つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

ホワイトハウス・ダウン

2013-09-09 10:30:27 | 映画

2013年9月6日(金)

監督:ローランド・エメリッヒ

出演:チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス、ジョーイ・キング

 

あまり期待していなかったのですが、面白かったです。

75点。

ド派手なアクションシーンや分かりやすいテーマ(アメリカの正義とか、親子関係の再生とか)を描かせたらやはりハリウッド映画はピカイチだと思います。

対照的に、登場人物のしみじみとした心理描写、内面の深い葛藤を描かせたら、最近の日本映画は世界水準になっているのではないかと。

狩猟民族と農耕民族の違いでしょうか。

チャニング・テイタムとジェイミー・フォックスの掛け合いと、端々に挿入されるアメリカン・ジョーク(?)はローランド・エメリッヒの真骨頂ですな。

笑わせて貰いました。

「世界平和」とは「中東情勢」とか「クーデター」とか大風呂敷なテーマが盛りだくさんですが、物語の竜骨は「親子関係の再生」です。

チャニング・テイタム演じる父親が忙しさにかまけて見に行けなかったジョーイ・キング演じる娘の学校行事の晴れ舞台「旗振り役」が、物語の重要なキーになってくるあたり、「上手いなぁ」と思ってしまいました。

 

ちなみに、物語のクライマックス、必死に大統領旗を振るジョーイ・キングを見て空爆部隊がホワイト・ハウスの空爆を断念するシーンで、かわぐちかいじさんの「沈黙の艦隊」の1シーンを思い出してしまったのは私だけでしょうか。