デッドニング後の静音効果を測定

　デッドニングを施したスペーシアBASEに乗って走ってみると、道路から拾う騒音（ロードノイズ）がやや減ったような気がします。

　今回のデッドニングは車中泊時の断熱を最優先にしましたが、断熱材は静音効果も多少あるはずです。
　そこで、スズキ自販のスタッフさんにお願いし、新車1ヶ月点検時に試乗車と比較させてもらいました。


　左がスズキ自販の試乗車でノーマル車です。右がデッドニングを施した私の車です。

　同じ公道を走行し比較してみると、確かにロードノイズが減ってることが確認できました。アクセルペダルを踏む右足に床から伝わる走行時の微振動も抑えられていることもハッキリとわかりました。

　客観的に調べてみようと、騒音値を計るSound Level というアプリをiPadにインストールし、試乗車との違いを測定してみました。

　まず、走行時のロードノイズから。

　　　左）試乗車の騒音測定値　　　　右）デッドニング済みの私の車
　なお、両車ともタイヤは同一タイヤで、同じ公道を同じ時速40kmほどで約500m走行してみた結果です。iPadを助手席に置き、マイクを進行方向に向けて測定。

　次に駐車中の雨音です。

　　　左）試乗車の騒音測定値　　　　右）デッドニング済みの私の車
　iPadを天井方向付近に両手で支えマイクを上に向け、やや強めの雨音を測定。


　モノタロウというサイトに載っていた騒音の目安を掲載しておきます。

　平均値、最大値、最小値ともにデッドニング効果が多少は出ています。
　高音域が低音気味に抑えられていることが自身の体感でもわかりました。

　なお、断熱効果の定量的な検証方法を検討中ですが、炎天下の駐車場に停め天井の内張りに触ってみると、温度上昇は以前のワゴンRよりも穏やかで、エアコンを作動させると冷房の効きがいいように感じました。

　今回のデッドニングを行った結果、少し困った現象が生じました。
　どうやら機密性が良くなった影響だと思います。ドアを閉める際に勢いよくバタンと閉めないと閉まりにくくなりました。窓を少し開けて閉めればデッドニング前と同じ力でドアが閉められるのですがね。（苦笑）