あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

熟し柿無作法でいいそれでいい  あきオジ

2009-11-19 20:07:53 | 日記
甲州市に出かけました。
ころ柿を楽しんできました。
(情報は「甲州市・ころ柿」検索で得られます。)
大いに満足しました。
もう一度出かけるつもりです。

懐かしいものに出会って
「また、きちゃいました」
そんな感じです。
人も疎ら、いい季節、いいとき、そんな感じかな。

帰り道
薄汚いといったら失礼だけれど
国道沿いの食堂で
「ほうとう鍋」を食べたら
ばあちゃんの味がして
妙に懐かしい。
うまいとか、そうではないとかの問題ではなく

具材はそのままで工夫はないし
ほうとうは熱くて口に入らないし
煮すぎでだけれど
妙に嬉しい気分になりました。
酸味の濃いたくあんが二切れ
ばあちゃんの味

地方の大衆食堂でむかしのままの丼でラーメンに出会う。
あの感じかな。

ばあちゃんがちょっとお茶を飲むと足してくれる。
ティッシュも準備してくれた。

そんなことがあって、気持ちよく
天気もよく
満足満足

帰りの電車
あまり乗っていない。
ボックス席を独占
足を延ばし

半分居眠り
ときどき万葉集

それでいいのだ。

柿を食う茶屋ゆらゆら紅葉散り  あきオジ

2009-11-19 05:54:42 | 日記
塩山の「ころ柿」
写真をいっぱい撮りましたので
アップします。

昨日は日差しもいっぱいで
ころ柿もまだ干し始め、生地の色が残っていました。
その微妙な色の違いが素敵ですね。

見る人にとって同じようでも
撮ったものには
それぞれの場所でのできごと
空気、匂いが詰まっているのです。

お付き合いください。

秋風に震え看板悲しけれ   あきオジ

2009-11-18 05:44:51 | 日記
青梅の自転車販売店の看板です。

映画の一シーンを利用した看板。
その意外性が楽しいし
笑える。

でも、そこで仕事しているおじさんたちは
昔のままの雰囲気を引きづっており

通りがかりの知り合いといつまでも
煙草を吸いながら話をしている。

それがいいかもしれません。
そんな雰囲気を感じていると
何か「大切なものを置き去りにしている」
そんな気がしてなりません。

ガーディニングの番組を見していると
その気になり

「小さな旅」を見ると出かけたくなり
「こんな素敵なニッポンが」を見ると
日本人って素敵だなと感動したり

忙しいのです。

・・・・・・・・・

正岡子規

正岡子規を取材したNHKの番組を見ました。
妹の「律」さんの介護の日々を検証する番組でした。
正岡子規の俳句の透明感は「奇跡」だと思いますが
激痛に苦しむ兄を支える妹の人生も壮絶だったのですね。

思えば宮沢賢治を支えたのは妹の「トシ」さんだったのですね。

丸メンコ指さしうなずく昭和の子   あきオジ

2009-11-18 05:30:50 | 日記
青梅の昭和レトロ館の展示物です。
映画の看板、駄菓子屋の再現
薬、駄菓子、風船、当時のミシンなどが展示されていました。
昭和が商品になっている不思議さがそこにはありました。

女性グループは
「あったあった」と声を掛け合い
はしゃいでいました。

レトロ館昭和は遠くなりにけり

そんな感じですね。
私には、何もかも小学生の時代でした。
昭和20年代は貧しさの時代ですね。

遊びといえば
おにごっこ、メンコ、釘さし、石けり
おはじき、お手玉、あやとり

ほとんど見たことありませんね。

そのころ
「早く独り立ちして親に楽をさせたい」が
誰もが考えることでしたね。
最近とはかなり違いますね。
そんなことを思い出しました。

青梅線終点。駅から10分ほどのところにあります。
赤塚不二雄記念館の並びです。

秋深しバス待つ人の野球帽   あきオジ

2009-11-17 06:24:06 | 日記
ここが青梅市の「猫の停留所」です。

全体はどんな感じなのかと
そんなことでアップしました。
こんな感じなのですが
地元の人はまったく無関心

ということで落書きもされず
持ち去りもなく
そこに静かにあります。

案内も説明もなく
その場にある。
その感じが好きですね。

・・・・・・・・・

今日の山頭火

波音のたえずしてふるさと遠し

秋風の水音の石をみがく


「キネマ」とは大げさじゃないか銀杏道  あきオジ

2009-11-17 06:02:28 | 日記
青梅市の「キネマ通り」の看板ですが
ご存じかもしれませんが青梅市には映画館がありません。
ですから、かつて「よき時代」の名残なのか
観光用に設置したのかわかりませんが
いまどき「キネマ通り」など
考えられないですね。

でも、これはこれ
話のタネに取りあげましょう。

もっと、軽やかにフットワークよく楽しみましょう。

待つ人もなき朝の銀杏かな  あきオジ

2009-11-16 06:31:55 | 日記
昭和記念公園の銀杏です。

三日前の銀杏ですが
もう、すっかり葉を落とした場所もあるのでしょうね。

この写真を見て
出かけた人がいるとすればがっかりするでしょうね。

昭和記念公園の銀杏も今週が最後
御嶽の銀杏も最後
これからは都心部の銀杏がきれいなのでしょうね。

紅葉は京都の仏閣との組み合わせ
そして、山や渓流との組み合わせがいいですね。

でも、最近は、そんな定番では満足できなくなってきました。
きっとそれ以上のことを求め
頑張るのがプロなのでしょうね。
そんなつもりのない私は
「この程度でいいや」
そんな感じです。

来年はどんな色合い、組み合わせを発見できるでしょうか。
楽しみが増えました。

それなりに放置自転車秋の中  あきオジ

2009-11-16 06:27:02 | 日記
昭和記念公園の駐輪場

ここにも秋ですね。
秋は、もの悲しいですが
年をとると日がすぎるのが早いですから
それなりの過ごし方を学ぶものです。
枯れ葉が散れば一年の終わり
木々は冬眠に入ります。

それはそれ
でも、色のない、そして、変化が見えない季節はさみしいですね。
今週中に、葉は全部落ちてしまうのですね。

でも、蝋梅の季節になり
桜を待つようになっているのです。

紅葉散り蹲の水零れおち    あきオジ

2009-11-15 05:10:36 | 日記
昭和記念公園の紅葉

紅葉を楽しみ
銀杏の色合いを楽しみ
あきの穏やかに気分を楽しんだら
一気に冬ですね。

暦のうえではすっかり冬
もう、クリスマス気分ですね。

となりのスーパーでは歳末商戦
お歳暮を山と積んでいます。
この不況の中
お歳暮という習慣も変わっていくのでしょうね。
20年先になると
「そんな習慣があったの?」という人も出て来るでしょうね。

クリスマスだって、バレンタインデイと同じような扱いですね。
それでいいのだと言いきれないけれど
時代は新しい形をとりこんで変化し続けるのですね。

「先生」と呼ぶ子抱きし銀杏かな   あきオジ

2009-11-15 04:46:32 | 日記
昭和記念公園の銀杏です。
雨が続きましたが、今日は晴れるようです。

13日の状況です。
雨模様の中、子どもたちが見学に来ていました。
「きれい」と歓声を上げていました。

でも、この輝きも今週で、一気に消えてしまいますね。
それなりに楽しませてもらいました。

ありがたいことです。

昭和記念公園の銀杏は
昭島ゲート周辺、そしてプールの西側の
が最後ですね。

それと、御嶽の玉堂美術館の銀杏も
この数日が最後です。

圧倒的な美しさで感動しました。
歩くとはこんなことなのですね。

プチ西行