平成27年9月24日(木)
快適なツェルト泊でした。
天候が穏やかで温かく眠ることができました。
昨日仕込んだ燃料のおかげでしょうか。
暗いうちに起床。
朝ごはんをしっかり食べて出発です。
笊ヶ岳アタックのためサブザックに少量の荷物を埋め込み出発。
富士山のシルエットが美しい。
段々、陽が昇ってきます。
ザックは軽く身軽なはずなのに足取りはさほど変わらないか。
うおっ!赤石岳???
振り返ると宿泊地の布引山がばっちり。
もうすぐ、笊ヶ岳の山頂到着です。
山頂に飛び出すとびっくり。
先客が1名いるではありませんか。
若者でこの時間にどこから登ってきたのだろうかと思いました。
雲海に浮かぶ山々を説明いただきました。
小笊の向こうにドーンと富士山。
この景色を期待してきました。
苦しかった登りですが報われました。
墨絵のように雲海に浮かぶ山々。
ゆっくりとこの景色を堪能したいところですが、午後から天気が崩れそう。
広河原の渡渉や雨で崩れやすくなっている崩壊地のトラバースが気になります。
笊ヶ岳山頂は、タッチ&ゴーの感じでしたが満足感はしっかりと刻まれました。
布引山へ戻ります。
稜線上、東側に時々姿を見せる富士山。
振り返る。笊ヶ岳と小笊かな。
鞍部を目指して下り。
これからが紅葉の始まりになるのでしょう。
下り着いたところが最低鞍部。
ここから登り返しとなります。
マイホームに帰着。
ツェルトを撤収し、水の重量で少なくとも2kg以上は軽く
なったはずのザックを背負い、長~~い下りに向かいます。
ガレ場の淵まではこんな感じ。
ガレ場上部からの眺めがまた素晴らしい。
上河内岳~聖岳~赤石岳。
青薙山~稲又山方面。
動画です。 ↓
少し先に下ると ↓
富士山の見納め。
ガレ場の淵には季節外れの花。
こんな感じの尾根道をひたすら下る。
膝ががくがくでいうことを聞かない。
まあ、登りに比べればまだましか。
心配していた渡渉と崩壊地のトラバースを終えてホッとしました。
しかし、この先のトラバース道では足がよろける事2回。
足がついてこなかった為ですが、うっかり谷側に転がったら ・・・。
林道まで降りて、ここから先は大丈夫。
ちょうど雨がぽつぽつ始まるころ、トンネルをくぐれば間もなく老平。
駐車場には帰りを待ってくれたN-BOXがぽつんと1台。
登りも下りもズタボロでしたが、終わってみれば素晴らしい山行となりました。
今回のルートです。 ↓
(奥沢谷では谷が深く大きくログが乱れています。)
山中泊の登山、天気が良ければ(雨が降らなければ)最高です。
さて、次はどこに行こうかな。