アエネアスは、心中に渦巻く苦衷に耐えていた。用件を終えたアエネアスは、オロンテスをその場にとどめて、浜頭の小屋を辞した。
太陽は、中天を大きく過ぎていたが、夕陽となるには、まだ間がある。彼は、浜際の林の中に設けた作戦のための集合地に足を向けた。彼の決断が強さを増していく。『これで軍事に専念できる。負けてはいかん。しかし、生き残るには、敵を全滅させねばならない。一人たりとも生き残さないことだ。』 と足の運びの速度を速めた。その歩調に合わせて、心の中の刃は、研ぎ澄まされていった。
『おうっ!諸君、ご苦労!』
彼らは、真剣な目つきで、はるかの海上の一点を見ている。そこには、一艘の漁船が釣り糸をたれている風景があった。
『パリヌルス、第一報はまだか。』
『まだです。私の考えでは、第一報の届く時点は、ここから見た太陽の高さが、あの高さに来たときだと思っています。』 と、林の中を横切っている一本の木の枝を手で指し示した。
太陽は、中天を大きく過ぎていたが、夕陽となるには、まだ間がある。彼は、浜際の林の中に設けた作戦のための集合地に足を向けた。彼の決断が強さを増していく。『これで軍事に専念できる。負けてはいかん。しかし、生き残るには、敵を全滅させねばならない。一人たりとも生き残さないことだ。』 と足の運びの速度を速めた。その歩調に合わせて、心の中の刃は、研ぎ澄まされていった。
『おうっ!諸君、ご苦労!』
彼らは、真剣な目つきで、はるかの海上の一点を見ている。そこには、一艘の漁船が釣り糸をたれている風景があった。
『パリヌルス、第一報はまだか。』
『まだです。私の考えでは、第一報の届く時点は、ここから見た太陽の高さが、あの高さに来たときだと思っています。』 と、林の中を横切っている一本の木の枝を手で指し示した。
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