あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

霜降りて帰るしるべは隠されて  あきオジ

2010-11-19 20:23:21 | 日記
方百里雨雲よせぬぼたむ哉  蕪村

楠の根を静にぬらす時雨哉  蕪村

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今日は窓から富士山が見えないね。
そんな会話が続いたのですが
今日は
「富士山見た」
「きれいね」

そんな一日になりました。

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花飾り冬を迎える人があり  あきオジ

2010-11-19 20:06:13 | 日記
渓流に沿った道で見つけた茶店の花飾です。
日本人は本当に花が好きだし
飾り方さえも楽しんでいる。
そんなことを思います。

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浅ましや熟柿(じゅくし)をしやぶる体たらく  一茶

(一茶は54歳でこの句を作っている。相当にひどかったのでしょう。でも、これも一茶)

井戸にさえ錠をかかりし寒さ哉  一茶

(都市生活者の警戒性は江戸時代も同じだったのですね。)

角曲がる人影消えて秋の闇  あきオジ

2010-11-19 07:28:26 | 日記
ことしも暮れる火吹竹ふく  山頭火

(この「しみじみ」感がいいですね。このような風景を想像できるのは、どれくらいの年代まででしょうかね。)

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時間を考えたり、ふと過ぎた日々を思う瞬間ってありますね。それもいつも同じ状況であったりして、それが心を複雑にしていることなのですね。自分のことは自分でも分からないですね。自分が自分を知るための知的能力など僅かなものですね。多くは記憶の闇の中に無差別に押し込められているから、突然、はみ出して飛び出してくる。とくに、年をとると堅い扉もがたがきているので飛び出すのでしょうね。でも、最近は、「楽しい思い出が多くなりました。」ね。

蔦覆い人の気配もなかりけり  あきオジ

2010-11-19 07:16:16 | 日記
死のまえの木の葉そよぐなり  山頭火

月からひらり柿の葉  山頭火

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繰り返し山頭火の句を読んでいると、なんとなく山頭火が身近になってきます。全部まるごと興味を持てるようになりますね。
ありがたいことです。山頭火、そして一茶、短歌では方代さんが隣に座る人になりました。まだ、会話はありませんが、隣にいることに違和感がなくなってきました。こうして老後の友達ができていくような気がします。

そう思うと「一人の世界」も不安が薄らぎました。

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紅葉葉が落ちて人世にしがみつく  あきオジ

2010-11-19 07:10:28 | 日記
村々の寝ごころ更けぬ落し水  あきオジ

(「寝ごころ」とは、眠り心地のことなのでしょう。静けさと安心感が伝わりますね。)

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段々、一日一点 「写真」+「俳句」に近づいてきましたが
まだまだ、表現したいことがいっぱいで、厳選するところまでいきません。
新しい年になったら、それを始めたいですね。

でも、私はおしゃべりだし
表現したいことがいっぱいあるから
無理かな?

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