『ねえ~、貴方、どうしていらっしゃるの。私、貴方に抱かれたい。貴方と私の愛し子、アスカニウスはどうしていますか。ね~え、聞いて私の声を、、、。貴方は、広い太洋を渡り、最後にたどり着くのはトロイを遠く離れた西の国ヘスペリア(イタリアのこと)です。そこにたどり着く苦労を避けることはできません。そこは大地を耕す人のいる豊かな国です。大きな河が流れています。貴方は、そこに一国を建設します。貴方は、私に代わる王妃を得ます。アスカニウスをつれて、そこへ向かって、、、、。貴方の大切な使命は、苦難ののち、必ず叶います』
『クレウーサっ!』 彼は、霧の彼方へ消え去ろうとしている彼女を大声で呼んだ。
『統領っ!』 これは夢の中の声ではなかった。
彼の耳元で声がする。目を開けたアエネアスは、アレテスとギアスの顔を目の前に見た。
『統領、大きな声を出されましたが』
アレテスは、心配そうにアエネアスに声をかけた。
『う~ん、夢だった。訪問者があった。ヘクトルが来て、クレウーサが来た。二人とも何かを言って霧の中に消えた。夜明けはまだだな、二人とも休んでくれ。大きな声を出して起こしてしまったな。すまなかった』
彼は手短かに謝った。身体全体が汗でぐっしょりであった。股間に異変を感じたアエネアスは手を伸ばした。そこはぬめった液体でぬれていた。
『クレウーサっ!』 彼は、霧の彼方へ消え去ろうとしている彼女を大声で呼んだ。
『統領っ!』 これは夢の中の声ではなかった。
彼の耳元で声がする。目を開けたアエネアスは、アレテスとギアスの顔を目の前に見た。
『統領、大きな声を出されましたが』
アレテスは、心配そうにアエネアスに声をかけた。
『う~ん、夢だった。訪問者があった。ヘクトルが来て、クレウーサが来た。二人とも何かを言って霧の中に消えた。夜明けはまだだな、二人とも休んでくれ。大きな声を出して起こしてしまったな。すまなかった』
彼は手短かに謝った。身体全体が汗でぐっしょりであった。股間に異変を感じたアエネアスは手を伸ばした。そこはぬめった液体でぬれていた。
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