ぺリオスが執務室から戻る、姿勢を改める、口を開く。
『アエネアス統領殿、城壁構築建設工事、そして、港湾の作業工事に300人に及ぶ人数の作業員を派遣してくれた。ありがとう!心から感謝している。港湾工事が完工し、城壁構築建設工事も作業がはかどり工事の遅れも取り戻した。これは、君と船団の者ら一同の協力があったればこそと感謝の念でいっぱいである。ありがとう!これは些少であるが受け取ってもらいたい』
ぺリオスが持参した二つの革袋をアエネアスに手渡す。
渡された二つの革袋は、大きさもありズッシリと重い。
『ぺリオス領主殿、これは受け取るわけにはいかん!』
『この俺の事業に力を貸してくれたことを考えれば、到底それに及ばない些少の額だ!遠慮することなく受け取ってくれ』
『断るわけにはいかないのか』と言って、アエネアスはイリオネスと目を合わせる、イリオネスの目は『断ることはない!』と告げている、アエネアスは、イリオネスの意に従う。
『ぺリオス領主殿、では、言われるままにありがたく頂戴する。ありがとう』
アエネアスとぺリオスが手を握り合う、二人のやりとりが終わる。
続いて、ぺリオスがイリオネスと顔を合わせる。
『イリオネス軍団長殿、このたびは、当方が進める各工事に多大なる協力をしてくれた。私をはじめ関係者一同、感動の極みであった、厚く礼を言う。ありがとう!言葉だけだが心から礼を言う。ありがたかった!』と述べて手をさしだす、その手をシッカリ握るイリオネス。
『ぺリオス領主殿、ありがたい言葉です。ぺリオス領主殿の役にたったことを喜んでいます』
礼を交わし終えた四人が夕食のテーブルを囲む、話のタネが多い、工事ことなど語りつくせない、深更に到って四人だ囲んだ食事を終える、アエネアスとイリオネスはぺリオスの館で一夜を過ごした。
朝が明ける、ぺリオス、アエネアス、イリオネスの三人が朝の挨拶を交わす、館の池で水浴をすませる、アエネアスとぺリオスが今日の予定を打ち合わせる、アエネアスがイリオネスに今日の予定を伝える。
アンドロマケも同席して朝食を済ませる、イリオネスが停留の浜に戻って行く。
ぺリオスがアエネアスに声をかける。
『おう、アエネアス、先日だがアポロンの神殿で今月の祭祀を行った。その時にお前の航海の神託を受けた。今日は、それについて話しておく!いいかな』
『おう、そこまで気を使ってくれたのか、ありがとう。聞かせてくれ』
ぺリオスが傍らのアンドロマケの顔を見る。
『おう、アンドロマケ、お前、何か話すことがあるかな?』
『私の話は、あなたの話が終わったあとでいいわ』
『そうか、解った』と答える。
アエネアスと目を合わせる、目に穴を穿つような鋭い視線である。
ぺリオスが話し始めた。
『アエネアス統領殿、城壁構築建設工事、そして、港湾の作業工事に300人に及ぶ人数の作業員を派遣してくれた。ありがとう!心から感謝している。港湾工事が完工し、城壁構築建設工事も作業がはかどり工事の遅れも取り戻した。これは、君と船団の者ら一同の協力があったればこそと感謝の念でいっぱいである。ありがとう!これは些少であるが受け取ってもらいたい』
ぺリオスが持参した二つの革袋をアエネアスに手渡す。
渡された二つの革袋は、大きさもありズッシリと重い。
『ぺリオス領主殿、これは受け取るわけにはいかん!』
『この俺の事業に力を貸してくれたことを考えれば、到底それに及ばない些少の額だ!遠慮することなく受け取ってくれ』
『断るわけにはいかないのか』と言って、アエネアスはイリオネスと目を合わせる、イリオネスの目は『断ることはない!』と告げている、アエネアスは、イリオネスの意に従う。
『ぺリオス領主殿、では、言われるままにありがたく頂戴する。ありがとう』
アエネアスとぺリオスが手を握り合う、二人のやりとりが終わる。
続いて、ぺリオスがイリオネスと顔を合わせる。
『イリオネス軍団長殿、このたびは、当方が進める各工事に多大なる協力をしてくれた。私をはじめ関係者一同、感動の極みであった、厚く礼を言う。ありがとう!言葉だけだが心から礼を言う。ありがたかった!』と述べて手をさしだす、その手をシッカリ握るイリオネス。
『ぺリオス領主殿、ありがたい言葉です。ぺリオス領主殿の役にたったことを喜んでいます』
礼を交わし終えた四人が夕食のテーブルを囲む、話のタネが多い、工事ことなど語りつくせない、深更に到って四人だ囲んだ食事を終える、アエネアスとイリオネスはぺリオスの館で一夜を過ごした。
朝が明ける、ぺリオス、アエネアス、イリオネスの三人が朝の挨拶を交わす、館の池で水浴をすませる、アエネアスとぺリオスが今日の予定を打ち合わせる、アエネアスがイリオネスに今日の予定を伝える。
アンドロマケも同席して朝食を済ませる、イリオネスが停留の浜に戻って行く。
ぺリオスがアエネアスに声をかける。
『おう、アエネアス、先日だがアポロンの神殿で今月の祭祀を行った。その時にお前の航海の神託を受けた。今日は、それについて話しておく!いいかな』
『おう、そこまで気を使ってくれたのか、ありがとう。聞かせてくれ』
ぺリオスが傍らのアンドロマケの顔を見る。
『おう、アンドロマケ、お前、何か話すことがあるかな?』
『私の話は、あなたの話が終わったあとでいいわ』
『そうか、解った』と答える。
アエネアスと目を合わせる、目に穴を穿つような鋭い視線である。
ぺリオスが話し始めた。
