ヶ岳
12:16 槍ヶ岳山荘
12:25 飛騨乗越
12:47 大喰岳
13:23 中岳
14:38 南岳
14:45 南岳小屋
10月10日
05:44 南岳小屋
06:49 長谷川ピーク
08:15 北穂高小屋
08:33 北穂高岳北峰
10:38 涸沢小屋
12:01 本谷橋
12:50 横尾山荘
13:31 新村橋
13:42 徳澤園
14:24 明神 (明神館)
15:07 河童橋
■今回のルートです。
クリックすると詳細ページに移ります。 ↓
北アルプス 槍を目指してぐるっと縦走 終わりました。
次はどこへ行こうかな。
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