2014年6月13日(金)
監督:ダーレン・ロノフシキー
出演:ラックロウ、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン
神罰が下るかもしれないが正直に書く。
全然ダメ。
少なくとも今年見た映画の中では(洋画・邦画を通じて)最低。特撮凄くても、洪水シーンがリアルでも、聖書ネタでも、つまんないものはつまんないぞ。
こう見えても私、小学生の頃、母親だったか父親だったかに強制されて近所の教会の日曜学校で聖書の勉強とかをさせられていたことがあるので聖書の逸話についてはちょっとうるさいんだ。
登場人物の衣装一つとってもジーパンみたいなのがあったり、ジージャンみたいなのがあったり。雨の中を疾走する群衆の中にはレインコート着ている男までいた。
微妙に聖書の話からズレてるストーリー展開もあるが、それがなんのためなのか制作者の意図もさっぱり分からない。
始まって暫くは、
「ほうほう、ノアの箱船の舞台を太古のどこかの惑星に置き換えたわけだな。スター・ウォーズじゃな。」
とか思って観ていたが、どうやらそうでもないらしい。
というか、特撮の大洪水シーン。東日本大震災で津波被害に遭われた方々には見せられない。
「映画は常に万人が受け入れ可能なエンターテインメントでなければならない」とは思っちゃいないが、誰かの心の傷を深く抉(えぐ)るような作品、そしてその可能性があることに自分が気づいてしまった作品を、私はやはり評価できない。
東日本大震災で思い出したが、被災者の方々向けに(多くの弁護士や司法修習生たちが共同執筆して)作った情報冊子を、「自分の単独執筆出版物」のごとく表示して、某弁護士紹介サイトで「実績」として紹介しているどうしようもないヤツもいたな。(ある方からご指摘頂いてサイトを確認してびっくりした。)
自分の実績(?)を捏造してまで依頼者を増やしたいの?
総括:映画は10点。(どうしようもヤツは採点の価値なし)