第46回は檜原村。
「ひのはらむら」と読む。
「はらほろひれはれ」ではない。
行ってきたのは日本の滝100選にも選ばれている払沢の滝。
たまに「ふっさわのたき」と読む人がいるが、「ほっさわのたき」
滝の名は流れ落ちる滝の様(さま)が、僧侶が手に持っている払子(ほっす)に似ていることに由来する。
ちなみにこれが払子↓
(写真は仏壇屋滝田商店さんのHPから)
道路の凍結がちょっと心配だったけど、暖冬のお陰で問題なく払沢の滝駐車場に到着。
よく見ると道路脇に雪が残っとる!
駐車場の案内係のおじさんに聞くと、今年は3回、雪が降ったそうだ。
「でも、最近はあんまり雪も積もらないし、滝が氷結することも少なくなったなぁ」
とのこと。
このおじさん、私が滝を見て帰ってくるまで
「カッコいいバイクでイタズラされたら大変だから」
と駐車場の誘導の仕事のかたわら、私のボルティの横にずっと立っていてくださった。
いい人過ぎる!
目指す払沢の滝までは駐車場からてくてく歩いて15分くらい。
滝に向かう山道の入口にこんなお店が↓
なんだ?YMBCって?
YMCAなら知っとるが。
あぁ、YaMaBiCoね。
・・・って、わかりにくいわ!
やまびこ、もといYMBCの建物の壁面は、ちょっとムーミンの家を彷彿(ほうふつ)とさせるぞ↓
はい。気づいた方は観察力抜群ですね。
顔です↓
YMBCの少し先には「じゃがバーガー」のお店が。
んが、しかし。
残念なお知らせが↓
貼り紙の文字の色褪せ具合からすると体調崩されてずいぶん経つようにも見えるが、まだご無事なら早くよくなってください。
滝に向かう山道はこんな感じ。
勾配はそれほど急でもなく、小さな子ども連れの家族も歩いておる。
ただ、途中、柵がない場所もあって、その向こうは北秋川の支流セト沢に転がり落ちていくけっこう急な崖。
いや、危ないだろ、これ。
途中にある水神宮を過ぎてしばらく行くと
払沢の滝〜
滝壺には大蛇が住んでいるという。
「だいじゃ〜、どこじゃ〜?
おれじゃ〜!」
・・・呼んでみたが出てこなかった。
たぶん冬眠中なんだろう。
あるいは我輩のオヤジギャグに凍死したか。
払沢の滝はセト沢から北秋川に、北秋川は本宿(もとしゅく)あたりで南秋川と合流して秋川に。
秋川は以前、「あきる野市」編で行ったBBQ場のあるトコだ。
そして秋川は昭島市編で行った「くじら運動公園」の少し上流で多摩川に注ぎ込み東京湾に流れ込む。
東京湾の先はもちろん太平洋である。
滝を見ながら、中島みゆきさんの「小石のように」(1979年発表のアルバム「親愛なる者へ」に収録)を思い出した。
聞いたことのない方はYouTubeとかで検索してみてください。名曲です。
いろんなアーティストの方がカバーしているが、わたし的にはみゆきさんのオリジナルがいちばん好き。
「小石のように」を聞いたのは中学3年のときだったか。
思春期で反抗期真っ只中にいた自分への応援歌のような曲だった。
あれから40年。
何をやってもうまくいかず、嫌なことばかりで、何もかも投げ出して座り込みそうになるたび、みゆきさんの「小石のように」に励まされてここまでやって来た。
おまえ おまえ
海まで百里
座り込むには まだ早い
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