2014年5月18日(日)
監督:ロブ・シルベストリ
出演:ジョン・カビラ、比嘉久美子、神代知衣
下のチビ(年長組)と一緒に見ました。
もうすぐ50歳なのに、「きかんしゃトーマス」の映画レビューをブログに書いてる俺って、もしかして、ちょっと危ないんじゃないだろうか?
ちなみに「トーマス」ってTV版も映画も昔はプラモデルみたいな模型使った実写だったのに数年前からCGになった。私的には実写版の方が好き。いや、なんというか、「トーマス」をCGで観せられても、「それが何か」って感じで・・・
あぁ、もう、俺の瞳は少年の輝きを失なっちまったんだなぁ。
ところで、昔から気になっているのだが、(TV版でも映画版でも)主人公のトーマスをはじめとして登場する機関車たちはみんな口を揃えて、
「役に立つ機関車にならなければいけない」
と言う。
「伝説の機関車ヒロ」だったかのエピソードで、
「役に立たない機関車はスクラップにされる」
というような表現もあって、ちょっと怖かったぞ。
強迫観念に取り憑かれたように
「役に立ちたい、役に立ちたい。」
と言う機関車たち。
「そんなことでは役に立つ機関車とはいえないぞ!」
と脅すトップハム・ハット卿。
まぁ、世界中の子供たちが喜んで観てるわけだから、極東の島国の一弁護士(49歳)がそれにケチつけるのもどうかと思うが、
「役に立つ」
って、そんなに重要なことか? いや、重要か。しかし、スクラップにされるかどうかという機関車の運命を左右するほどに重要か?
「人の役に立ちたい」っていう思いは大切だが、「役に立たないヤツは潰す」という価値基準はちょっとコワイ。トーマス・シリーズに流れている考え方はちょっと後者に偏っちゃってるような気がする。
さすが、資本主義発祥の国イギリスのお話。役立たずはゴミなんですな。
あ、ちなみに、映画館まで一緒に行った上のチビ(小6)は一人で別スクリーンの「ネイチャー」を観に行ってしまった(シネコンなので)。
・・・いいなぁ。
総括:役に立つ弁護士になりたい。